あなたと一緒にいると 心がなごむ
あなたのキョトーンと 不思議そうな顔が素敵
あなたの心を縛るもの、それにとらわれて、激しくなったり、落ち込んだり、
そんなあなたが いとおしい
....
この花が降り終わったらお別れです
あなたが無邪気に喜ぶ姿を見れたら
私も笑って手を振ることができそうです
花はどんどんと降り積もって
この世の悲しみも汚さも痛々しさもすべて
綺麗 ....
何かじゃわからない
俺の手で 青い空 太陽が深過ぎる
なぞらしてくれ 首紅の筋元 大きい 握るな
感動してくれ 舐める目 玉らない
格好よく 照られて 照れられ
増えて ....
胸苦しくなって
本の精が現れた
中空の四角い顔が
ぐにゅぐにゅと巨大化して
わたしを押しつぶそうとする
ねえ本の精
なぜそんなことをするの?
そう訊ねると
わたしの胸はまた苦しくなって ....
腐った落葉の下から
湿った地面の
つぶやきがもれている
庭石の下では
キリギリスがあたりをうかがい
とかげやかえる達は
アジサイの葉陰で
会議を開く
庭に埋まった
ねこの死骸を
ど ....
僕だけの笑顔
僕だけの顔
僕だけの秘密
僕だけの歌
電話でのやり取り
ささやく話
メールする
ソフト大会出てね!
貧乏揺すりに手を当て
腹出ているとつねる
料理頑張る!
....
一。
傘を閉じるとひたひたと雨がついてきた。玄関を上がり廊下を渡りそのままひたひたと、家に居ついてしまった、雨は客間ではなく居間に居座りとくとくと、淹れた紅茶を ....
やっぱりね、私たち
違う生き物だったのよ
全てを分かち合うなんて
そんなの綺麗事だと
今更判ったわ
同じ言葉で括られてしまった
その内側の悲しみは
誰にも理解させたくない
口を閉ざ ....
おそらく灰色の 町外れの停留場は
傘の上のダンスの 懐かしい音がするので
目玉の星が キラキラ光ってしまう
セルロイドは酸性雨に弱く
ネジ式の動力で
スキップをしながら溶けそうにしてい ....
金曜に夕暮れる、街の人波。
白いステッキを手に
太った盲目の女は、影を伸ばす。
黄昏の凸凸道をたよりに
まっすぐ駅の入口へ吸い込まれる、
後ろ姿
目には見えな ....
週末の夜
目の前に
しろい女のゆれるのを
眺めている
( 何故、こうして新たな命は生まれる・・・? )
ふいに思い
自らの内に仕組まれた欲望も
馬鹿らしく
目 ....
この碗はわたし
ひんやりとした手触り
入っていたのはひと綴りのことば
自分に深い意味はない
ここまで来て
この次に至る中継点であっただけ
どうなるか分からない はいいろの海に
漕ぎ出し辿 ....
幸せを
かたちづくろうと
試行錯誤する
あるものは
小さなもみじの葉をイメージし
あるものは
太陽を創造しようとした
そしてあるものは
たおやかな流線型をつくりだし
巨大 ....
さめざめとないている君
それをみつめている僕
君のまぶたは垂れ下がり鼻からは透き通った鼻汁をだしている
その鼻汁をティッシュでおさえながら
君はさめざめとないている
「俺は君を福島の ....
ここに今、一つの時間という概念が存在する
過去に行くためにまずは言葉に変換する
するとどうだろう
言葉は半自由を得る
次に
未来へ行くために空想のエキスを啜る
すると ....
兎に角と戸に書く トニーと角
開け放った窓から風が吹き込む。朱に染まるフローリングを、冷たく青白い素足で踏み鳴らす。
部屋の隅から眺める鉄塔や、入道雲の様な鳥の群れ。影と影を縫うように走る半そでとランドセルが、甲高い声で鳴いてい ....
君は岡本太郎氏の『明日の神話』を前に
たった一人で写生している子供がいるとして
男の子であって欲しいと思うか
それとも、女の子であって欲しいと思うか
僕はどうしても
その子供は僕であって欲し ....
「せっこう」
あのしろいせっぺんを
たとえばたわむれにくちにふくんで
したをはわす
さくらんぼのくきがむすべないしたは
おずおずとたしかめて
ぎょうぎのわるいおとなんかたてるんだ
....
ドラマで
そんなセリフがあったのだろう
次男が
階段ごしに質問してきた
気のきいた答えでも言えれば
良かったのだが
ぼくは
じぶんの頭のうえに手をかざして
....
退屈に過ぎる日
空は暗く
降るか晴れるか
まだ
決めかねている
約40キロで
狭い道路を抜ける
エンジンの歌の反復
頁をめくったけど、次にはいけなかった ....
ぼくは人です。
こんな形の人です。
そして
こんな言葉を話します。
「あなたが
四角でも三角でも雨でも
黒でも二酸化炭素でも深い部分で愛します。」
雲の上には
命があるので
慎重に歩く
私は間違えて
けもの道に入って
母をさがした
いつか
私たちは雲の上で
照らすべき
対象をうしなう
それが対象とも知らずに
....
080531
不足した太陽を
100匁200円で売っている
皮肉な顔の
乾物屋さんの店先で
メートル法が施行されても
小学生は驚かない
学校で習った度量 ....
「雨に濡れても、構わないんだ。」
心の中でその人に そう言わせた
勝手に言わせた
頬に感じるよ
霧雨
一度きりだね
「雨に濡れたら、嬉しいんだ。」
....
{画像=080531001010.jpg}
思い出してよ
初めての感動を。
君は何からだろう?
僕はアリの行進から。
次々と穴から出て来るアリが
一列になって進んで行く。
通りの道の葉っ ....
お花が咲いてたの
綺麗なお花
白に黄色
色とりどりよ
青に散らばる
白に
奥には緑が見えていて
囁くように
その一枚一枚の葉たちの触れ合う音が
ひどく心地よくて
....
「水槽」
1.
とりあえずそこに
水槽(けっこう大きい)
を買ってきて置いてみた
魚はいない
でも「水槽」っていうぐらいなので
少なくとも水は必要だろうと思い
満杯にし ....
雨が降っているので
君を思うのはやめよう
天気がよくても
君を思うのはやめよう
勉強しよう
爪を尖らせよう
図々しくなろう
どうせ私に
大金は入ってこない
なら
君も同 ....
確かに君の口は動いた
「さ・よ・な・ら」
信じていいんだね
あの日、二人で落ち合ったホテルは
もう潰れてないけれど
あの日、二人で分け合ったホタテは
もう消化されてしまったけれど
あの日 ....
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