くすんだ青いタイルに
ステンレスの浴槽
不純な鈍い銀に湯気
小粒の泡に満たされる壁

足は真っすぐ伸ばせない
狭い角ばった湯舟が
都会のビルの林の奥で
私を静かに待つオアシス

窓 ....
 
その奥にはいつも
僕がいた

誰かの家があって
誰かのように
そこで暮らしていた

その奥にはいつも
T字路の
道がふたつあった

僕はその部屋にいた

時々わからなく ....
私の中に
巣喰うもの
恐怖を煽って
私の体を
支配しようとする

私の首と
私の心臓を
つかんだまま
離さない
指先から
消えていく
私という存在

呪縛
今も消えない
自転車の車輪の回る音が
地球の回る音だと思う
チュリーンと回って
一周しちゃった

友達にあまりにも友達を有効活用しすぎだと怒られる

携帯が壊れる

プーっ

プーッ

 ....
絹のペチコートの恥じらいで
揺れるペチュニア
私がおまえを摘み取る時、
断末魔の叫びのひとつも
上げて見せよ

傷痕残るこの右拳を
雌しべの涙で染めうるならば





 ....
大好きな君の
そばにいたくて
そばにいれなくて

傷ついたフリして
君を困らせて

君がここにいてくれること
当たり前のように思っていたの

そんなのワガママだよね
そんなのユメ ....
何にも言わないで
で転がってる
から
お父さんみたいな
怖い顔
なのに
なんだか
かわいい
めでたい
なまくび
お酒でも
飲んだの
真赤な

気付いたら
傍らに
転がっ ....
憂鬱だね

ゆううつ。

ユーウツ。

新しい場所に
やっと慣れてきたと思ったら
毎日、
同じ場所に行って
同じことをして
同じように帰宅するのが
嫌になった?

でも
 ....
 この身の重さは唯一の持ち物なのか
 引き摺る体は傷に塗れ
 手には見知らぬ荷が積まれ
 この身の重さは捨てても消せぬ

 ならば足を切れ腕を千切れ身を抉れ
 血は絞れ管を絶て
 
  ....
わたしはあなたの顔をつかんで
こじあける 歯型 の
わたしの腕を救いだす

床板をたたく あなたのかかとが荒い
並ぶまで屈めて 指先で
ちいさくバツのしるしをつくる
しい と
前歯で息 ....
ぼくときみは違うから
同じものにはなれません


でも


同じくらい価値のある
別のものにはなれるはず
閉め切られた直方体
その中で
向かい合って
投げているのは見えないボール
そのひとつひとつを
正面の相手が弾き返す
まっすぐ伸びた腕
しなやかな肘
打撃音
右腿への苦痛


い ....
図書室で本を開くと
誰かの髪の毛がはさがっていた
細くて少し茶色がかった…
それは置き忘れられた誰かの遺伝子


合理化なんかが叫ばれて
背表紙の裏に潜んでいた
小さなカードがなくなっ ....
ディスプレイは視覚と前頭葉を刺激して

パーソナルコンピュタは外部と繋がる出窓

望みの世界とアクセスできる

視覚情報は脳天直撃
魂に影響する
今一度 ここを 押さえろ!


 ....
今にもねようとふとんにもぐり
君の肩に鼻を押し付けていると

とおくのとおくで猫が
ぎにゃあ、ぎにゃあ、と生きているのがきこえ

君もわたしもまだ死んでいないみたいに
はじまるの ....
彼らは雨の打つ水溜まりの中に
弦を弾くような哀しい旋律を落としたり

大雨に傘を差しながら
鍵盤を叩いて波打ったような足跡を残したりするのだろうか

夕方の沈んでいく草の色に
作家を満た ....
ホンモノは強い

ホンモノは負けない

ホンモノは泣かない

ホンモノは格好良い

ホンモノは偉い

ホンモノは正しい

ホンモノは何でもできる

ホンモノは何してもいい
 ....
立ちすくむもののようにあるが
けっしてあきらめてはいない
落日の光をあびて
すてられたもののようにあるが
決意のはての姿なのだ
清涼な空気をさいて
鳥がなくとき
景観のさけめから
あふ ....
 ニンニンが餌をねだる
 初夏には寒い夕暮れ
 上の部屋からカップルが団欒を囲みながらこぼれる笑い声
 散かった部屋
 灯りが白々しい
 ニンニンが餌をねだる
 初夏には寒い夕暮れ
 ....
電車で
化粧するひとがきらい

