すがすがしい
晴れの日に
散歩に出る。
花が咲いている
ひなげしの中にオレンジ
ツツジの中に赤
薔薇の中にピンク
キンギョソウの中に黄色を見る。
浮かれて庭木の前で
立ち止ま ....
ゲームがしたい
手料理が食べたい
話がしたい
テレビばかり
父ちゃんも母ちゃんも
いつもいない
日本語が上達しない。
一般常識を知らない。
いつも外食
その後はカラオケ
人 ....
坂の向こうの景色が見たい。
違う何かが、そこにあったらあったで、
なかったらなかったで・・それでいいんだ。
だから君は全力でペダルを漕ぐ。
吐息がハッキリと見えるくらいに、前を見てる。
....
夕暮れ近くになってムーフールーが海を見たいと言い出して、海に行くことになった。海辺の街とはいってもこの坂の家からは、海はすこし遠い、なので車で行くことも考えたが、思い ....
一歩ごとに浮き沈み
左目は左足を追ってはもどり
原の左半分を見る
下だけが明るい道
上だけを聴き歩む
鳥が落ちては消えつづける道
これがのぞみ これだけがの ....
向かい合わせで最後の言葉
吐息と共に涙もきっと
君の横をすり抜けてゆく
こんな日も今日だけ
同時に背中を合わせた二人に静かに風が吹いた
たとえ二人が振り向かなくても
今日も変わらず ....
そのまぐわいは
なまぐさく
なつかしむようなシグナル
やまのほうへいくとね
わたし
どうしても
あの
ぐうともりあがった
さんちょうにむかって
いかなきゃならない
いかなきゃな ....
手を伸ばせば
いつでも届く距離に
君はいたはずなのに
僕は結局、何も出来なかったんだ
気付いた時には
お互い全く
違う所にいた
もう、逢うことも無いかも ....
隠しているの
それでも心のどこかで気づいてほしかった
自由の裏の孤独
叫んでも 空気と化して
誰にもとどかない
それでも
気づいてくれた
....
{引用=(身体がふたたび目覚めはじめる)}
窓の内側
さわやかな風が
やわらかいレースの
カーテンをひるがえす
初夏のひかりが
まぶしすぎた
屋根の上
反射する水面の
ゆれる ....
{引用=
「落ちるほどの恋」
きみが、きみが
目の前から消えない
つなわたりみたいに
ふらふらしてる
落ちてしまったら
きっと元には戻れない
「溺れるほどの恋」 ....
すすまない
空の向こうに
つながない
星の瞬きがおりました
わたしは、
柔らかい草に寝ころんで
それを眺めつつ
星色の鈴の首輪を着けないで
どこかへ去った猫については
悔やむこと ....
シャワーの雫を身に纏ったまま
きみが沈み込む瞬間を眼中にパシャリ
飲まれないように椅子に体を締め付けて
成れの果てについて考えるうちに
求める
今日という日は
大して待ちも待たされもせ ....
雨戸の端っこで
なめくじがはっている
何が悲しいのか
やっぱり泣いているみたいだ
今日はせっかくの晴れ
君もそんなに泣くのはおよしなさい
でも
葉っぱの裏でこそこそ泣くよりも ....
少女のユメは、こんな天気の良い日にピクニックに行くこと。
前の日の夜に仕込んだライ麦入りの食パンで作ったサンドイッチと。
朝に入れたミルクたっぷりのエスプレッソを持って。
....
アイを愛してしまうようになりたいアツシは
織姫様なんかいるわけがないと思いながら
ふてくされながら毎日必死で生きてきた
電車の中で座り込んでは携帯を眺めて
飲み会の誘いを断っては
スポー ....
珍しいお酒を飲みに
いつもの2人が手を繋いで
街を闊歩しながら街を華やかにする
乾杯のビールにマカ成分が通常の約2倍入ってた
ウェイターさんが彼にそっと耳打ちを
彼女に聞かれた彼は半笑い ....
ねえ
あたしのこと
ちゅき
あ
かん ....
光は満ちてゆく
花のような小舟を浮かべて
ふたたびの光は寄せてゆく
まだ浅い夏の水際に
片足を浸して眺めるだけだ
ドアを細めに開けて
そっと知られぬように
飛び立つ小鳥を慈しむよ ....
ひののせ ひとのせ ゆまきせむ。
なかす むすしく やが
そちゅるせ をころせ をろこ ろこせ
すちゅるな ひやに
くすみ せみかかられ。
いがり ららさ やられでは、 ....
紅い林檎の入った籠を
受け取った日から始まった
幸せになりまた忘れてく
ありきたりな祈りだけれど
真紅の林檎に潜んだ毒を
誰も見つけはできないのなら
目を伏せそっとひれ伏しなさい。 ....
雨の中に鯉のぼりがいて
彼らは空を飛ぶことしか知らない
だけど、濡れた体を揺らしてみると
遠い昔を思い出したみたいだった
青い空を飛ぶよりも
うんとなめらかに飛んでいた
***
....
新緑の潔い歌を
ひとつちぎり取って
駆け出した白い花
息を止めてでも
泳いでいけそうだった
7番目の月
夏の時間は思うより長く
過ぎ去った事さえ
分からなくしてしまう
太 ....
乾いた靴がまた濡れ始める頃
少女はもう一度溜め息をついた
外では雨が降り続いている
柔らかな毛布が本当に好きで
夕方が来る前には眠っていた幼少の頃
いつの間に踏んだのだろうか
....
湿っぽい白に街全体が覆われる
寂しげな鐘の音がして誰かが振り返る
彼女はヘッドホンに耳を押し当てて
向こう側の金色に飲み込まれていく
太陽があびせている熱
銀色の洗濯棒が
真直ぐに立って 受けている
沢からくる水をためた近く
水面に 銀色の棒と
棒にあたっている光が映っている
そそがれる水の力で
波がおこり ....
080506
屋根裏部屋に潜む青大将
舌をぺろりとだしたりまま
垂木を登って外に出る
尾根伝いの道を這い
生け垣を越え
横町の角を曲がり
ひっく ....
夜中に目が覚めて階下に行った
妻が台所でひとり
豆乳を飲んでいるのが見えた
湿った蛍光灯の下、色白の肌が
必要以上に青白く
そして細く感じられた
声をかけずに再び寝室に戻った ....
ことばは、とても正直だから。 ほんとうのことを伝えてしまう。おかまいなしに。
たとえば、メール。絵文字があったりなかったり、そんなことは問題じゃない。何かが違う。それがどこなのか、うまく言えない ....
拍子をとろう
拍手をしよう
夢ははじまる
ギター鳴らし
浜辺で好きと叫び
告白する
友達じゃやだ
恋人じゃないと
から揚げとコーンポタージュを
御馳走してくれた。
一緒にビ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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