君とずっと話している
僕らの間には水たまり
いろいろ溜まっている
涙怒り汗悲しみ唾喜び不安
水の底にはくぼみがあって
深い溝に感じられるけれど
目の前のたまりはずっと
僕らの関係を深く湛 ....
080611
六月になると
ブラインドを用意する
晴れたら暑い季節です
陽に焼かれ
暑いのは我慢して
幼い声でいわれても
降りるつもり ....
最初の紋白蝶は
どこから来るんだろう
それを
君に尋ねてみたいけれど
妄想自動車
走る雨の街
たぶん君は
できるだけ丁寧に答えてくれるんだろう
損な性格
わたしの感覚 ....
雨に浸されて
ぼくのジーンズは裾から濡れだす
(ねぇ 君のカーテン
いつかすはだにまとうはずの、
快晴のあお・・・・・)
ぼくは今日も雨だったんだよ
軽く頭をこづかれ
....
気に入っているお店のお惣菜コーナーから
たこ焼き 十個で298円を購入する
マヨネーズ 紅しょうが つまようじ付き
大型スーパーの駐車場は広い
混み合うお店のすぐ前から ....
小さな苺畑には
小さな白い花が咲きしめ
夜には小さな彼女が眠る
苺の香は心を癒し
さやさやと風が髪を洗う
彼女は月の夢をみる
そうしていつしか旅にでる。
ふんわりやさしく控えめだけど、何か芯の強さが伝わってくる
どこかお茶目で どこか大胆で どこかたくましくて
つらい気持ちを乗り越えてきた 魂の強さ
あなたの恋は実ったのでしょうか?せつなさは? ....
よく考えてごらんよ
僕達は皆違う生き物なんだ
それを仲間って言葉で
同一かのように見せてる
おかしいよね、
それって凄くおかしいよね
自分の事さえも理解してないのに
他人を知った ....
抱きしめるのだ
抱きしめられたように
ときには
生涯をかけて抱きしめるのだ
そのことにより
水は底まで澄み
風はふたたび生まれて流れはじめるのだ
抱きしめるものの眼にかわり
月は
修 ....
***
シルバーの空に映り込むことを知りました
もう
春とは違うよと教えられ
枝先からこぼれそうな
それも
また
みたことのあるカラーでした
***
子どもの頃夢中で集めた
爪楊枝でできた小さな旗
戸棚の奥から急に出てきて
捨てようか一瞬悩んだ
デパートに行く日は隠そうとするから
着いていきたくてだだをこねた
5Fのエレ ....
川の向こう側から見る僕の街はこんなにも虚ろだったか
長雨を全て天に突き返すかのような強圧的な陽炎に揺られ
幾万もの人間の疲労と鬱屈がうごめいてやがる
ゆく川の流れは絶えず ....
そこには、なにもない。
あるとしたら、
なにもない。ということぐらいかしら。
君はベランダの向こうの空を眺めながら
まるで、詩を朗読しているかのような雰 ....
やらなければいけないことが
たまっている
そんな時にかぎって
思い出すことがある
親水公園からの帰りみち
あの
ふたつめの花がかわいかった
と聞こえたのだけど
あぁ
と ....
{引用=見上げた空のたかさを
とおく 感じて}
皮膚はまるで
とうめいなガラスのようだった
ふりそそぐひかりを
全身で吸収していく
こころに咲いた
まだせかいを
知ら ....
霧雨 降る 青山通りに歩み
国連大学のビルは時雨れ
青学の研究棟が そびえ立つ
巽書店の100円コーナーは「華」
柳田国男
中国文学史
「唐詩の鑑賞」はある
楊けいの「梅 ....
どうして伝えたいんだろうね
未来は
自分の中にある
それは一瞬
輝いていた星砂、だったから
{ルビ現在=いま}に立っていても
ときどき砂にまぎれて
きらきらと見えてしまう
....
家族を作ることは
新しい歴史を創ること
新しい部族の
新しい人類史が始まる
僕らはスニーカーを履いた原始人
訳もわからないまま抱き合った
傷は柔軟な肌触りになり
錆付いた蝶々は
散 ....
廻る、廻る。
くるくる、廻る。
君の心も、僕の心も。
くるくる、廻る。
春、夏、秋、冬。
廻るように、廻り続ける。
止まらないよ、止められない。
メリーゴーラ ....
みんなはわかっているのに
あたしだけがわからないまま
「みんなと違う」
そう認めるのが嫌で
みんなと違うからできないと思われるのが嫌で
でもあたしにはわからないことだらけ
みん ....
いたずらめ
げんこつがとんできて
くわえたばこだ
ふというでで
いとぐいっとひくと
おとうさんのたこは
どこまでものぼった
ぎんがみたいに
まーじゃんぱいがぐるぐるまわる
ひ ....
饒舌になる必要はない
ただ一言
がんばっているね
と伝えられればいい
沈黙するだけではだめだ
きちんと説明し
理解してもらわなければ
必ず言葉は応えてくれる
必死に君と繋がる努 ....
おわりが終わり
はじまりが初まる
夢も希望も失った今こそ
私の宇宙が脈動する時
人さらいは恋をした
ころころとよく笑う少女だった
人さらいは少女をさらい
自分の家に閉じ込めた
他に愛し方をしらなかった
人さらいも同じ様に育てられたから
その日から少女は笑わなくなっ ....
お正月に私は父と母とで
私が生まれ育った町へと車で向かった
何年ぶりのことだろう?
十年・・いやそれ以上?
どうなっているのかな?子供の頃に行った
デパートのレストランはあるかな?
....
いつも適当な友人A
お互いからかいあってばかり
真面目な話も軽く受け流すから
たまに本気でイラっとくる
そんなアイツが急に「悪かったね」
しまった胸を火傷してしまった
いつ ....
心を撫でる光景
美しいものばかりじゃない
思いのほか 裁判官が多いので
不器用なコメントには要注意
怪我してみて 初めて分かる痛み
経験してみて 初 ....
秒針を刻むソレを止めた午前零時
頭痛がする程の静寂が支配した部屋
このまま全てが止まればいいのに
{引用=私の時だけ止まればいいのに。}
夢に逃げることもできなくて
現実 ....
俺はカツ丼になりたい お前のカツ丼になりたい
お前がカツ丼大好きだから 特に富士そばのカツ丼が最高と言うから
俺は富士そばに勝ちたい 世界一お前に喜ばれるカツ丼になりたい
誰もがゲンをかついでカ ....
海へ行った
病気の母を連れて
もう一年も前
秋の始まり
懐かしい
海岸線
生まれた町
揺れないゆりかご
籐の編み目の
飴色の海
その色を
ずっとみていた
ゆっくりと歩いて
波 ....
4155 4156 4157 4158 4159 4160 4161 4162 4163 4164 4165 4166 4167 4168 4169 4170 4171 4172 4173 4174 4175 4176 4177 4178 4179 4180 4181 4182 4183 4184 4185 4186 4187 4188 4189 4190 4191 4192 4193 4194 4195
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.22sec.