悲しみの鎖に繋がれて
僕はもがき苦しんでいる
3畳半のこの狭い空間
窓から覗さしこむ光
三日月の月が笑う
断ち切りたいと願えば
どんなに楽だろう
大層愛しかろう
切なかろう
....
すばしっこい背びれを追い回して
生ぬるい用水路を濁らせた
髪の毛の先から滴り落ちた汗
泥だらけの顔を笑い合った毬栗頭
ねばっこいフェーンの熱波を掻き回して
力任せに錆びたペダルを漕い ....
当然
君が好きで
十年後も
当然
君をもっと好きになって
当然
の
ように
君と一緒に
歩いてく
当然
そんな日々を願ってる僕
恋ってとてもつらいもので
苦しいもので
涙しかなくて
泣くことしかできなくて
もう恋なんてしない
って何度誓っても
やっぱり恋に落 ....
菜の花
キャベツ
ブロッコリー
白菜、大根、カリフラワー
一同
怒りの立て札立てた
「モンシロチョウチョ立入禁止!」
ひらひらしているだけならいいが
卵さんざん産みつけて
....
爪を《凶器》として生やし始めてから
{ルビ何年=どれ}くらい経つだろう・・・
爪を噛む癖を口実に
苛められ始めたのが小学校4年生の頃だった
あたしの本名 ....
美しいものをめでる
心のゆとり
育てる喜び
待つ楽しみ
花を愛する
水をやる
暑さ寒さから守り
鉢を変える
蕾がふくらみ
いつ花が咲くか
楽しみに待つ
香り高き花たちよ
....
ワクワク
フワフワ
ちょっと待って
時間を止めて
マリンバ叩いて
低音が気持ちが良い
ポロロンポロロン
ドロドロ
パタパタ
鳩が飛ぶ
シャーパープー
着物の音
抱きしめたいとぶん殴りたいのは
紙一重だと感じた、八月の午後。
さあ
詩の時間です
と言われても
照れくさく
授業が終わるまで
僕は
窓の外を見ていた
おばさんたちが
道すがら
話す声が聞こえる
おばさんは
どうしてあんなに ....
コンクリート
信号機
看板
君がうたうのは何処。
君は何をうたう。
夏風がそっと聞いてくる
今年は
蝉の声が聞こえてこない
だから
さ
君が鳴いてよ
君が ....
あなたがいるだけでいいの、あなたがいないと生きられないの
そんなによわくないもん
でもよわいんだ
月をながめてる
くだらないことだっていう
そんなことない
いつかあそこにすむんだ
うまれ ....
魂ヶ崎
たましいがさきで会いましょう
希望の岬で会いましょう
あなたが飲んだ、その泥までも
あなたが裂いた、その腹までも
すべてを洗い流した場所へ
....
長い影を背負って歩く祖母と、
手を繋ぎ歩く
短い道のり
夕暮れの中、
迫り来る夜に仲良く辿る家路
あと何度?
あと何夜?
握る皺だらけの小さな手
彼女の歌はどこでも聴ける
初めて会ったとき
彼女の肩には音符が乗っていた
飼っているの、と
なんでもないことのように話してくれた
触れると柔らかくて
すぐに歌いだした
それは彼女の唇から ....
幸せを切り売りして貰えるのなら
毎日、少し物足りない位の量にして下さい
満腹になったり
特別に美味しい物を食べたなら
また更なる物を求めてしまうから…
お皿の隅に
少し残った物を、
ゆっくりと ....
また今日も聴こえるよ
皆の哀しい歌声が
人は辛いときに歌を歌うものだ
自分のカノウセイを信じたいがために
カノウセイって例えばユメ?
じゃあユメって何?
食べられるの?
それ ....
へえ
増えていくなあ
きみの残骸
あとになればなるほど
燃え尽きて
甘くなる
そういったものさ
水蜜桃かじって
甘い匂いを振りまいてる
あの子とはちょっと違うのさ
人生 ....
毎日が閉じ込められて過ぎて行くので
こんな時は元気のいい男の子にあこがれるものです
彼のポケットに入って
やぶけた穴から外を見てみたい
木登りやブランコ、くさっぱらに寝転がって
空を眺め ....
靴が発光している
朝の
淋しいところで
漁協の職員が
咲いた
僕はお花畑の
人みたいに歩く
かえでやかえで
ぼくらが うたう
くるくる まわって
わ になって
あかも きいろも だいだいも
みんな みんな
くるくる ひらり
ぼくらの てのうえ
あかく きいろく ....
おしりが
ふにふに
もこもこ
あったか
ふもふもの
うえw
(〃・・〃)
僕のクレパスは
どうしてみんな長さがちがうのだろう
買ったときにはどれも同じ
だけどそれはあたりまえのこと
黒が一番先に短くなる
デッサンでもつかうし
影をあらわすのにもつかうし
僕は簡 ....
欲望は眠りこけて
苦痛が姿を消しているとき
其処に幸せがボヤ〜っと突っ立ってる
乱反射する日常の事務と
隙間なく入り乱れた選択の連鎖のなかで
時々息苦しくなり
ぼくらは空気を求める
夏の ....
最後に見た夜空の星は
100光年の彼方からの100年前の光だ
それを見ながら僕は
緑色に濁った冷たい泥沼に沈んでいく
永遠と瞬間の狭間で息をして
一瞬の間に100年分 ....
見えない
敵に怯える
傷を負って
架空のフィールド
手の届かない
空は遠い
雲は立ち込めて
架空のフィールドで…
目覚めよ!
戦うんだ、振りかざせ
涙には花の雨を
誰 ....
この平穏な街で
確かにわたしは存在しているのに
なぜだか存在していないかのような
そんな予感がしてしまっていて
ぼんやりとひかるその太陽に
化かされてしまえばいいのにと
ふと、おもう
....
あかりがともってる
そう
ぼくの目の奥
ぼくの目の奥は
洞窟みたいになっていて
その奥のほうには
秘密基地みたいなところがある
それが脳みそと呼ばれるところで
ぼくの考えの源で ....
きみはあたまのいいひとだね
そういってとおざけているのは
ぼくのほうで
きみのそのあたまのよさを
うらやましいとおもうし
にくいし ずるいなっておもう
でもそれはとてもすてきだとおもう ....
お盆休みが来ると
街は色を変えていく
都会から若者が消え、生まれ育った静かな町が
騒がしくなる
目も覚めやらぬ
太陽がまだ2度寝をしている頃
私は家を出た
日 ....
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