ある日めんどりは思いました
どうしてわたし
歩いているのかなあって
ためしに羽ばたいてみたけれど
やっぱり重くて飛べなかった
もう何年経つかしら
最近は疲れちゃって
毎日卵は産めないわ
 ....
夢を、見ていた・・・

貴方が好きだと聞かせてくれた形に髪を結おうとする夢
けれど幾度と無く結っても解けてしまって形に成らない

――つまり、そういう事

私が彼に愛される事は無いのだと ....
風船を手放すように
詩は一人旅を始めます

心を込めて
願いを込めて
形を成した丸いかたまりは

風に揺れながら
雨に濡れながら
貴方の元へ泳いでいきます

昨日は赤い風船を飛ば ....
ある日

壁の向こうは不思議な国で、僕は確かここで生まれた。
真っすぐなものは何一つ無くて温い空気で生きている。
パパはこないだ死んでしまった。壁の向こうへ連れていかれて。
向こう側には僕ら ....
たくさんの人が祝ってくれるので
何かが始まったり
何かが終わったり
してしまうのかと身構えた
わたしは臆病なんだ
何も起こらないようなので拍子抜けだ

新聞紙がいくつも折り重なり
幾度 ....
白いチョークで
ポケットいっぱいの
言葉をおぼえた


おさない遊び
二本の線を引きながら
公園をよこぎって
道路をまたぐ
景色がだんだん小さくなる


電車のように
かたこ ....
 私は生きているらしかった
 時計が回るのをただじっと見つめて
 ご飯を食べるのも忘れ
 私は下校のチャイムが聞こえるのも忘れ
 泣いてばかりいた日々の中で
 鋭敏な空気の中に孤独を感じ ....
 数々の選択肢がまずまずの免罪符を呼び起こす
 あんたがアンチじゃマッチポンプすらも完封だ
 愛無き世界? 才無き瓦解?
 曖昧な解体じゃ毎回まいる結果散財

 もっか、啖呵切るは『良い』が ....
口移しで味わう毒薬は
最高の甘い蜜です
死は虚無ではなくて
現在ある心を
開放
するだけ

赤が弾けた口の中は
迸る憧れで充ちて
滲む視界の中で
ようやく捕らえたキミ
優しく私を ....
空の
高架下のピアノの下

ストレートの風が駆け上がる
シャツの中を駆け上がる

緑の思い葉が揺れながら海
夢見てる海

ピアノは相変わらず同じ曲しか



トラトトトン タ ....
なにげなく偶然に
となりどうしになった、名前
お互いブランコだなあって
思った、夜

こいでるスピードもたぶん違うし
わたしは何かとものを言いたがるから
足でとめて また土をける け ....
きのう ころんでないたこと 
もう わすれてしまってる
あんなにいたかったのに 
ひざすりむいたのに

ぼくらは 
つまづいたりころんだり
たちどまったり
ふりかえって もどっ ....
君の右眼は
スピードメーターになっていて
時速はいまや
300キロを超えようとしている

そんな夢を見て目覚める
とりわけ悲しい夢でもないが
涙を流す理由は充分に内包していると思う

 ....
死にたいって思うことは
悪いことじゃあないよ
ほんとに、ほんとにさ
つらいときはしょうがないんだ
そういうときは
誰かそばにいてくれるといいんだけど
なかなか、うまくいかないもので
 ....
携帯電話があるので
ぼくはいつでもきみと
繋がっている

きみを想うとき
携帯電話がなる

ひとりで寝付きの悪い夜

暑くて眠れない夜に
携帯電話がなる

想う暇なく
声をき ....
いつも
 笑っている
彼の

物憂げな

 横顔

  冷たい

雪の降る
 夜に

舞い降りた
 空気のように



流れて 
 溶けて ....
「新体操の3人組はケンタでお昼を食べてた」

君はあった事実を淡々と話したようだけど
君の顔が曇っていたように見えたのは
僕の思い込みだけが原因だろうか

新体操を選ばすに演劇を選んだ君
 ....
つまんねえ
つまんねえつまんねえ

モニター見た
煙に巻かれた
吐き出した
吐き出された
あんたのゲロまみれさ
あんたもゲロまみれさ
つかよ てかよ
不随意も輪廻だ
ゆってん ....
空調の音
 がやが やしている)
誰かの寝息
 がやが やしている)
肌擦りあう音
 がやが やしている)
光に塗られた影
 がやが やしている)

