見上げれば暗い空から次々と注ぎ落とされる
雨、
のようなピアノの音

close your eyes…
  深い溜め息のような声

今はこの歌だけに身を委ねる
雲間に隠されたままの太陽 ....
君にやさしくくちづけしたら
鋭く尖った牙が君の頬を傷つけた

小さな体をそっと抱きしめたら
毛むくじゃらで強靭な肉体が君の背骨をポッキリ

君に愛の歌を捧げたら
轟音の雄叫びが君の鼓膜を ....
 人知れず泣いてた

ボクには多分 現実感覚なんてワカラナイ……歩けない
いつもボクは 細っこい脚……しかも そう こんな風に風に びっこを引いて
しかも 迷って 前進してゆくから (時に)  ....
三丁目を知らずに
僕らは生まれた

三丁目のことだけは
なにも知らずに
僕らは僕らのふりをして
住所を持たずにどこかで生きて
どこかへ歩いていくのだろう

恋かもしれなかった ....
ありもしない
過去を記憶として
ありもしない
今を現象として
ありもしない
未来を描き尽くす
夢はありもしないのに
ありもしえたものとして
それがわたしの
世界のすべてだった
まるめたしっぽの
ちいさなおさるが
まっしろなてーぶるに
のせられた

おさるは
おうさまに
あいさつする
とうめいなこえで
あいさつする

おまえは
せかいでいちばん
みに ....
強い日差しに誘われてか
日傘をさしたおばあちゃんが
ひもをぐいぐいとひきながら歩いている
たれた舌からよだれをたらしながら
よたよたとついていく若い犬
首輪がよせる三段腹は
ささやかな抵抗 ....
聞こえただろうか
朽ち果てた魂の
最後に鳴らす
微かな音が

定められた法則に従って
それは誰にも気付かれることなく
静かに空に浮かび上がり
遠く地球を離れていく

火星を越えて
 ....
愛していたんなら

未だに愛し続けてくれればいいのに

君と笑顔を交わしあう

スクロースみたいに甘い笑顔で。
if I could just be more human.
will I cry when it's all over?

what can I say?
we knew all along ....
墓石に水かけるとき
蝉が鳴いていたし
少し陽も強かったので
それは夏でした

近くの高校の
グランドでは
ぼうずの少年が

覚えている夏が
わたしはたしか
ずっと小さかったのです ....
ごめんねを繋ぎ合わせて3年ごめんね
しにたかった
うそ
ごめんね
ごめんね
わたしもいっしょだったね
なにもかわってない
ずっとずっと
ひとりのはず
わたししかしらない

からす ....
「国宝薬師寺展」の垂幕が 
灰色の壁に掛かった
上野の美術館 

瞳を閉じる 
観音像の絵が待つ入口へ 
長蛇の列は
ゆっくり進む 

 ぽつり ぽつり 

曇り空から
降り出 ....
俺は散歩の達人になんかなりたくない
大体「散歩の達人」って何だよ?
散歩に上手も下手もないだろう
散歩にまで格差を持ち込まれたらたまったもんじゃない
上手か下手かなんか気にして散歩などしていら ....
都会の夜を漂流する