優先席で足広げてすわる
わかものがきらい

コンビニの前で輪をつくる
強がってる中学生がきらい

昼間っから酒臭いくせに
舌打ちしてあるくおじさんが ....
もうウンザリなんだ

街に降る雨とか
喫煙所から聞こえる金切り声とか
食堂のサラダとか
ゴシップ紙とか

そういうものが僕をウンザリさせる


五月の憂鬱が僕を襲う


もう ....
私の秘密のお気に入り 
それは もう3ヶ月も停滞しているあなた
                           待ってるよ

私の秘密のお気に入り 
それは 昨日すてきな詩を書いたあな ....
 
水の上にアズキ大の、血豆がういていて。
そっと手に取ればペシャとなり。
不安はつぶれず、つぶさず

深い森の映画を見たあとからねむくて眠くて
気を失うように寝てたのに
まだ 眠い
 ....
山岸さんは、
もう いない。
おさるさんに似た顔で
さようなら
もいえず
むねにちいさく根づいたきずが
うずくのである
おさるさんに似た顔で
いま
さようならをいおう
山岸 ....
シャンプーの後に
お湯で泡流さないで
そのままお風呂出たよ
いい匂いだし
髪型だって自由に変形できるもんね

あんまり気に入ったもんだから
会社にもそのままで行ったよ
「課長そ ....
等間隔に敷き詰められた枕木
地平線の彼方揺らぐ陽炎
線路を辿り旅する二人
汽車とはしばらくすれ違っていない
水筒の中身は空っぽ
乾いた地面にしみ込む汗
サボテンの森からはコヨーテの唸り声
 ....
ポケットのビスケットが
粉々に砕けて割れた
壁にじっと押しつけていたせいで
鳥が飛び立つのを見たかった
小さなクロツグミが羽を広げるのを
僕はしくじった
ビスケットは無残に割れてしまった
 ....
                上
               この上
              どこまでも
             高く高く続いて
           てっぺんは見え ....
(1日目)
 身欠きニシンの煮付け
 餃子のスープ
 ヤッコ豆腐
 ほうれん草のお浸し

(2日目)
 酢だこ
 ソーセージ
 かき玉汁
 納豆

(3日目)
 サバの味噌煮 ....
光は緑に柔らかく

街道には

緑風が吹いている

五月の光は風なのか?


さくら散る幻の芥

街道には

柑橘系の白い香り

この国は違えたのか?


光は緑に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
湯舟と月木屋 亞万1*08/5/15 0:27
T字路小川 葉408/5/15 0:08
呪縛春日野佐秀3*08/5/15 0:03
あと1時間ki108/5/14 23:56
ペチュニア[group]しろう108/5/14 23:55
大好きな気持ち春日野佐秀1*08/5/14 23:52
ころりんki008/5/14 23:51
ユーウツだね真琴3*08/5/14 23:35
重み湖月2*08/5/14 23:23
朝礼[group]縞田みやぎ2*08/5/14 22:50
ぼくときみHonest...6*08/5/14 22:45
見えないボールつばくらめ1*08/5/14 22:41
図書カード亜樹2+08/5/14 22:40
辻説法アハウ208/5/14 22:35
明け方のアイスクリーム______...3*08/5/14 22:16
音楽家小禽208/5/14 22:15
ニセモノ1486 1...2*08/5/14 21:27
Etuji308/5/14 20:51
山崎 風雅4*08/5/14 20:14
きらいこころゆくま...5*08/5/14 19:31
五月の憂鬱ピート208/5/14 19:27
【秘密のお気に入り】つむじまがり2*08/5/14 18:29
前夜唐草フウ5*08/5/14 18:20
山岸さんこしごえ6*08/5/14 18:06
お風呂で考えた唄 〜泡音頭〜tibet008/5/14 17:06
線路の向こう1486 1...1*08/5/14 16:52
温室石瀬琳々7*08/5/14 13:48
上と下choco3...208/5/14 13:13
3回の夕食ペポパンプ7*08/5/14 12:34
五月の光吉岡ペペロ808/5/14 9:31

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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