手を
つなぎたいんだよ
一緒に
歩いて
雨が
降るから匂いがね
夏の
匂いで
髪を
切ったね似合うよ
とても
素敵だよ
もう
改札なんだね何も
言えな
かった ....
巻き上がる
泥
揺れる
水草
そんなに
慌てて
逃げなくったっていいじゃぁないか
なんもしやしねぇよ
こっちゃ
お前さんに構ってられる時間なんざないんだ
自意識過剰はや ....
「君は一人じゃないさ」
離れた場所から誰かの声がする
「辛いのはみんな同じさ」
そうやって傷口から目を逸らす
自己満足のための綺麗な言葉は
誰の心も揺さぶることはない
....
小学生のとき
誰よりも早く、九九を覚えたのは
僕が頑張ったからだ
まわりのみんなが
甘過ぎて吐きそうなラブソングを聴くのは
みんなが単純だからだ
....
あなたはいつも寡黙
あたしを抱いてキスをする
愛情ってあるか?
人を心の底から
声を出したことのないあたし
裸の一部が溶けて
行く先に未来はあるのか
一日しか数えられなくなった
明 ....
明日が怖いから
今日に終止符を打つ
足元がふらつくから
先が見えないまま
振り返れば
見るも無残な死体の山
差し伸べる貴方の手は
ガラスの向こう側で揺らめいて見えて
明日が ....
行き止まりに
立ち尽くす
追ってくる脅迫観念
しびれるぜ
なにもかもどうしようもない
手を出したら
縛られる
声を出したら
首を締められて
倒れこんで
砂食って
喉の奥か ....
立ち止まっています
雲を眺めるくらいしか
能がなくて
あぁ ぁ ぁ
も ぅ
何処へ行けというのでしょう
あなたは
....
*
優しく風が吹く、
僕はそれを背に受けて、走り出す、
追い風を受けながら
加速して行く
風を感じなくなる迄
加速して、
風と並んだら、
風を孕んだら、
今度は一気に、
向かい風を生み出す位に ....
「いらない」と見向きもせずに、あの日も弁当は置き去りだ
しょうがないのでその人は、昼飯にやるせなさを食べた
「ほうっておいて」と突っぱねて、また綻びが大きくなった
しょうがないのでそ ....
ささくれだった赤土に
ひょろりと一本伸びた草は
悲しみへの道しるべのようだった
足が痛い
靴は山肌を滑って
僕は赤土に染まったのか
赤土を染めたのか
渇いていることが大人ならば
....
この頃はどうも選択物が乾かないので困る
心の窓辺、カーテンレールに
外に出せないでいる選択物がずらり
じめじめと蒸し暑い室内で
頭脳が知恵熱を出しながら文字を打つ
――愛してる好きです付 ....
とおいとおいむかしから
ほしぞらの中に
ぼくたちは住んでいて
三年にいちど
地上へ水を飲みに降りる時は
ロープを一本垂らし
それを垂直に降り
まる三日間かけて
水場に到着する
....
土手で三角座りしていると
サマータイムブルースが聞こえてきて
おまえ死ねよっていわれてるように思う
で やばいなって思うんだけど
何をしているのかと聞かれて
アリの観察をしているのです
....
通いなれた
カラオケ喫茶
誰も歌わず
扇風機は回る
ランチは1050円
夜はスナック
カーテンが下り
ミネラルウォーター
かぐわしき
コーヒーの匂い
気分転換
昨日の新聞 ....
二年後の自分が夢の中に出てきた
相変わらず品出しばかりしていた
学生気分も抜け切らないまま
いつの間にか七月になっていた
チーフは自分より早く仕事を始めて
自分より遅くまで ....
白地図に雪が降り積もる
数える僕の手は
色のない犬になる
古い電解質の父が
真新しい元素記号を生成している間に
妹は今日はじめて
言葉を書いた
それを言葉だと信じて疑わないので
....
12階のベランダから地上を見る
得体の知れないものが
あたしたちの体の中にある
欲望
空気の中にみえない
何かが飛び交っている
愛
悪意
諦め
執着
春を
夏を
秋を
冬を
....
空と海とが
おなじ青だと思えるほどの
白い砂浜だった
波打ち際には
貝殻がおどっていて
それにあわせてはしゃいでいる
君がいた
スカートのすそを気にしながら
そ ....
ふわふわ、空も飛べちゃいそう。
視界が水であふれちゃったわ。
触れば全部弾けちゃう。
泣き腫らした目でこっちを見ないで。
あたしが悪いみたいじゃない。
誰も咎めたりしないからもっと優しい顔を ....
080703
カワガラス
オレンジ色を
四角に染めて
生きる渇きに
備えてる
(保有期間が過ぎたので
(補修用性能部品を
(絶対に
....
朝は新聞越しの会話
返ってくるのは相槌ばかり
退屈そうな表情はまるで
鏡でも見ているみたい
コーヒーには角砂糖を二つ
多くても少なくても文句を言う
飲み干した後はカップも洗わず
無言 ....
親指姫になりたいな
ベッドはタンポポ
お布団はチューリップ
枕はハルジョオン
黄色や赤の夢を見るのです
テーブルはキノコ
クッションは木の葉
カップはどんぐり
お皿は薄い栗の実
....
とおいおそらを
みあげれば
いつも
そこに
あをのおと
くも
あめ
にじ
ゆき
おそらは
すべてを
のみこんで
おおきな
こきゅうを
するのです
なみだ
....
もう留守録は聞き飽きて
立ちあがり
部屋にある本を
1ページずつ
食べた
あなたのために買った本
それから、
鍋いっぱいのスープを
全部
飲んだ
あなたのために作ったスープ ....
まっすぐ投げてくる君の言葉では
あまりにも強すぎて受け取れないんだ
気持ちを言葉にすればするほど
一つずつ嘘つきに消えていくから
なぜ、なに、どうして
言葉が花に出来るなら
君の口 ....
アイスランドのポストマンは
白い氷の地平を越えてやってきます
彼女のところには
世界中からラブレターが届くんだそうです
毎日カバンいっぱいの愛の言葉を
ポストマンは顔を真っ赤にして運びつづけ ....
わがままな飛行機雲が
あおぞらに
まっすぐ線をひく
ちくしょう
飛行機雲め
あなたと
私との距離に
まっすぐな線
ひきたいけれど
公園の木々
信号
コーヒーハウス
....
寂れたボウリング場。
真っ昼間、他に誰も客はいなかった。
くたびれたおじいちゃんが店番をしていたよ。
ボウリングはよくわからんから、ストライクかガーターの2択でした。
余裕の負け越し。
君は ....
さあ 何を信じようか
目を見つめ合い 考えよう
朝が来るまで。
答えを焦る必要はない
怖くても 見えなくても
さあ 何を信じようか
間違えだらけの風が吹く
この世界で。
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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