ミズキの花の咲くころとなりました。
山はすっかり初夏の様相で
合間合間に咲く藤が
いかにも淡く
涼しげです。
山がようやく
山らしくなる
今日
こうして筆をとりましたのは
以前あ ....
手の中の白が震えて
私の涙腺は崩壊した
白の機械に届いた
メッセージ
「ちゃんとみてるよ」って、ありがと。
(慰め)の気持ちが1ミリもない
(何気ない言葉)が何より ....
昼すぎにお母さんから「何が食べたい?」と聞かれて「オムライスが食べたい」と答えたから、僕は今日の晩ご飯はオムライスじゃないかなと思う。
桜の花も散って
曇り空に雨が降ったり止んだりで
夏みたいに湿っぽい
桜の花びらもほとんど片付いてる
濡れて砂利とかどろのついたのがまだ少し落ちてる
鳥のさえずりが
心地良いとは言わ ....
きもちのわるい不愉快な
温かさが支配する
恐らく俺は恐れている
これは、紛れも無い、恐怖だと
俺は思う
赤い携帯電話がこちらのほうに
意識を飛ばしているように
....
.
雨を遮る為に差していた傘を
あなたに突き刺した
雨水と血液が混ざって
傘の先端から私の手元に届く
傘をまた開こうとしても
あなたの骨にぶつかって開けない
私の両手は真っ赤
頭か ....
恋愛 恋愛 恋愛
星降る魂
岸壁から落ちた時の記憶
顔面を
小麦色に溶かす
溶鉱炉に包まれた
男女の策略
もしくは
妄信的な一神教信者
劣悪な環境から逃れる為に
毛糸 ....
人身事故開脚
あなたなんでバレエ
電車の中で眠って
あなたなんでドア
辞めても辞めても連結する車両
ふと目を覚ますと汗だくだくで
額を拭う
何かが剥がれる
あなたなんで肉 ....
僕の姉さんはすぬかんと謂う。
僕にとってもきびしい姉さんだ。
まず御風呂に入るときは
てを先に洗えというんだ。
そのくせあがったときは
つめを切ったのかは必ずチェックする。
僕がアイスクリ ....
ネオン街で同僚と飲んで
赤い顔ではしゃいだ夜遊びの後
やけに寂しい帰り道
終電待ちのホームに並び
線路越しに見える
広告募集中の真白な看板が
自分のこころのように見える
....
(土のなかで、言葉をもたずひっそりと暮らし、日の目をみるのを恐れたまま、やがてねむりに就く生きもの)
今朝は、
泥酔したまま眠りこけた昨夜の愚態を、必死にまたは朦朧と、思い出そうとしていた ....
久しぶりの投稿だ。
何から書こうかな?
…
…
…
特に何も思いつかないや。
今までどうやって書いていたんだっけ?
…
…
…
とりあえず、 ....
百年かけて生み出した感情を
書き留めた産声
朝日が煌々と昇ると
夜の影は隠れんぼしてしまった
あさ、
柔らかな呼吸で暴き出した
感動は、
君のひとみに光を与えるのに
少しで ....
避けるようにしてたけど
どうしても避けて通れないのかなぁ…
文字だけのセカイ
信じられない
全部冗談に聞こえてしまうんだ
「またまたぁ
なにいってるの〜(笑)」
って何気ないふうを装 ....
ふと歩いてみようとわき道に入った。
平らだった。
平らで、細く、集荷場のコンベヤのようで、
あたしは進むしかなかった。
大きなバスが停まっていて、女の子たちは
そ ....
爪の先が
黒ずんでいる
また誰かを
壊したいと願う
目の奥が痛い
充血していく
爪が本当は
特定している
苦しめたい人
右手の皮を剥いで
肉に塩と胡椒を
擦り込んでいく
....
人は
誕生日に
呪われた
だから人は
その呪いを
打ち消すために
誕生日を
祝うのだ
どれだけの不運だとて不幸にならねばならぬ道理はない
バイクが壊れた夜 赤いスピードメーター
まわらないエンジンキー 雨
赤い三日月からしたたってくる涙は一体誰の
ミラーがシートが血に染まって
私が私が千切れてく
死にたいと思う身体
....
この世でうまくやるために
生まれてきたわけじゃないんだぜ
俺は本当のことをいうよ
誰かがそれで傷ついても
この世でよろしくやってくために
生まれてきたわけじゃないんだぜ
俺はや ....
「もうすぐ0時になります」
そう言ったきり、0時ちょうどを告げなかった
「まあ!この靴私にぴったり!」
その声は
時報の女性
「おお、私の愛しきシンデレラよ」
生温かい涙が頬を伝う
これは諦めであり、決意でもある。
冴えた月のさきが
零れだす嗚咽をさめざめと照らし出し
あなたはこんな暗い森に置き去り。
ヘンゼルが、白い石を指差す時間
あな ....
オレンジの錠剤を
窓から投げ飛ばし
袋に入った白い粉薬を
流しにジャーと流し
黒っぽいみずぐすりは
観葉植物に飲ませた
そしてい ....
スプーンで
粉っぽいくせに
白いお砂糖と
むりやり
無理矢理だよ
ぐるぐるってさ
なんとなく
計算なしに
ぐるぐるってさ
ねえ
私たちに似てるかも
なんてこと
なかったのにさ
....
山のあなたの空遠く
はっきりはっきり目が覚める
布団を押し上げて
燃えてしまっている
あなたが幸いではなく
きがかりだ
何の関係もなくきがかりだ
そう
そういうこと
きがかりだ
み ....
少数派の暴動が始まる
惨めな結末になるのは分かっていたのにね…
美しい風景を見せてくれ
さもないと殺してやる…
僕は狂っているから
善良な人々は僕を許さないだろう
強くなるしかない ....
あったかくて親密な壁との対話に
身体の内部が地震になるほど
たましいがふるえすぎて沈んでいたんだ
そろそろ何か、雌豹なムードを求めたくて
つっかけ履きで捨鉢気分で
買い出しっぽく突然外へ抜け ....
「伸ばしたときには
すぐ先の庭で
私のしたいが
転がることでしょう
時に、唇は
鼓膜を
突き動かすために
震えるのだといいます
背後に広がるうみ ....
小学生の頃、父と釣りに行った
昼過ぎから夕方まで
魚は一匹も釣れなかった
はら減ったべ?
タバコを吸いながら父は
僕にそう聞いた
きゅうにおなかが空いてきて
おもわず
....
コンパの語源は
カンパニー
蛙の肌を思い浮かべる
ヌメヌメかザラザラか
隣の奴が話してる
笑いながら話してる
今日は大学へ行った
熊には会わなかった
猿と雉だと桃太郎
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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