キスマークつけてしまった代償に
なまでいれなきゃならなくなった
たった十五分のカプセルのなかで
くちゃくちゃ暴れるだけなのにさ
暗闇でひとつの蒲団
そのリスクヘッジ
....
あなたは私の体を
アイスの当たりくじを探すように
一生懸命舐めるんだね
はずれ
ディスプレイに “助けて” の文字が浮かぶ
このメールを 受け取った日
わたしは夢で あなたの骨を拾った
手のひらのうえ わたしの皮膚を あなたが焦がした
突きぬける 痛みが あなたを喪っ ....
夕立は、ぼくのことなんか忘れてる。
低い声で、かみなりが鳴いている。
さっきまで明るかった空が、とたんに表情を変えた。
なんだろう、よくない雰囲気がする。
まなざしが暗い、落ち込んでしまっ ....
雪の降らない夏は
やさしく壊れる背中が丸くて撫でた
ソフトクリームより黒髪が甘くて舐めた
去ったり去られたり
さらわれたりしながらも
おれは海に拾われたグニャグニャのあめふらしで
また ....
独り
寂しく眠れぬ夜に
勇気を出して
ゆっくりと
目を
閉じてみる
私は静かに耳を澄ます
…
電化製品の電子音
車の走る音
風の音
目を開けたら
窓から月明 ....
熱い帯にタイダイの笑い声が響く
電気工事のおじさん
駐輪場のおじさん
建設現場のおじさん
交通整備のおじさん
ペンキ塗りのおじさん
たくさんのおじさん
設備工事の父さんも
あんな風にタ ....
だらしない服が
花のように香る
からだの線が
浮かんでは消える
あなたは
無言にたなびく
降る曇
くちびる
とじたまなこ
うしろあたま
ひとつかがやく
....
携帯電話のカメラモードを
セピアにセットして
梅雨の晴れ間の街を歩く
写り込む世界は
春まだ浅い砂浜で風に吹かれ
総てをなくしてしまったことを悟った
あの時のまま止まったように
....
プロミネンス、
追いかけてみろよ/思い出すのは音/蝉/sem
i/miserable/定義したのはだれだ?/dare?
bear/心のまずしさは見えない/
プロミネンス、
....
きみのはだけた地図を
わしづかみして
通ったおとこたちを
ミキサーにかけたのだ
はやく爆ぜろ
たましいを
すりあわせていた
もうすぐ何処からか
鈴の ....
ホワイトノイズは
部屋で夏空を包みながら
白壁に掛かる孤独な
仕掛け時計の秒針が
いつのまにか
こつぜんと沈黙している
とても古い悠久にある
哲学をゆっくりと紡ぐ
みたいにして
....
知っている
野生の生き物たちが
自らの意思で立ち上がれなければ
どうなってしまうのかを
ふるえる膝を押さえながら
重たい身体を支えようとするとき
昔見た象の瞳を思い出した
陸 ....
愛されたい
愛されたいと
愛されたいと叫び続けた
寝ても覚めても
愛されたい
愛されたことがなかった
どんな季節の中でも
どんな街に ....
たゆまず あせらず 回り道
オブジェクト指向 ずーん ずうん
急ぐな 休むな 回り道
それが春夏冬 ずーん ずうん
春夏冬二升五合 五合
目指せ 春夏冬ビト
そうれ 春夏冬ビト
....
夜の池に
落ちた星達が沈みゆく
あこがれは
しろい石となり
ざりがに達の
洞くつとなる
太陽の熱で
宇宙には太陽風が出来る
太陽風はとても熱く
地球をも巻き込んでしまう
星々は熱気にやられ
散り散りになってしまう
彼らの涙は遠く
地球にも届く
北極などでは空を埋め尽く ....
正確に言うと
「わからない」
未来のことも
現在も過去も。
真剣に考えていない
そうかもしれない
深く考えすぎてる
そうなのかしら
わかんないのっ
だから
わかんないん ....
メールに添付された
君の写真ばかり眺めていたけれど
「さっきはごめんね」
そのメッセージが 愛おしい そっと
撫でた
そうやってぼんやりしていたら
ノートパソコンはいつのまにかシャ ....
紫が染みだし跡を残した
眠りかけの紫陽花は
次々に色を手放していく
雫に色が宿り
すがりつくわたしを紫陽花色に染めていく
柔らかな土に倒れる体
内側に眠る紫が
わたしを飲み込み根 ....
時々、何かがおかしいと思うけれどその何かが全く分からないというようなことがある。でも、僕はそれはそれで仕方のないことだとも考えている。この相対的ではなく絶対的に考えて忙しい毎日を、本来のんびりとした性 ....
先生
ボク帰って来ました
この教室に
円周角やら
関係代名詞やら
習った
この教室に
先生
あなた方が座っていた
デスクに
今
ボクが座っています
こんなにも
広かっ ....
夏に拾った蝉のぬけがらは甘く脆く
シャーベット踏みつけて 赤い
最近笑ってない
笑いころげた事は
6年位無い
泣いた事もない
でも笑顔は忘れない
ポーカーフェイス
風車は回っている
いつか思い出になる。
大人になった。
すぐには本心を言わ ....
写メ撮ろうとしたけど人間だったのでやめました
あの白と赤の濡れた部分
どうもねえ
話せば長くなるんだけど
座っていい?
触ってもいい?
ほら
助けなくていい
快速の電車でね ....
海の中の岩は水の中に
住んでいると思っていた
魚が時々 遊ぶ
漂着したものが
流れ着いては
またくるりと
一礼して 海原へ
どこにも行った事がない
どこかへ行きたいなあ
ちょ ....
鳥の居場所はわかい、翼が生えているからなー
切符を握りしめたまま彼女は眠りについて、
相手の男は、洗濯機の中にまぼろしの車輪を見つけた。
ベットサイドに戻り床に転がるギターを眺めていた彼の、 ....
蟻のように虚ろな
手袋を嵌めた世界
言葉落として夢を見た
ただ繰り返す夢をまた
歪むほどに優しい暗い空
鮮やかな波に眼が眩む
その光は遅れて
歩くから未だ届かない
....
死んでいくことで
踊っていける、たった
ひとつの
空だけを
おぼえている、
わたしか、きみが
いるために
誰かがいる、場所
きみがひとつならずの
ことば
として、わたしに残されている、夜
死が
わたしにさらに投げ
入れられて、燃やしつくされて
さらされて、
指はなぞる、過剰に
横たわる
きみを ....
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