あなたの誕生日はいつだったっけなぁ
と思いながら
刻々とすぎてゆく日々
選ぶべき言葉も選べないまま
大切なもの
いっさいが流れてゆくというのなら
それは、きっと
わたしが ....
上昇する空に
なすすべもなく
はじめて聞く翼の音に
耳をかたむけた朝
土は懐かしく湿り気をおびて
無数の記憶が飛び立つと
残された孤独の夜が
夢の中から
僕を見降ろしてる
自分よ きみ 恋にへこたれるな
こころざわめく思い もう すぐにでも遠くに行ってしまいそう
好きだってことさえも言えぬまま
旅立つことを見送るの?
そのまま失うことに慣れていくの?
....
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五月十七日は土曜日でした。
窓から外を見るぼく。
向かい合うアパートの窓に、
立っているぼくの姿が映っている。
身体を揺すり、
ヘッドホンに独り ....
あなたは花が好きなだけだった
大輪の花が咲くポピーと信じていた
それだけだった
けしの花
禁じられた花
大地に根を張るけしの力強さ
足に力を込め手応えを感じながら
何本も何本 ....
花が散りました。
風が吹きました。
空が曇り始めました。
雨が降り出しそうです。
季節が変わり始めるようです。
準備はいいですか?
恋かそうじゃないかって
いったい誰が決めるんだろう
ただの気になるひと から
好きなひと に変わるのはいつなんだろう
恋したのなんてずいぶん昔で
なんだかもう 忘れてしまってる
....
白いペプシ飲みごっくりな君の売れしそうな泣き顔
ヤフオクで1000万円!!!!!!
買いたい
飼いたい
飼われたい
次の日、君と黄色いカシスオレンジ飲んでたら、かわいらしいゴキブリあらわる
....
指令塔が送ってきた電波を
アンテナで受信して
単純作業の繰り返し
それが、僕のお仕事
思考は紙くずと一緒にゴミ箱へ捨てた
はい、僕、99号
その前には98号がいて
後には ....
ただシンプルに ひいてはもどす
うららかな茫洋の昼下がり
たわんだシワを たたいてのばす
雑音がせめぎあう白昼夢
自分にもきこえない鼻歌
薄くあいた瞳の先を攻め込む
自分に同居するノイ ....
山のうえに
太陽がにじんでいた
アメーバのように
ちぎれそうに
ひかりがゆがんでいる
いのちは削るものなのですか
あなたは答えないかわりに
ぼくにそれを見 ....
或る日世界が限り無く黒い、灰色の霧に覆われるような頭痛に襲われ
眠れない夜がほんの微かなやる気を咀嚼しきれずに、腹痛へと変えてゆく
私ときたら、その場に立たされている事が
嬉しいのか ....
とろり、と満月が零れる
そんな夜に終わったのだ
もはや何も共有しないあたしたち
心は見えないほど近くて
ベクトルはすれ違った
泣きたいときこそ涙は枯れて
代わりに零れる月、琥珀 ....
宇宙の紺を大気が薄めて
僕らに届く青は優しい青だ
あくび顔の5月の空には
雲と一緒に飛行船が浮かぶ
思わず追っかけてみたけれど
踵の靴擦れがちょっと痛くて立ち止まった
地平線をビルが削 ....
夜が黒いから
登って
(13)
のぼって
こわいことしようよ
堪えられなくて
わたし
首根っこかじった
(血はくろい
くろいからこ ....
透き通る空
どこまでも青く
爽やかな風は
部屋をかけぬけ
昨日までの憂鬱を
持ち去ってくれる
空を見上げ
吸い込んだ空気
体内で粒子になって
私の細胞に
元気をくれ ....
ごらん
今日は特にそう
湿った空気のせいで
星がまたたいているよ
ずっと見つめていたら
涙が出てきそうなほどなんだ
とぼとぼと歩きながら
ずっと手をつないでいた
良く見 ....
グランドの脇に
今日
ひまわりを植えました。
球児ばかりを
尊いかのように
騒ぎ立てるメディアは
嫌いなのですが
どうしてでしょう
あなた方を見ていると
なんだか泣 ....
追いかけて、背を向けて。
逃げられて、追いかけられて。
仔猫のようにじゃれ合って、
たまに離れて、
凛として、自分。
すこしずつでもいいんです。
進みたいです。あなたと。
や、
そうだ
@
そこには
michi
光da
@@@@@
michi
ポータブルトイレ
@
純粋
@@@@
michi
ねじ曲げられ
閉ざされ ....
俺はなしくずしだ、運命よ俺の髪の先を噛め、俺の髪の先にお前の刻印を残せ
俺はなしくずしだ、溝に鼻先を突っ込んで汚れた水を飲む
俺はなしくずしだ、どれほどさまざまな手口を試みてみても何か ....
量るために落下する
側面にうつる
まよい
もてあます問いを
ふかくうめて
はずされたかすがいを
もうひとつの手は
握っている
風はやさしい。
それはどこか懐かしく
心の柔らかな部分のどこかを占めている
夜明けの藍に包まれて
荘厳なリズムを刻みながら
点滅する金色の光
僕の心の中で
鼓動する信号
ダリ ....
ひとつの優しさ
今日の朝振り向いて
ひとつの喜び
今日の朝テーブルの上にそっと
あたたかな温もりに抱かれるように
背中から朝は訪れた
おはようと
ちいさな声であいさつする ....
雨の午後
二階の窓ガラスにも
いくつもの雨粒が
雫 になり
流れ 落ち…
流れ 落ち…
通りの向こうで
顔の見えない傘が
立ち止まり
通り過ぎる
いつまでも
宛名を書けない手紙に ....
背中の筋肉を描く
肩から、肩甲骨、腕へとながれる
肋骨と背筋は何だか色っぽく見える
腰まで落ちると少しだけ引き締まっている
指だけが感じれるであろう
....
楽しい楽しい
心頭滅却すれば
人生もまた楽しい
幸せだ
体が重くても
心が軽ければ
生きてゆける
悪い事はできない
自分を殺し
他人を生かす。
人は評価してくれる。
自分 ....
にぎりこぶしに
ひかる心臓
はーと逆襲せよ
学習
なんちゅー
なにちゅう
航行中
どこ中?
たぶんいなかの
誰もしらない学校
ちゅー
ちゅーとはんぱにっく
心臓
....
煙突の、
屋上へと続く螺旋階段。
登りきったおまえは
吹き出された
シャボンの中に飛び込む
弾けちった光の粒が降り注いで
町中、
石鹸の匂いがする
屹立した断崖に守られた
小さな浜である
波は平たく伸びて
漂着したものたちの空ろを
静かに洗う
持参した
小瓶のコルクをひねると
砂つぶのような詩がこぼれて
波にさらわれてゆく ....
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