天源神話なのですよ
ソティス、
今また長く閉ざされていた氷が溶けても
溶けても凍り
凍っても溶ける繰り返し
絶え間ない浸食と風化の中でもずっと
岩がだいていてくれる

かつて空から降っ ....
雲 途切れ

一ミリの朝日が
赤くなった頬を刺した

部屋中にすきまなく
想い出が散らばっていては

目を開くこともできない

新しいエナメル
くるまったタオルケット
ちらちら ....
躍り狂う奇跡を 言葉じゃなく
こんな風に 歌いたい

ミシミシと振れる痴癖を
崩れるまで 感じたい

心に綺麗な闇の手を
心に綺麗な淡色を

まわり 君と夢の次の世界へ誓う
その針 ....
あさ
台所に行くと
涼やかな甘い匂いがする
桃の季節だ
ダンボールの中で
熟した実が醗酵している。
触ると
産毛が密かに暖かい

桃を手にした私に
おかあさんが声をかける。
―― ....
蜂の巣が近いらしい
家の裏山の方へ行くと
飛んでいる蜂と ぶつかりそうになり
私も蜂もあわててよける

洗濯棒の近くの花の中で
仕事中の蜂も時折いるけれど
そっと ぱたぱた 洗濯物をかけ ....
夏の正午の星座に潜む一人の男がいる
絶えず時間の絵画を仙人掌の花弁の陰に描いている
太陽の中の空虚に幼い欲望の結晶が成長する
爪の先輝く金色
雲を仰ぐ様なイロハ
教えてしまった君は
「知らない事なんて何も無いわ」
みたいに
横顔 太陽に焦がして

知ったさっき暫らく続く苦悩
似合わないそんな言葉
欲しがって ....
 
こうえんから
おばけのこえが
きこえました

おばけじゃなくて
ぼくのこえだよ
おばけはいいました

やっぱりおばけだ
みんなは
わらっていいました

そういうみんなも
 ....
くくくくく
ららららら
どんどんどん
ぱぱぱぱぱぱ

シャッシャン
ギーコギーコ
きらきらきら
あ〜あ〜あ

ぽんぽぽりん
てけてけてけてけ
ふわふわふわ
すたすたすた

 ....
 そこは一面、中指の海です

 したり顔で俺が唾を吐くのはそれなりの意味があるんだよ
 あんたは俺を見て その中ただ怒鳴りつけた

 気に食わないものを 悪だと思うためには
 考えることを ....
街路樹の葉群から 
蝉達の合唱の降り注ぐ 
夏の散歩道を歩く 

額の汗を拭うと 
数日前傷ついた右手の{ルビ瘡蓋=かさぶた}が 
いつのまに剥がれていた 

唇をぐっと噛み締める時を ....
 
なにか
過剰なものが
わたしの中にあります

それは
熱帯夜であることに関係なく
わたしの中に
箇条書きされていきます

かつおの刺身を
口にほうりこんでも
かつおの味はし ....
白い風が高くから落ちてくるから
静かなる木々は光を持て余してざわめいた

浮かされた心はじわり汗ばんで
翳る度にいつかの幻を見る

この空の蒼さは罪を隠すかな

咲き誇る花の色はただ
 ....
トウキョウの空は四角くて濁ってると
遠くから来た友達が
平気な顔をして言ってのけた

100年経ったらウンコも残らないトウキョウ
そんなのは何処だって同じで
特別扱いしてんじゃねぇよと
 ....
ら ら ら という文字が 
いつのまに薄れゆく 
都会の空です 

と ほ ほ という文字が 
滲んだ墨汁の雨雲となり 
黒いにわか雨の降りそそぐ 
21世紀のTokyoです 

黒 ....
コマカナオココトトリシオンマヌラタ。放送です。
節度を持ってください。節度を保ってください。
押し雪に染む飛沫に似た羞恥ったらないわ。またイタコ。
いつ死んだんだっけかその子。凡庸ね。開いたま、 ....
揺れる大空を
手のひらで掬ってみた
零れていくのは
昨日までの涙
真夏の炎天下の昼間に
涼しくて気持ちいい
この飛んでみたくなる水色を
ごっくん
旅に出るとき、私は
体温を消そうとする
体温計を握りしめて
血と水銀を反応させ
ぬかりなく冷却する



