屑鉄を集めるのに磁石を着けて歩く
夢がはっきりしていない子供も笑顔と
鼻水だけはあるように
鼻歌を唄いながら下駄を鳴らす
平穏の中に一喜一憂出来そうなことをキョロキョロ
いつも ....
貴方を愛してる
死ぬほど愛してる
顔を上げられなくてごめんな
男らしいしゃべり方なんてできなくてごめんな
ありきたりな言葉しかでてこなくてごめんな
俺が伝えたいのは 一言だけ
ただ 君だけを 愛してる
両手でくるぶしを隠そうと試みるんだけれども
隠し切れないんだ
俯いたまま
手を交差させて触れようとしてみるんだけれども
わたし、いつの間にか三角座り
外側をどうにかうまく隠そ ....
僕はこころを奪われたことがない
がむしゃらに泣いているときは自分がみていてくれるから
僕はこころを奪われたことがない
春の夜風が気持ちいいのは、お風呂から出たあとだと知っているから
....
コトバをあやつってまでして
ぼくはなにがやりたいんだろう
原色の絵の具をぶちまける夢を見た
きっと誰かが
核ミサイルのスイッチを押したんだ
世界の半分がなくなって
月は毎日三日月だった
スライムみたいなアメーバみたいな
形状不確定な化け物が
....
テンテケテンって何か機械的な効果音というかなんていうか語彙力の無さに滅入るがとにかく音が鳴り、喫煙所の疎外感が身に染み入ってしまい夢から醒めていないようにと切に願う。
時間は平等であるので、時間は平 ....
朽ち果てた石
その微かな記憶
落葉樹は閉ざされたが
薄く匂っている
末端という末端に
隙間という隙間に
うずら料理の美味しい店で
わたしは女に求婚した
手の甲の静脈は変わること ....
女は閉じた瞼で唄を歌う
柔らかい羊の背に乗って
砂漠のような海のような丘を
どこまでもゆくんだろう
美しい死の物語に身体を浸けて
ゆっくりとした歩調で歩いてゆく
正しさは必ずしも
ひとつではなく
考え方や感性の数だけ
存在していて
自分の思う正しさと
違うからといって
そのどちらかが間違い
とも言えない。
そして何が間違いかは
自分自身に対し ....
増幅
エーテル?
壜
夕暮れ
観測
葉脈
カスケード
飛沫!
関数
カーテン
稜線
意識
アトリエ
攪拌
サイレン
褶曲……
帽子
飛行船
座標 ....
日差しの強い、つよいなか
歩いてわたりました。
まどの中から でしたが
緑葉のまぶしいこと
ひとつぶひとつぶの
空にむかう
房
ふさふさ
ゆれゆれて
ゆさぶられ
....
がんばることに
つかれたときでも
そらを
みあげてみれば
そこに
かぜはふいているから
こころ とばせ
なみだをふいて
こころ むすべ
あ ....
最後の /色
残されたままに/
/ひとつの ....
風を
くぐりぬけると
また新しく
風がある
ときにあばれて
ときに乱して
かろやかだったり
微かであったり
あらゆる表情を持ちつつも
ひとつにまぜた
名 ....
どこか遠くへおもむけば
わたしの近く、が増してゆく
いつも近くの
わたしのつねを
だれかは、異国と
語るだろう
冷静に燃えながら
情熱的にこごえ
停止する
四 ....
欲を引いてしまえば綺麗な感情
昨日のあなたの言葉を
私の前だけの顔を
特別な瞬間を
過去のあなたを
所有することはできない
嫌でも好ましいあなたでもどちらであっ ....
かあさん お母ちゃん
随分ご無沙汰でしたね
自分が辛い時にさえ
「もう、だいぶよくなりよるで・・心配いらん」
本当は飛んで行って
何でもしてあげたかったのに
....
光があるということが
どんなに素晴らしいか
窓辺より五月の風が吹く
風は陽光に照らされ
照らされて
光の音律を奏でる
私は光を呼吸し
この世に希望があると知る
ああ太陽
太陽 ....
この感じを知っていると思った
痛いほど実感していたあのひかりを
間違えるだなんて
あれはエメラルドグリーン
あの人を待っている夜の照明
躑躅の葉に透けて
別れはたやすいものと
よ ....
せっちゃんは津田沼高校の生徒に戻った夢を見ました
そしてデブ専のゲイバーでウーロン茶二杯飲んだら百六十万円だったそうです
みんなせっちゃんにお金をあげてください
お金がないとせっちや ....
「お茶を飲む」
なんだか不思議な
「お茶を飲もう」
この響き。
それはもう、そのあとに続くのは
「スマン、10万貸して」だったり
「ねえヤラせてよ」だったり
「最近、上司がムカつ ....
ことり ことり
音がしますね
なんの音でしょう
ことり ことりこ
不思議な音です
誰がこの音を出しているのですか
ことりこ ことり
では、ことりさん、と呼びま ....
髪が耳を隠すくらいに伸びて
長髪にするの?
と
妻から皮肉にも取れるクエスチョンを受けて
久しぶりの散髪
ザクザクと刈り取られ
半分になった髪は
散髪前とまるで印象が違うから
....
きれいな空があることを
忘れたくなかった
雨が降るのを
真下から見上げて
見上げた空がきれいであることを
確かめたかった
降りそそぐ雨が瞳からあふれても
それを ....
いつも
僕の後ろを
歩く君
はぐれないか
心配して
後ろを
見ると
君と
目が合う
君は
照れくさそうに
うつむく
そんな
瞬 ....
何でもいいからと語って
くだらないことでも
すべてをさらけ出した。
また来ようって、誓った。
すこし冷たい風が吹いて
寒いねって笑った。
それでもここを離れようとしない ....
少しずつ暖かくなって
あたしは悩みます
花の頃もすうと過ぎ
若葉のしずくは薄ら青く
その奥には陽の輝きが見えます
緩い風が吹けばなびき
雨が降ればしなだれ
また ....
よいかおり
あなたの
わたしには不快
そういやあよいかおりを嗅いだのはいつだったか忘れてしまったわ
まったくくせえよ
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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