別れぎわに振ったときも軽い手
 その指さきから飛散する言葉の感じ/トン・コープマンの音に近いかもしれない

 差しのべた手が届かなかった空虚

 灰色の猫をかまうときの手の感触/そし ....
雨樋の裂け目から
私だけに降る雨がある
長方形の庭の隅
縁側から三歩進むと
雫の群れとの遊び場

傘に隠れてよく泣いた
いつも悲しいときは雨で
そのおかげで気が晴れた
傘を回して雫を ....
#response


地水火風って言うけどやっぱりむかしのひとって馬鹿なんじゃないかと思うだって火だけ仲間はずれ


  つめたい地面
  あたたかい水
  つめたい風
  あたた ....
さよならより速く
季節が訪れたら
離ればなれになんか
ならなかったかもしれない

さよならより速く
奇跡が訪れたら
僕は君について
涙を流すことはなかったのに

さよならより速 ....
世界って、かなしいね
無理して笑った女は言った
彼女は最近、死を知ったらしい
雨が止まないね
呟いた言葉は雫に溶けていった

冷たいね、冷たいね
雨って、冷たいね
冷たいね、冷たいね
 ....
きれぎれに
夕暮れに
夜夜に、きみは髪の毛を編んで
いる、指先で
ふれて
いる、暗闇に、きみは
きれぎれに
くちづけている、刻々と
空になるまで
砂嵐の音で目が覚めた
いつの間にか眠っていたらしい
冷蔵庫の扉を開けて
牛乳を一気に飲み干した

浅い眠りの中で僕は
大切な夢を見ていた気がする
それが何か思い出せないまま  ....
静けさを測る術を探している。冷たさには限界があるのだけど、

静けさを測る術を探している。住宅街の、小さな公園の、真夜中、ブランコをこいで、こいで、鉄の鎖を軋ませて、泣いてしまいそうだ、どこかの家 ....
砂漠の真ん中で
ラクダが一頭
器用に足を折り曲げ
佇んでいる

背中には
大きな荷物と
大きなこぶ
そしてその谷間には
エジプト人の死体

ラクダは悩んでいる
自由を持て余し
 ....


ため息

心を豊かにするために
一本の白いタバコに火をつける。
息を吸って吐く
それだけの行為が
心に行き届き
夜にはまる。

それだけだ。
それだけで
内側から ....
アイスべろべろばー
かまずに胃へ
煙突が溶けないショックを
つづらずらずら
かきかきくうきゃくストックをしんちょうにね
スコップでミルクむきポテト
白クリーム色がうしろななめ80℃まくとし ....
雨が歌ならば
それはどんな傘でしょう

歌のような気がするだけで
それはふるえる
息継ぎの音
近すぎた鼓動の足音

声を聞いた
傘の下で
たしかなこと

待ち合わせた雨の庭 ....
さかなになって
星を見つめる夢を見る
波打つ界面のもっと上に
潜る深海を見る

手をのばすと
満たされない世界を掴む
息苦しい自由と屈折率
さかなのうちゅうに
虹はない

夜 ....
さしすせ空には茜雲
まみむめもうすぐ日が暮れる

あいうえお空にお月さま
やゐゆゑようやく夜になる

たちつて遠くにお星さま
なにぬねのんびりおかあさま

かきくけこちらは変わり無く ....
凪いだ湖面は穹
白色の羊雲に
そうっとつまさきを乗せる
溶け出した肌色
ペティキュアの赤色が
波紋に引きずられるように
湖岸に打ち上げられるのを
静かに見つめながら
わ ....
疑うと詩が書けなくなる
あとは
幸せなとき


大げさな絵の具のような
ありふれたフォーム
曲線

誰かがうつむいて
指折り数えてる
それは
ノルマとか銘柄とかで

ほん ....
 ふと気配を感じた。とろりとろりとしたみずあめの海の奥深く、おおきな生き物の影が、ちらと見えた。息が苦しい。水が欲しいな。いっそあれに捕食されてもいい。おおきな生き物はそんな思考を察してか、ゆっくりと .... 君を傷つけたくなかったんじゃない

傷ついた君を見て
自分が傷つくのが怖かったんだ

君を傷つけたくないからと
自分に言い聞かせては

君に伝えたかった一言を
どれだけ置き去りにし ....
枝をつまんで
口にはこんで
種を
枝につけたまま
残して
きみは

二十五個の
さくらんぼを
おいしい、おいしい
と、むせもせず
たべたんだね



今日の
さくらんぼ ....
                080628



明日は大雨ですから
透明なビニール傘ではなくて
しっかりした傘でお出かけ下さい
天気予報が告げる大雨の予測
雨が降るから傘をさす
 ....
メールが来た
日付けはなく 差出人の名前もない
蔵書を貸してくれという

家の居間から出ようとしただけで
不意にさびしい海岸に出てしまったなら
どうする?