それもまた


いつもは嫌いな人の群れが
なんだか
心地良い

行きつけのバーで

バーテンドレスさんと
世間話をする

彼女は
話し上手で聞き上 ....
生まれてはじめて
地平線を見た

恋に悩み
仕事に悩み
人付き合いに疲れ

自分は
とてもちっぽけだったと思う

帰る前にここに
来られてよかった


空と大地に抱かれて ....
夢を踏みにじられて

旅に出ようと思う

まだ太陽が昇る前
夜と朝の間に

一人で行く

寂しくはない

気が付けばいつも
一人だった

誰かを探しに旅に出る

まだ太 ....
せいに意味を感じられたらよかった






{引用=
意味なんかないと
笑っていえたなら
ぼくらもう少し強かった

ひとみの奥に傷が見えるよ

夜はまだ ....
不確かなものにさらされて

その上に立ち

ボロボロになろうとも

それを超えるでなく

漠然と

ただ もうろうと 

これではいけない



思いつつ


 ....
5月

新緑は 鮮やかに

丸く 優しい
木漏れ日を 揺らして・・・

きみと ふたり・・・

わたしは

「すき。」

と 呟いた。


風が

さわわと吹いて
 ....
あの椅子を買おう

モスグリーンの
スイス椅子を

あの椅子を買おう

あなたと
ぼくの
こころと
からだが

あなたの
ねじまげられた
半身が

ゆっくりと
くつろ ....
窓越しの陽射しが
薄いまぶたを通過する
汗ばむ髪をかき上げると
晩夏が私に混ざり合って香る

あの日に帰りたい
そう思ったことの無い自分が
幸せなのか不幸せなのかわからぬまま
季節がま ....
あなたが創った
ぼくらの時計は

今日も単身赴任の
この部屋に
あなたの眠る病室に

永遠の時を


刻んでいる
雨が好き
世界が濡れて
恍惚の芳香が包む
夕と夜の間に

草花と土が
なめらかな生命を与えられ
喜びの香が
艶やかに立ち昇る

火照る身体を
委ねたアスファルトの上
はしゃぎ疲 ....
記憶が
ぽろぽろ
剥げ落ちて

さっきのことも
分からなくなる


いつか
あなたが誰かも
分からなくなるのかな


恐怖は包装された箱の中

いくつも
転がっているか ....
(たった) ひとつの恋が終わった
幻のような希望(ゆめ)だった
輪郭のない花のように 靄のかかった
触れても 最早響く筈もない……時代錯誤の旋律のような それは
調律師の手元離れて久しい 幻影 ....
わたしはあなたのこととっても
気にしてるよ。
下手な言い訳でごめんなさい。
円盤来襲
円盤来襲


  機銃砲弾
  一身に受け
  防衛手段
  既になく
  
退避
退避
指揮系統は
支離滅裂に
あふれかえった
避難民の群れ


  炸裂 ....
{引用=
いつからか
きみは
かえらなくなった
そのことに
気づいたのは
つい最近だった

雨がまた
降り出したよ
ぼくはまた
歩き出さなきゃ


君を追いかけ
探しては帰る
どうしようもない夜をくぐり
街灯りが遠ざかる
ポリバケツの上でくつろぐ猫がにゃあと鳴いた
抑揚のない
ふざけた鳴き方だった

さようならと
フリー ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
melody of rain dropかのこ108/6/6 3:44
僕は怪物だかいぶつ208/6/6 3:38
臆病きりえしふみ3*08/6/6 3:18
三丁目の奥手さん小川 葉208/6/6 3:00
夢想208/6/6 2:29
王冠縞田みやぎ2*08/6/6 1:39
ひくここ308/6/6 1:20
冥王星1486 1...3*08/6/6 0:57
今日の実情短角牛008/6/6 0:45
creammaynar...008/6/6 0:23
REMING...1*08/6/6 0:18
めがねのおくki108/6/6 0:16
頭上の傘 服部 剛408/6/5 23:26
散歩ワールド新守山ダダマ408/6/5 23:19
@旅人 Ⅲ貴水 水海108/6/5 22:41
@旅人 Ⅱ008/6/5 22:40
@旅人 Ⅰ008/6/5 22:39
i want to say春日408/6/5 21:02
不確かなものシュガー・ソ...3*08/6/5 21:00
5月だったね。Lucy.M...208/6/5 20:46
椅子草野大悟308/6/5 20:45
とどまらないさくらほ8*08/6/5 20:35
空の時計草野大悟508/6/5 20:13
雨が好き相良ゆう6*08/6/5 18:49
空虚舞狐7*08/6/5 17:55
薄明きりえしふみ4*08/6/5 17:32
私は。すぬかんなが...108/6/5 16:49
台風北村 守通108/6/5 15:55
雨粒ゆうと1*08/6/5 15:20
右手左手パンダコッタ008/6/5 15:17

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