いっしょーけんめいやってる人を
いっしょーけんめいバカにする人がいて
意味不明な戦いが始まる
で 俺らはちょけて背中に酢昆布のタトゥー
ベイビー達はだまっちゃいない
ベイビーたちはだまっ ....
うっそうと繁った木々は
絡まりあって
もはやどこから始まっているのかわからない
しんせいなもののように
べったりとした朱い鳥居が立ちはだかっている
すぐ傍には側溝があって
いやなに ....
ある朝家を出たのさ
もう戻らないのかもしれない
この道は長く
そして時間の流れは早いね
もしかすれば本当のゴールには
永久にたどり着けないのかもしれないね
いっそ ....
僕と踊りませんか?
産まれたての死人が言った
もう一度、聞き直そうとしたが
既に腐り始めていたので
棒でつついてそれきりにした
でも本当はすごく嬉しかった
素敵な言葉だなと思った
だ ....
静かに醒めながら燃えていたい
夏の陽射しに身を溶かしながら
冬の大気にカラカラに乾きながら
感性は既にブスブスと燻されて
炭を纏って汚れちまって
地肌なんて見えはしないしそのうえ
燻さ ....
熱を受け止めたアスファルトに
裸足で触れる。
それは ほんの少し生温く
でも 夜の風には逆らえず
この体温を奪うように
冷たく冷たく、
消えてしまいそうなほど。
....
たかが女の髪ひとすぢ と
スウィフトは(そういえばドジソン先生も)
書いておられましたが
粉砕され漂白された木質繊維にさえ
人の思いこめられるものな ....
真昼の魔女の集会 原色の森で
あたしたちはお互いが魔法の箒
老いぼれた蛇は立ち枯れの木にすがりついて
あたしたちを遠巻きに見てる
太陽と雨はあたしたちを祝福する
雨のしずくを髪に飾って
....
その鏡に映るのは私だが
その姿はあまりにも美しい
十六歳の私は扉を開け
そして二度と戻らなかった
その姿はいまだ保存されているが
その言葉はあまりにも醜い
あざらかな夕映えは
....
悲しすぎる日々に
傷つかないように
心 緩慢な水のように
それでいて敏感で
すぐ涙で満たせるように
永久に 縮まらない
数センチを
夢中でつめていて
それで 幸せだった。
080624
灯心草
藺草のことなんですがぁ
蒸し暑い午後
開け放たれた
座敷の真ん中に
寝ころんで
真新しい ....
さっきの話は聞かなかったことにして
君を悩ませるつもりはなかったんだ
僕のことは気にしなくていいんだよ
君は君の幸せを選べばいい
ピエロの仕事は笑わせること
泣いてる姿は見 ....
リンゴを食べたことがおれたちの罪の始まりだなんて
ストラトキャスターを掻き鳴らしながらあいつが歌う
トランプで掌を切ったおまえが部屋の隅で泣いている
カシュクールの胸元から覗く真っ白い肌と青の下 ....
一、
まっくら まっくらがりが まず
鎮座、回転、連続回転
わからない
わからないよ
どうしたって、
まっくら
まっくら
二、
放射している
いがいがのとげ ....
だれかがしんだとき
おわるなにかがある
こころのなかにぽっかりとあく
あなたのスペースは
なににもかえられない
たいせつな、たいせつなものです
いなくなったのに
いなくなったきが ....
幸せというものが
限りなく平穏で安らかなものであるなら
私の死もまた限りなく幸せなことなのだろう
すこし昔の話をしよう
僕らがまだ幼くて
あまりに子供だった時の事を
覚えてるかな
手のひらにのせた楓の葉を
引き裂き 引き裂き
空に舞い上げた日の事を
母さんが好きだった桜の花を
....
あなたがいてくれたこと
私が未来を見つめられたこと
泣きたい時 辛い時
すぐそばにいてくれたこと
何気ないもの そのすべてを
楽しいものにしてくれたこと
あなたがいてくれたから
今の ....
心にあふれてくるのは
ありがとうの気持ち
すなおになんて 言えないから
おてがみ 君に
いつだって どこにいたって
離れてたって 会えなくたって
つながってるよ だから
おてがみ ....
自分の存在すら
掴めてないケド
何となく
感じてるんだ
・・・私は あなたが 好きです・・・
でも
この気持ちは
誰も幸せにできないから
大切にしまっておくンだ
今を
....
そぐわないものに心惹かれるのです。
アスファルトから伸びるたくましい雑草や、
青々と茂り視界を遮る街路樹や、
花束の中で枯れてしまった一輪の花に。
その景色に溶け込んでいない存 ....
雲がうごいて
その子の足の下に
影がやどった
その影に
モーツァルトの顔が
透けてみえるのだが
彼は影にだけ気づいていて
自分をのみこむ大きな影にだけ
気づいていて
無垢 ....
極道のパシリのような学生運動の残党を
羨ましく思いながら
確かに当時、吐け口も見い出せなくて
いつもボクは何かに飢えていた
掴むことさえできない訳の解らない悔しさ
曖昧でどうしようもでき ....
八方の声に伴って
いしを砕く渇いた音がする
毒がまわる
のたうちまわる
回転木馬のしんぜうを
握り潰した私の
血と涙に違いはあるか
精神の死を願う
空を飛ぶ夢を見た。
見 ....
花屋へ行って 鈴蘭を買って来て下さい
野生の鈴蘭が咲くまで
私は待っていられないのです
どんな花よりも 鈴蘭は
私を和ませてくれるのです
優しい気持ちにさせてくれるのです
あの小さな釣 ....
満月の灰皿に
吸殻を押し付ける
真っ暗な犬
大きな体が闇に溶けた
此処に居るぞ、と
吠え立てる
ネオンに映える
スパンコールが
一瞬の流れ星
赤い車が
クラクションを響かせ ....
王子さまが早くあたしを見つけてくれたら
こんなにやきもきしないんだけど、
王子さまは近眼なのか、
なかなか見つけてくれません。
あたしはここにいるよ。
あなたは今、どこにいますか ....
ヒトと戦車 そして騙しあい
限りないその束を 何度も窓から棄てましょう
愚者と路 そして嵐
そんなに苦しいなら もう一度生まれ変わりましょう
偶然と音楽 そして貴方
もう触れないかも ....
なまなましい透明な輪郭ばかりが
声をともなって底からわきあがってくる。
止めようと思ってもとまらない
体が、ふるえる、ふるえる。ふるえながら
私はあなたのゆびばかりをしゃぶった。
止まらない ....
4140 4141 4142 4143 4144 4145 4146 4147 4148 4149 4150 4151 4152 4153 4154 4155 4156 4157 4158 4159 4160 4161 4162 4163 4164 4165 4166 4167 4168 4169 4170 4171 4172 4173 4174 4175 4176 4177 4178 4179 4180
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