清らかな波を重ねて作られた
海は上質なつづら折りのキリム
潮騒 風の音 ウミネコの泣き声
響きあうハーモニーはadd9
空の映写機に投影された
夕暮れのスクリーンを背景に
僕は ....
新入社員のボーナスなんてたかが知れてる
有給休暇も簡単に使えやしない
悔しいな こんな時は旅行雑誌片手に
つかの間の脳内バケィション
夏はやっぱり南の島がいいな
焼け付くようなエ ....
Aメロ
晴れた日はすがすがしくて
The fine day is fresh.
どこか遠くに行きたくなる
It comes to want to go far away somewhere. ....
本来ならこんなG
内側から掛かるはずないのに
掛からないはずなのに
Aメロ
遠くを見つめていて、
The long distance is gazed at.
自分の現在位置を確かめる
My present location is confirmed ....
路上の
トランペッターと
テナーサックス
割れるような
張るような感じの
音色
その独特な渦に
耳を澄ましながら
考えるのは
彼のこと
今頃
どこかの大通りで ....
ときめく鐘 辺りに鳴り響き
ちぎれがちなウロコ雲
ピンク、パステルカラーに色づく
流れる空 流れる距離
やがて染まる ネイビーブルーに
人は、花としてつくられた。
翼を広げる鳥の旋回する
空が
地上に立って見上げる人を
咲かせよう
咲かせようとしている
花の顔をひらいて
人は
空を、見上げる。 ....
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風が通りすぎる
通りの梢が静かにゆれていた
梅雨が上がって空は青く
雲ひとつなくて
高く青く澄んでいた
いつものイタリアンレストランは
....
車が好きだ。
それも改造車が。
一般的には嫌われる
改造車が好きだ。
親父も
そんな改造車に乗っている。
うるさいエンジン音。
本人は気持ちがいいんだよ。
好きなものに ....
また新しい朝に、自転車でくだる、長い坂道で
To moreover, a new morning 、It goes down by a bicycle.、 . On a long slop ....
蝶は虚構の中で
自在に飛び回り
隙を狙い天国に
紛れ込んでいく
根の支配する地底
ないまぜの死体が
植物に甘い粘液を
いくつも咲かせる
夏の風に膨らむ帆
高すぎる ....
生きることを諦めたら
死にも辿り着けないのに、
あたしは 今も
虹をさがしてる。
君は 今、
空を見てる?
明日の空を知らぬまま
灰色の街を歩いてる...
そうか、 ....
あまりよく、覚えていない
ふらふらと適当に帰りついた夜
白く重たいドアの先で
お父さんが
ガチガチに冷凍されていて
あれ、しっかり保存されていたんだ
そうドアの前の過去に
気が付つい ....
この闇に留まるおくびの飛ぶ
片手は上手に動ける
目頭のした 深く凍える蛙
この闇に留まるおくびの飛ぶ
片手は上手に動ける
すばらしい天井は天井に穴を空け
すばらしい天井は天井に穴を空け
月曜日
仕事から帰って
メイク落としシートで顔を拭いた
ゴミ箱に捨てる瞬間
シートがため息を吐いたような気がした
火曜日
上司に怒られた
理不尽なことが世の中には詰まっていて
....
吉祥寺をブラリ
カラオケガンガン
ビールギンギン
ヤキトリガツガツ
髪結屋
カフェスタンド
ストリートライブ
ドイツパン
回転寿司
メンチカツ
献血スタンド
自然食品の店 ....
キスマークつけてしまった代償に
なまでいれなきゃならなくなった
たった十五分のカプセルのなかで
くちゃくちゃ暴れるだけなのにさ
暗闇でひとつの蒲団
そのリスクヘッジ
....
あなたは私の体を
アイスの当たりくじを探すように
一生懸命舐めるんだね
はずれ
ディスプレイに “助けて” の文字が浮かぶ
このメールを 受け取った日
わたしは夢で あなたの骨を拾った
手のひらのうえ わたしの皮膚を あなたが焦がした
突きぬける 痛みが あなたを喪っ ....
夕立は、ぼくのことなんか忘れてる。
低い声で、かみなりが鳴いている。
さっきまで明るかった空が、とたんに表情を変えた。
なんだろう、よくない雰囲気がする。
まなざしが暗い、落ち込んでしまっ ....
雪の降らない夏は
やさしく壊れる背中が丸くて撫でた
ソフトクリームより黒髪が甘くて舐めた
去ったり去られたり
さらわれたりしながらも
おれは海に拾われたグニャグニャのあめふらしで
また ....
独り
寂しく眠れぬ夜に
勇気を出して
ゆっくりと
目を
閉じてみる
私は静かに耳を澄ます
…
電化製品の電子音
車の走る音
風の音
目を開けたら
窓から月明 ....
熱い帯にタイダイの笑い声が響く
電気工事のおじさん
駐輪場のおじさん
建設現場のおじさん
交通整備のおじさん
ペンキ塗りのおじさん
たくさんのおじさん
設備工事の父さんも
あんな風にタ ....
だらしない服が
花のように香る
からだの線が
浮かんでは消える
あなたは
無言にたなびく
降る曇
くちびる
とじたまなこ
うしろあたま
ひとつかがやく
....
携帯電話のカメラモードを
セピアにセットして
梅雨の晴れ間の街を歩く
写り込む世界は
春まだ浅い砂浜で風に吹かれ
総てをなくしてしまったことを悟った
あの時のまま止まったように
....
プロミネンス、
追いかけてみろよ/思い出すのは音/蝉/sem
i/miserable/定義したのはだれだ?/dare?
bear/心のまずしさは見えない/
プロミネンス、
....
きみのはだけた地図を
わしづかみして
通ったおとこたちを
ミキサーにかけたのだ
はやく爆ぜろ
たましいを
すりあわせていた
もうすぐ何処からか
鈴の ....
ホワイトノイズは
部屋で夏空を包みながら
白壁に掛かる孤独な
仕掛け時計の秒針が
いつのまにか
こつぜんと沈黙している
とても古い悠久にある
哲学をゆっくりと紡ぐ
みたいにして
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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