まあ
椅子でも出して座っ ....
対流圏の天辺に住む生き物は
そこからさらに上のほう見上げて
あぁ空だなぁと思うのだろう

成層圏のその色は
地圏の天辺、気圏の底から
見上げたそれとは違うだろう

対流圏の天辺に住む生 ....
右目からビームが出るのはいいけどその間見えないんだよね
ほいで別にビームといっても熱かったり痛かったりしないんだよね
しかも自分で制御出来なかったりするから若干だるい
朝ご飯を食べない日はあんま ....
夏が来て
ちいさな歩道に
気のはやい病葉が舞いだすころには
わたしはもう
いないかもしれないけれど
いまはやわらかい
光のなかを飛んでゆくわたしを見てください

(きっとあなたは
  ....
牛タンゲーム イェーイ!
そんなことを一人でつぶやくようになったら終わりだ
わたしはとうとう終わってしまったのだ
朝から晩までそんなことを一人でつぶやいているのだ
ぎゅう たん ぎゅう たん  ....
何の前触れもなく 
私の 
頭の中で、
光が 
生まれる瞬間がある。

あなたのまなざしの
中心から
少しずれた
小さな部屋の中で 
聞きなれない羽音が
響い ....
アヒルにオセロで完敗した
俺はアヒル以下のくず野郎だ
もう二度とアヒルとはオセロなんかしない
アヒルとオセロをするくらいなら
ケツからビールを飲んだほうがましだ
そう言い残して家を飛び出した ....
その喫茶店には
時計の音がいつも聞こえていた
チクタクという音とは逆に
時代から取り残された様な
ぼやけたオレンジの明かりの店だった

その喫茶店のテーブルには
温泉の記事の切り抜きが
 ....
星が消滅するのは
とてもはやくて
とてもとおくて
とてもゆっくりにみえた

ぼくたちは
死にゆく生き物です
だから
いまここで
おもいっきり
深呼吸をしたい

まばたきをし ....
定刻どおり
バスがまだ来ていないので
画用紙のうえには
バス停にいる人々の
シルエットが
壊れかけた
目覚まし時計の
秒針のように
記されていて

バス停で
麦藁帽子を
深くか ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ホムンクルスの大きな手こんぺき13...1*08/6/29 12:41
雨の日の庭、傘から聞く風景[group]木屋 亞万3*08/6/29 11:48
レスポンス、れつら9*08/6/29 11:40
さよならより速くゆうと2*08/6/29 11:38
雨ときどき涙緋月 衣瑠香7*08/6/29 10:49
傾いていくこもん608/6/29 10:18
AM4:151486 1...5*08/6/29 6:51
静けさを測るrabbit...37*08/6/29 5:02
悩みすぎで肩こりが治らないラクダかいぶつ308/6/29 4:37
我が喫煙雲泥0+*08/6/29 2:38
のどからめももさわ田マヨネ108/6/29 1:48
雨の日の庭、傘から聞く風景小川 葉4*08/6/29 1:38
波打ちぎわで眠れない夜にたりぽん(大...708/6/29 1:24
夜と五十音プル式4*08/6/29 1:02
入水回帰朝原 凪人6*08/6/29 0:43
パラレルuminek...9*08/6/29 0:14
涅槃こんぺき13...508/6/28 23:13
僕の優しさsmall ...6*08/6/28 23:11
晴れ、今日はさくらんぼ草野大悟408/6/28 23:02
雨の日の庭、傘から聞く風景あおば16*08/6/28 22:47
手紙「ま」の字6*08/6/28 22:17
微塵の空とミジンコの湖海里108/6/28 22:12
右ビームセガール、ご...608/6/28 21:42
もんしろ「ま」の字4*08/6/28 21:42
永久機関セガール、ご...508/6/28 21:40
むらさき5*08/6/28 21:39
アヒルこわいセガール、ご...708/6/28 21:37
喫茶店プル式4*08/6/28 21:18
星命ゆうと5*08/6/28 21:00
麦藁帽子のある白と黒のオマージュ[group]りゅうのあく...4*08/6/28 20:44

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