あたしが一枚ずつ脱ぎ捨てるたび
視線があつまるのはわかってる
そうやってあたしはお金をかせぐし
そうやってお客は悦びを得るのだから
ギブアンドテイクってやつでしょ

あたしがステージの上で ....
幼い頃はトカゲのちぎれた尻尾を大切にするような子供だった
今や部屋の中を横切るコバエにさえ鳥肌が立ち殺虫剤を携帯する始末
時は絶え間なく流れ僕はとめどなく変化している

田舎の母は未だに生活費 ....
瑞々しい裸体を
武装した少女

その眼差しは
凛々しく 強か

おどけた拍子に
合わせて踊り

毬のように
飛んだり跳ねたり

そして猫のように
慎ましく
笑う

墨書 ....
ゆめのとちゅうがいまならば
ねむるわたしは
だれだろう

ゆりかごのなか
ことばのいらないせかいで
わたしをみまもるのは
だれだろう

めをさまさないように
あくむにうなされないよ ....
私は
灰色であり
黒であり
白である

そしてまた
私は
紫であり
青であり
赤である


その明確な境界を
私は知らない


『季節へのまなざし』
という詩を歌って ....
日曜日雑踏
街は喧噪
祭の爆破予告
車の激しいクラッシュ
辺りに満ちるフラッシュ
眩しすぎる照明に映える紅
心地よく吹く風に舞うように
鮮やかに凄惨なHero

まるで作り物
主人 ....
プール清掃の前 ヤゴ捕り大会があって
捕まったヤゴたちは巨大なペトリ皿に移される
ヤゴはそれぞれの教室に置かれ、トンボになるまで観察される

子どもたちが最初に目にしたのは、なんと共食いだった ....
夕べ好きだと

しゃがれている

透明な

ロックンロール

心のなかで

心たちが

みっともないデモ行進


泣くなよ泣くな

オレンジの沿線を

ぽつぽつゆ ....
つめたい湯につかる

それが

湯であった痕跡は

柔肉や

匂いで感じられる

追いだきは

追憶に似ている

それが

かつて湯であったこと

エネルギーの再現 ....
朝を待つ人は
髪を枝葉のように広げて
目を瞑ったまま夜を探る

どこかに昼のきれはしが落ちてやしないかと
どこかで夜がめくれて光が漏れてやしないかと

暗い空が屋根でよけてもまだ重い ....
ふとく

みじかく

かがやいた


夕暮れ

海に

太陽の道が


ふとく

みじかく

かがやいた
まとめて出した紙屑の中に
一つだけ色が違うのが混ざっていて
翌日あれは愛ではなかったのかと、惜しむ

急いで探しに出たものの
それはもう燃やされていて
真っ白な灰
見分けがつかない

 ....
You are always gentle.

あなたはいつも優しい
私にそっと寄り添っていてくれて
そして私の近くで静かに夢を描いています
だから私も寄り添っていたい
もっと近づきたい ....
 ・・・うん。 君を今更思っても

何も始まらなくて

何も終わらないから


心に一粒の種を抱いて

風に身を任せてみる


お日様に挨拶をして

風と友達になったら


どこまで ....
あのひとの住む一丁目に
背を向けて
眠る習慣

隣にある二丁目が
うらやましい

私の住む三丁目は
海沿いにある
教室で
「俺、海が好きなんだ」
という会話が聞こえ
うろたえて ....
夜空を越えて
きらめく星空
箒星が瞬くあいだに
胸の奥に秘められた
小さな鼓動は
紅くかがやきながら
燃えている
Over the
Sentimental Memorial


