電気を早く消しておくれよ、瞼に電気がチラついて走って躓いて擦り剥いてその跡が焼け付いて眠れやしない。あんまりにも雨が泣くから夕焼けが真っ赤に腫れている。グラデーションのパレットをひっくり返して迷い込ん ....
衛星から世界をのぞいたら 全部見えちまう
幼稚園のころなんて あの角を曲がった先だってどきどきだったのに
世界で一番高い山はエベレスト
一番低い温度は-273度
鍾乳洞は石灰の ....
黒い壁に囲まれた
都会の個室
パソコン画面に映る
真青の空
あの日「向こう側」へ
逝ってしまった君が
今も遺言を語りかけるページへ
クリックする
時の止まっ ....
{引用=
ぼくの
居場所は
宇宙のすみっこ
秘密基地
だから
宝物が
いっぱい
奪ったり
しないなら
遊びにきても
いいよ
さびしくて
泣きたいなら
ここにきて ....
ぼくは地球さんに迷惑かけてないかな
地球さん汗かいてませんか
暑いよーっていう呻きが聞こえてきそうです
でもぼくは明るいから
地球さんは青く光るし 土星のわっかも見える
不思議じゃない? ....
思い通りにならぬ現実に
いつしか胸に開いた空洞を
貫く剣を、我は磨かん
人の傷つく剣でなく
只、自らの弱さのみを斬る
光の剣を、我は磨かん
080601
広辞苑を投げ捨てる
コウジエン
麹黴の生えた御飯を
お酒にするのだと
強調するので
御飯はお箸で頂くのです
手づかみは余 ....
それは予備校の帰り道、階段の手前で不図わたしの足がとまったので
オヤどうしたのだろうと 首を傾げ かけた その瞬間
わたしは己の感覚をいっぺんに失って、わたしの頭のてっぺんをみつめていたのでした。 ....
電灯のスイッチが見当たらなくて
君の顔が見えませんでした
夕暮れで 僕は
君に飲み物を出したろうか
僕は君に 飲み物を出したろうか
それはもう三日も前のことだったろうか と
オーガンジ ....
許されるなら
君に聞きたい
この映画の面白い点はなんなのだろう?
君はこれを見て泣いているけど
僕には分からない
許されるなら
君に聞きたい
昨日振られたんだって ....
{引用=
うすいあおでゆびをきった
やましいこころ、あばいて
なみだめで、まだよくみえないころ
きみはこれからどこへいく
ぼくとこれからどこへいく?
ライトブルー、ライト
あ ....
ねぇ 好きだよ
知ってた?
好きだよ
ってね
明日こそ言おうって思ってさ
今日「また明日ね」っていったの
なんで死んだのさ
もう 言えないじゃないか
....
父の日は毎年やって来る。
梅雨のこの時期には気分も じめじめとしてしまって
シャツでも送ろうと思っても
淹れたコーヒーをかき混ぜながら
サイズが分からないとひとりごちて
照れくささで熱くなっ ....
天涯孤独だからさ…
それは、あなたの口ぐせ
帰るべき家があって
待っていてくれるひともいる
それなのにどうしてそんなことを言うのだろう
こころの空白を満たそうと
終わりの無い旅 ....
辿りつくただひとつの島を探して
泳いでいた日々があった
そんな歌があった
{引用=
見知らぬ人よ
あなたは何処にいるのですか
めぐりあいを信じていますか}
探し続けていま ....
感じるのは
波のように不安定な今と
風のように不確かな未来
ただそれだけ
過去は火にかけて葬り去った
跡形もなく灰になった
あんなにも綺麗に燃え上がったのに
土にすがり付いて ....
闇のプールに浸る
時が自分のためだけに流れる
目や鼻から押し寄せる 濃密な闇
浮遊するのは 思いがけなくも ちっぽけな世界
根もない つながる先もない
もともとそうであった ....
空は詩をつくる最高のモチーフ
君は僕をつくる最高の暇つぶし
息してても
腹がへっても
ぼんやりしてても
僕らは書いているのです
時の手帳の空白に
忘れないように
つまり ....
ぽとり 私の胸の中に飛び込んできた
水滴は波紋を広げながら
囁く
囁くよ
未来永劫の孤独と虚しさ
此処で立ち止まれば終点となって
一切にfinの文字を打てるのですか
この空は ....
ひさしぶりに会うキミは
ナンダカとてもやさしそうな瞳で
せまってくるようだ
自然と声をかけずにいられない
僕の理性よ 許してくれ!
忘れたいのに
忘 ....
こぼれおちるなみだはいつも
生ぬるかった。
きずつけたいわけでは、ありません。
ただわからないのです。
その透きとおった紫陽花のいろが
恐ろしい。
色づいていくことがたまらなく怖く ....
久々にお昼過ぎまで寝られた
カーテンの外は透き通るような青
こんな日だからどこにも行かずに
コーヒーを飲んでゆっくりしよう
ダイニングを軽く掃除して
フリマで買ったコーヒーカップで
砂 ....
けれども胸は 青く傾斜してゆく 怯える意識には
透明なふりをする思惟が 蔓草のようにからみつく
窓の外では 涙のように 果実の落下がとめどなく
そのさらに遠く 地平の丘の上では 二つの白い塔が
....
片手くらいの
かわいい顔した手帖があって
女の子のような
詩がたくさん書き連ねていた
僕には
春の風を思わせる旋律が聞こえ
夏の陽気さを感じる水彩画でもあり
ちいさな言葉たちだが
海原 ....
みな僕のように
神経症患者さ
細かなことを気にして
人の評価ばかり気になって
何度も何度も手をあらうように
何度も何度も愛情をたしかめる
おかしいのは僕だけじゃない
そのことに気づか ....
冬の匂いを忘れてしまった
生々しく 研ぎ澄まされた
孤独の葉の匂い
確かにかいだことのある
凍土という 死
うらぶれた 世界の
むしろ普通の人々の
冬の匂い
寂しいということは ....
葉桜のむこうの
三つの波
つながれていたものは放たれて
水辺をめぐり 戻り来る
青に灰に
くりかえす
ひび割れ倒れる間際の硝子に
まだ名のないものが映っては
光 ....
灰色の雨が上がって
ようやく緑が光り始めた
葉脈を辿る水の音さえ
響いてくる気がする
穏やかな五月の庭で
白いシャツが揺れる
遠くから届く草野球の掛け声が
太陽を呼ぶ
きみ ....
あなたは
初めから
そっと隣で見ていてくれた
あなたの一言に
心満たされ
涙したり
笑ったり
癒しと言う言葉の持つ意味は
きっと
あなたのような方の為に
存在するの ....
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