真っ直ぐで
折れない定規のように
一本の線を引く
それが言葉なら
嫌われたでしょう
赤いルージュも
青い信号も
走り抜ける少女には
正義なのだから
何ひとつ
足りないも ....
味噌煮込みうどんを食べストロングゼロ350mlのレモン味とグレープフルーツ味を2本飲んでしたたかに酔いお気に入りのハメ撮り系のエロ動画でオナニーをした後僕は布団にぐったりとうつ伏せになって腕を枕にして ....
○「とらわれない心」
年をとったら
勝ち負け、優劣、分別に
とらわれないで
気楽に生きていきたいな!
○「お悔やみ」
百歳近い近所の、施設に入っていたおばあさんが
ついに亡くなった
....
欠けていく
月のすき間に入り込む
涙みたいな悲しい記憶
言葉より
刺さる牙などない夜の
そして月さえ牙に視えるよ
おだやかに
生きてきたからおだやかな ....
落ちている
冷たい月が刺さる秋
魔法使いの棲む屋根は赤
教えてと
君に頼ってばかりだね
なんだか優しい瞳(め)をしてるから
そっと手を
取って白くて長い人
....
空のうえで点滅してる 赤 あお 白 のテントウムシは
とても小さな機械だから
あやつられて綺麗な夢を見るたびに
ポストに絵本を返していた お母さんのベッド
さびしい 思 ....
こっから本番だよって夜に
眠くてたまらない
のぼった分だけおりた
くだんねーことは
やめにしよーって言ったばっかり
ひどいやつらだあいつらは
交わし合う喫煙室でのふたりきり
話に ....
雲の棚引く峰の間に
薄く光る紫苑の色彩は
遠くに歴史を追いやって
何かを得ようとした時代を照らして
風が稲穂の波を作って
杪夏の香りを運ぶ
また何かを見失おうと ....
文書に秘蔵する気炎など、
契った小山に盛り付けた。
偉いことなのでした
なくなりかけたものでした
豪いことなのでした
なくなりかけたことでした
かなしいだけの ....
ギラギラした太陽みたいなアイツは
なぜか憎めなかった
タバコは吸うし
ツバは吐くし
悪態つく上に
言葉も汚い
薄汚れたシャツに
皺だらけの半ズボン
サンダルにサングラス
かっこよさの ....
夏の後ろ背を
蹴り落としたように
唐突にやって来たこの秋日、
あなたはあの長い坂道を
予告もなく遠く
落ちていった
あなたはあの坂道が好きだった
よく途中まで下っては
そこにある岩 ....
まだ青い実が教えてくれた
もうすぐ冬が来るんだってね
知ってるよそんなこと
そう言って返すけれど
それでも語る口は止まらない
まだ遠い先の話
それでも青い実には、明日の話
そして ....
なんだか急に秋が来た
なんだかほんとうの秋が来た
透き通った涼風が
曇り空のもと街を吹き抜ける
久々着た長袖シャツ
朝から重い俺のこころ
午前中具合が良い間は
なるべく外を歩くよう
....
ひと山いくらのりんごから
いちばん赤いのをみがいて
光らせて持ち帰る
夕暮れに
朝焼けに
割れるような喪失を持ちながら
生活のすみずみを拭き上げる
その割れが
ひとかけ ....
指先を彩る
ネイルアート
指先で彩る
メールアート
きつくて辛くて
滅入るアート
疲れ切って
寝入るアート
明日輝くには
悔いるアート
枯れた美しさ
老いるアート
自称詩人は
宇宙とか星とかが
大好きなので
じっと夜空を見上げていたら
台風の残り香のような
強風に吹き飛ばされた
スナック「銀河」の看板に
頭を強打され
そのまま即死で
大好きな
....
波打ち際で戯れる子供たち
一時を美しく花開く少女たち
燃え上がり離れていく男女は独り
レンブラントの母の像
老いた女の静かな炎
老いた女の確かな実在
私の顔に
浮き始めた染みの点 ....
ひとつ
までのみちの
私達の針は
玻璃は
梁は
鋭く隊列を汲み
酌みだし
あいだを
深くながく
とおし
おもいきずの
くいあらし ....
あなたは
私はあなたのもの
と 言った
華やかな動き
夏の花の笑顔
豊かな体
私は それなのに
恐れていた
こんなに鮮やかさは
私にはいつまでも
とどまらないと
華や ....
さっきから
雨が降ったり止んだり
強風が吹いたり止んだり
台風の渦が東京に接近する
私は痛む両眼を指先で押さえる
この静謐な心を壊さぬよう
私は痛む両眼をそっと
クール宅急便 ....
教授、先生、博士に師匠
全部君の名前だよ
僕は教え子
出来の悪い生徒
好きとか嫌いとかよりも
教えたがりの君は胡散臭い猛獣使い
教授、先生、博士に師匠
サラマンダー僕をさらってゆけ
良 ....
ぼんやりとした将来の不安のために
死んでしまうなんて
僕なんて具体的な不安しかないのに
生きています
父母がいなくなったら
自活力のない僕はどうすれば
情けないこと言ってないで ....
放熱の先にあるものは静寂ではなく、更なる放熱だった、そのことを知った時俺の心中には、喜びと悲しみが同時に訪れた、おそらくそれが生きてる限り延々と続いていくものなのだと瞬間的に悟ったからだった、昂ぶ ....
終活の夜は
むなしくて長い
こんなに味気ないものはない
現役時代のような
達成感も安堵感も心地よい疲労感もない
いつものように夕飯を食って焼酎を飲んで寝るだけである
ワイフとの弾む会話もな ....
ねえ、おじさん
おじさんは何で
良い年して
うだつも上がらないのに
自称詩人なんかやってるの?
なんか決まりきった
天とか星とか風とか
花とか海とか光とか
愛とか命とか希望とか
夢と ....
花から花へ
飛び廻る蝶のように
わたしのたましいは
かろやかに
破壊と暴力を孕みながら
次々と新たな時を
点火していく
*
震える両手に溢れるもの
痛む両眼を支えるもの
....
おばさん
おばさん
教えてよ、おばさん
どうしておばさんになると
おじさんみたいな顔になるの?
口の回りが
青くなったり
鼻の穴が黒くなったり
眉毛が濃くなったりするの?
おばさん、 ....
良い意味で
もうどーでもいいよ
と思う時がある
何もかもが
大事だから
不幸中の幸いで
命は
助かった
魂という
命が
誰も知らない
私の涙を
私だけは ....
余は高齢ペンギンであるぞ
腰はみじんも曲がっておらぬとはいえ
前傾姿勢が急であるからして皆のもの
頭が高い。
予は皇帝・・してどのあたりがペンギンの
腰であるか?
かくかく しかじか ....
遅く。何遍もの楓を越えて遅く。
ホウ砂が切絵の上に散らされて、
磁針は下方に引かれて薄く破る。
(それをボールに乗せ弾ませたい。
上昇してさらさらと粒を降らせ、
線になり点になり、見えな ....
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