 ....
むこうで
ねむたそうな
きみが
いる

こちらで
ねっころがっている
おれが
いる

次女夫婦が
ぷれぜんと
する
きみと
おれとの時

テレビ携帯で
不如帰が
二 ....
くるりくるり  かざぐるまが廻る

柔らかな風に  音もなく廻る

綺麗な和紙でつくられた かざぐるま

夕方が  よく似合う


廻れ廻れよ  かざがるま

どんな時にも  ....
あなたとの別れが訪れて
どれくらいの月日がたったでしょう
別れをあなたに告げられて わたしからあなたの元を去ったとき
涙は流れず

―あなたをののしる言葉ばかりが浮かんでは消えた―
―その ....
愛してるなんて言わないで

虚しさが吹き荒れるだけ

苦しみのナカ

僕はここに眠るんだ

右手に君の心臓を

左手に涙の雫を

喉には優しい飴玉を

詰らせて息できないよ ....
耳があって口があれば音声言語だ
目があって手があれば手話言語だ
鼻があって口があって
出し入れ自由な汗か何かがあれば
味覚と臭覚の言語ができていたかもしれない
二重文節性の生産性を犠牲にして ....
BOY 理想はあくまでも高く
どんな星より 遠く煌いている
たっぷりとあふれんばかりに湛えて
こぼさないように歩く
ネットの海に棲む詩人が紡いでいる
いつまでも色褪せない
磨きこまれたナイフ
のような綴りに痺れ
少しでも掬い取ろうとつかんでも
手 ....
長い時間、丁寧に水切りをされた子どもたちを
洗濯ロープに干していく
きゃらきゃらと子どもたちが笑うので
ちょっとした火花が続いた
子どもたちから出たお汁は
大切に集められて牛舎へ持っていく
 ....
汚水の流れる川の上
工業団地と市街地を繋ぐ橋
毎日多くの通行人が行き交う
弁当箱を抱えた土木作業員
金色ネクタイの青年実業家
貧しい身なりの痩せた老人
手にした紙には“SPAR ....
責任なんか持てないよ
と思いながら優しくしている
口にすると妖怪が飛んでくるから
さっさと優しくする
雨上がり
屈折した気持ちで見上げた空に
描かれた虹

一つ悲しみを乗り越えるとき
失くしてしまうものがあるとしたら
それはある種の光なのかもしれません

水分を透過して
感情の成分を ....
                 080610



官庁所在地
艦長不在の鬼瓦
屋根瓦に巣を掛けた
黒い目玉の黒い鳥
九官鳥と名前を付けた
カラスの勘三郎の従兄弟
カラスの真 ....
蒼く濁った
水の下
虹色オイルの
カァテンの下


潜行すること
五メートル
潜行すること
十メートル


真っ黒な海底に到着す
真っ黒な海底に到着す


光わずか
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
「ストリッパー (3)」ベンジャミン3*08/6/11 2:54
日常の意味智哉108/6/11 2:48
遊女かいぶつ108/6/11 2:06
ねむりのせかい小川 葉208/6/11 1:10
ホットタイガー北村 守通1+*08/6/11 1:01
Hero相羽 柚希1*08/6/11 0:58
ヤゴの飼育[group]西日 茜13*08/6/11 0:45
夕べのデモ行進吉岡ペペロ508/6/11 0:42
僕らはうつろう408/6/11 0:40
クロールミゼット2*08/6/11 0:38
海に太陽の道吉岡ペペロ208/6/11 0:38
愛の行方亜樹108/6/11 0:35
「You are always gentle. 」白い羽根008/6/10 23:52
ここにいてよ[group]長谷川智子2*08/6/10 23:44
ダンデライオンシュガー・ソ...9*08/6/10 23:25
三丁目の奥手さんRT408/6/10 23:22
箒星が夜空を堕ちていくあいだに[group]りゅうのあく...6*08/6/10 22:48
不如帰草野大悟208/6/10 22:39
力強く、かざぐるま篠ノ月108/6/10 22:26
わたしはあなたともこもこわた...3*08/6/10 21:31
終わらない口づけ愛心4*08/6/10 21:17
ニム・チンプスキーによるアメリカン・サインランゲージ入門海里208/6/10 20:43
BOY哀愁冗句308/6/10 20:33
ネット遊泳渡 ひろこ23*08/6/10 19:40
小詩集 別の国嘉村奈緒1008/6/10 19:16
BRIDGE1486 1...1*08/6/10 18:44
処理チアーヌ408/6/10 14:19
「虹の色が足りない」ベンジャミン8*08/6/10 13:45
九官鳥あおば3*08/6/10 12:47
水底北村 守通3*08/6/10 12:05

Home 戻る 最新へ 次へ
4157 4158 4159 4160 4161 4162 4163 4164 4165 4166 4167 4168 4169 4170 4171 4172 4173 4174 4175 4176 4177 4178 4179 4180 4181 4182 4183 4184 4185 4186 4187 4188 4189 4190 4191 4192 4193 4194 4195 4196 4197 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.99sec.