 耳鳴り )
 精神に 吹く風 ....
行き詰まったあなたは



歩きたいのに、道がないのですか



それとも



道があるのに、歩きたくないのですか



わたしは



そんなあなたの、道標 ....
工場から

つきでている煙突のむこう、晴れ

遊歩道のまばらな緑

もうちいさな虫たちの活発さを

しぜんにみつけられる

ジャムが空に流れ出す地熱のせいで

電車 ....
時間という単位も
人間が考えたものだから
流れてるような気がしてるだけで
それはお金のようなものではないのか

お金を借りたら少しだけ
時間ができたような気がして
貸してくれたその人と ....
彼方にいる、きみは
夜、
あらゆる
ことが
あるうちに、目は見ることを
やめて、

いま
きみがいるここで、失われたひとつの
もの、それを失ったのはふたり
だった、もういっぽう ....
「みんなですごした日々を 
 ずっと忘れずにいよう 」 
卒園式の子供等は 
体育館に大合唱を奏でる 

心を震わせ見守る 
若い母親達のすき間から 
カメラのレンズは 
{ルビ吾子= ....
日曜日の淵に立って
顔が鏡の男と出会う
僕を知っているか
男は問う

男の手を引いて
僕たちは日曜日の淵を歩く
君はどうして僕を知った
僕は首を振る

そろそろ帰らなければいけない ....
投げつけていけ、きみの
死を、
まだとじている傷に、
きみが
われに返っていることを
憎むために、

しっかりと、どれだけ
殺しあっていた
か、
分からないまま、頬ずりする ....
例えば、階段の塗装の匂いや空の高さで
なんとなくひとりだと強く感じても、
世界の濃度があがっているから、
少しきみが近いような気がして
マーブル模様の空を見上げる。

「この空は君 ....
もう会うこともない 
君がくれたボールペンだけが 
この手元にある 

君は自らが去る前に 
どんな思いを顔に浮かべ 
商品棚から 
このペンを手にしたのだろう 

これからの日々を ....
もしかしたら 
病気で半年前に退社した
若奥さんのUさんは 
日々ずっこけるこの僕を 
きらいじゃなかったかも?と 
今さら思う 

僕は特別Uさんに 
ホの字だったわけでもないが 
 ....
あなたはわるくない
そう、悪くない
突然の告白も
そう悪くない
私はは言わない
何にも言わない
愉しんじゃわない?
ここで善いんではない?
誰も見てない
判官びいきの都合で
方眼い ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
はばたくめんどりチアーヌ308/5/16 16:04
叶わない夢ユキムラ0*08/5/16 14:20
風船1486 1...8*08/5/16 13:18
『魚の目』東雲 李葉2*08/5/16 10:37
伊達めがねよしおかさく...3*08/5/16 9:59
母語yo-yo7*08/5/16 6:25
明日が嫌いdoon308/5/16 4:53
宇宙影山影司008/5/16 4:47
楽園−エリシオン−AKiHiC...208/5/16 4:14
高架下のピアノの下ふく208/5/16 3:43
ぶらんこ唐草フウ11*08/5/16 3:29
ぶきようだったきみへ青の詩人1*08/5/16 3:20
速度Tsu-Yo208/5/16 3:01
遺書への手紙ゆうと3*08/5/16 2:50
願いは一瞬でREMING...308/5/16 1:55
風花(かざはな)相良ゆう1*08/5/16 1:51
選択する重さをまだ君は知らないkauzak4*08/5/16 1:29
あばよ(きもちわりぃ)竜門勇気008/5/16 1:17
虚無の風吉岡ペペロ008/5/16 0:28
道標Honest...0*08/5/15 23:44
アスファルトのにおいに巻きついてHitots...008/5/15 23:44
人間の単位小川 葉108/5/15 23:39
_こもん408/5/15 23:12
羊飼いの目  服部 剛108/5/15 23:06
日曜日の淵でなかがわひろ...2*08/5/15 23:06
scarこもん708/5/15 23:04
冷たい様な粉っぽいような、階段の踊り場の匂いR208/5/15 23:03
道 服部 剛208/5/15 22:55
机上の地図 308/5/15 22:45
ヨルダンの秘密aidani...108/5/15 22:28

Home 戻る 最新へ 次へ
4208 4209 4210 4211 4212 4213 4214 4215 4216 4217 4218 4219 4220 4221 4222 4223 4224 4225 4226 4227 4228 4229 4230 4231 4232 4233 4234 4235 4236 4237 4238 4239 4240 4241 4242 4243 4244 4245 4246 4247 4248 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.15sec.