観光に行くのではない
旅に出るのだよ、私は
見られるためのものを
見たく ....
躊躇いを忘れ直視したら、輪郭がぼやけて見えなくなった。
欲深さにかこつけて、くだらない道徳心を捨てた。
君は、私を孤独だと笑いますか。



例えばの話、このままの姿で未来を望めば、私 ....
シャンプーが残り少ない。
ヘッドをプッシュしても「プスープスー」と
湿った空気音が閉ざされた浴室内にリバープをかけて虚しくこだますだけだった。
俺はしかたなくいつもの倍以上の時間を費やして
ワ ....
心より白く そうなる為に
心より白く そうなる為に

例え 赤い血を落として 
泪に浮いても 汚れぬように

例え あなたの孤独に
消えていかぬように

棘のない道を歩いていく

 ....
何が正解とか不正解とか

そういうものはなくて

でも

だから

こうやって生きていることが不思議で

不思議で…

不思議でしかたない
(泣いてるの?)

その問いは 恐ろしさだけを携えていた
そうして君はまた大人になるから
背伸びしたって追いつけないね
悲しみを知って 君はいってしまう
避けて遠回りしていたら
何時まで ....
知ってるかい
僕が10才だってこと?
10才のワルガキ
きみに
僕だけ見てて欲しいお年頃


許してよって
言ってるわけじゃない
10才だって思えれば
僕の見栄もかんしゃく ....
今日は
とても
暑い

夜風に
吹かれて
風鈴が鳴る

「チリーン チリーン」
家の窓につけている
風鈴は
風にあおられて
くるくる
回っていた

夏も終わろうと
して ....
庭に
かまきりがいた
目が大きくて
黒かった

草の上に
止まっている
バッタを
じっと見ている

あっと
いうまに
つかまえた

そして
食べ始めた

私は
バッ ....
今日は
すてきな
夏休み

こんな
日には
水遊び

今日は
素敵な
日曜日

天気も
良いさ
夏の午後

おいで
遊ぼうよ
素敵な休日

みんなで
騒ごう
 ....
なにかしようと考えていた。

それでその、
けだるく暑いせいにして、

考えるのをやめたいよなと、
考えたりした。

それでまた、

考えるのをやめるには、
どうすりゃいいかと考 ....
ホップステップジャンプ
楽しいな
愉快だな
優しいな

ヨーデルを歌い
角笛を吹き
民族衣装
木靴を履いて

絞りたてのミルク飲んで
チーズを食べ
また車で移動
音楽は国境を ....
真っ直ぐに
うつむいてしまえる時はいいのです
泣き出しそうな顔を見られずにすみますから
だけど
斜め下を向くしかない時
これは哀しくて切なくて
切なくて 仕方がありません


あなた ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
シリウス・パセット動物群にシリウスの名が冠されている訳海里208/8/4 0:15
はつこい木崎綾音5*08/8/4 0:15
淡色十二支蝶108/8/4 0:03
亜樹208/8/3 23:21
誰でもよかった砂木26*08/8/3 23:07
ぎよ008/8/3 22:58
プールサイドaidani...008/8/3 22:56
みんなおばけ小川 葉7*08/8/3 22:47
ホッテンポロリンペポパンプ3*08/8/3 22:43
Kornを聴きながら影山影司0*08/8/3 22:36
蝉の抜け殻 服部 剛108/8/3 22:14
わたしの中のなにかたち小川 葉3*08/8/3 22:11
蒼光くろね3*08/8/3 21:50
四角い空虹村 凌2*08/8/3 21:39
「 ら ら ら の人々 」服部 剛4*08/8/3 21:30
○の中には何が入るでしょうキリギリ008/8/3 21:29
手のひらに乱太郎13*08/8/3 21:05
無温旅程木屋 亞万1*08/8/3 20:24
真偽を問うふたつ0*08/8/3 19:15
ONE NIGHT DOPEエヌジーマ008/8/3 19:10
闇ノ泪十二支蝶108/8/3 18:28
生きること真琴2*08/8/3 18:17
word三上あず1*08/8/3 18:04
Honey, so sweetフユナ108/8/3 17:42
風鈴妖刀紅桜5*08/8/3 17:21
かまきり3*08/8/3 17:15
池のほとりで3*08/8/3 17:12
休日の午後よーかん2*08/8/3 17:12
R&Rジプシーペポパンプ2*08/8/3 16:20
無邪気明楽808/8/3 15:26

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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