打ち降ろす響き、
ヒビキ
叩き降ろす、
僕は燃える
私は燃え滾る
俺は燃え上がる
響き打ち降ろす、
意味はヒビキの中に
線形時間の中に在るのは、
あれは 死体 ....
○「財布が見つからない」
ワイフが犬と散歩に出かける時に
居間の椅子の上の座布団の下に財布を置いたのに
帰ってきたら、ないという
念のため部屋中を何回も探したけど
ないという
外から侵 ....
キーを!
ストローを挿しただけの痕を
理解できる人は限られている
子どもたちが見つけたキーを!
円筒の穴凹に差し込んでみた
ぼろぼろと
剥がされていく
ユダヤからやって来た乗 ....
かず子さん、飯はまだかね
おじいちゃん、さっき食べたばかりでしょ
──そうか、もう食べたかね
かず子さん、わしゃ一体何を食べたかね?
いやですよ、おじいちゃん、ブリのお刺身でしょう
──そう ....
人生ゲームは
一つ一つの苦難を
乗り越えて
レベルアップだ
やったあ!
思い通りになんて
行かなくて当然。
川の流れを見つめながら
川音を聞く私を
空は見守っている
....
聞いた話によるとそこはもう数十年も前から打ち捨てられた廃屋ということだった、縁がすっかり落ちてしまった扉はしばらくぶりに開かれた重みに耐えきれず落ちてしまった、おかげで危うく怪我をしてしまうところ ....
思考の深掘り できなくて
水面を揺蕩い それこそ世界中
広過ぎると思いきや これは井戸の中
明日にはアメリカ でもそこはコメリだ
愛すれど愛されず 愛足りぬ故?
落ちゆく先は 愛なき ....
たしか稲荷駅だと思うんだけどね
母と別れたの
電車が動き出すと追いかけちゃって
祖母がね
血は繋がっているのだけど
義理の祖母がね
手を掴んで離さなかったみたいで
うっすらね
うっすら ....
白い人、地平に立つ
青い空、輝き出るように
花は咲き膨らみやがて割れ裂け
わたしは笑い転げるひたすらの力動
予感に押し出され此処まで来たんだ
力を集め四散しているそれを魂に凝集し
....
南岸低気圧が
猛り狂うなか
ゴルゴンゾーラの丘に
二人は立っていた
キンタマ王子は
皇太子の座を守るために
亀頭枢機卿は
皇太子の座をキンタマ王子から
奪い取り
弟のカウパー王子を明 ....
湯豆腐の店が恋しくて
南禅寺に出かけてみた
松の葉に
雪の子が降る
池にも雪の子が降る
戸をかたく閉じる
まちの白い舗道に降る
車の走行音にも降る
誇 ....
よか世には
まだまにあうのでは
なかろうか
友よ、風の声を聴け
そして今日も茅ヶ崎
体の無い
在りし日の想い人と
ひや酒を呑む
歌唄いの友達に
茅ヶ崎の寿司屋から
LINEを送った
「ネタの並びが
顔のようである」
今頃君は
八王子のライブハウスで
ギターを掻き鳴らしているだろう
僕がそっちにいなく ....
降る雪は積もらずに
口から溢れた諦めが
恥ずかしそうに転ぶ
寒さのせいにして
何もしなかった日は
冬が嫌いになるし
たまに晴れたりする
空を見ると
春を待つしかない
季節 ....
明け方の夢の中へ
二人の少女を置き去りにした
二人が望んだことでもあった
彼女たちはわたしの一部だった
寝付けなかった
疲れはたまっていたし
酒もしこたま飲んではいたが
職場のとばっ ....
ゴハンかけ卵
物価上がって
賃金据え置き
ひにひに
一品たんか
安くなる夕飯
食べれる感謝
昨晩なんと
GKT!
とても美味しく
いただきました
そうさく料理の
時 ....
総理、以上ご説明した通り
将来貰えるか判らないのに
払えというから未納者が多いのです
だから逆年金にするのです
高校卒業後の19歳から24歳までの5年間
安い給料の補填や高校以降の進学費 ....
○「性欲」
頭はごまかすが
心はごまかすが
体は正直
今朝は一丁前に勃起している
○「性欲」
僕は下半身の弱さを
下ネタで補っている
○「同性婚時代」
これからは
男が男を ....
悲しみが
好きという、
人は
嫌いだな。
いつも泣いてばかりじゃ、
世界が視えないんです。
ちゃんと、ととのえる、
から、
今日散らばったこれらのこころの
....
無理に書かなくていい
笑顔を作ろうとするのと
似たようなことだから
書きたいときに
書きたいことを
書きたいように
書けばいい
書きたくないときは
書かなくっていいんだよ
....
虚ろに揺蕩う 夜陰、
枯れたひと吹き
実の在るひびき
ひとりでに紡がれる言葉に従い、
ピラミッド構造のこの社会
下請け納期徹夜徹夜の連続
さんざん味わってキタヨ
身体も心もコ ....
人生はいつも
嘘みたいな本当で
都会で降る雪みたく
瞬く間に消えていく
ある命題の
自明であるとだけの証明に
私だけが取り残される
(膨張していく未来)
(暴走していく世界)
....
外枠がある程度の強度で確定したから、あとは色とりどりのボールを詰めた。ここそこに刻む、文字のことだ。二進数的な歩幅で累乗に積み重なったそれは、借景となって僕らの街を覆っている。
僕らは言 ....
柘榴をお目当てにやってくるヒタキは
ながら、の達人
羽ばたきながら実をついばむ
秋を経て
冬へと持ち越され
艶を無くし
死んだようになったその実は
つつかれて
したたるようなルビー色の ....
何時なのか
知るつもりもなく
近すぎず遠すぎもしない
道路工事の音が耳に心地よい
薄地なカーテンシェードで遮られた
街路灯の漏れ込むワンルーム
あそこの窓が
月明かり ....
雪が、雪が 降ります
しずか、静かさ 纏うように
アスファルト道、しろく純白に染め抜き
雪が、雪が 降り続けます
遥か遠い国からの
見知らぬ差出人の筆跡に
しばし眼を奪 ....
輝きを忘れない
太陽のよう
圧倒的な魅力がある
焦がしてしまうほどに
底なしに優しい眼差し
私にとって
無くてはならない
ビタミンのよう
何かに負けそうなとき
その輝きが ....
「肉」は消費される物だからです。
「魂」は純粋に持続される、とおもいます。が、
「神」は「肉」を知りません。
いつも、それの前にさしだされるのは、
「肉」から離散した「 ....
○「同性婚時代」
俺は若い頃は
女よりも男に
もてたんだけどなあ!
○「年齢制限」
バレンタインデーって
年齢制限
あるんだろうな?
○「終活」
失ったものは
すべて
か ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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