080812


家族を困らせたいが
家族も居ない人たちが
枠のない世界に飾る
キミドリ緑の花飾り
お買い得のお値段で
道行く人に売りつけた
キミドリ緑の擬い ....
コンクリートの隙間へ
手をひたすとき、

かなしい人魚の
ほほえみが
過ぎる

その、
行方を追いかけやめた目の
放ってみせる空には
青のにじみが
よく似合う



 ....
音の陰の音たち
ゆうるりと振り向く
何もない場所に
署名はかがやく



落ちそうな首を片手で支え
どうにか眠り
どうにか覚める
音を見るたび さらに傾く

 ....
さよなら
大丈夫、泣いてなんかないわ
わかってたもの、ずっと前から


さよなら
大丈夫、だからそんなに泣かないで
わかってたでしょ、ずっと前から


さよなら
何よ、泣きたいの ....
              080812




抜け作が傑作書いた
村中大騒ぎ
金メダルを贈ろうか
それとも奨学金
検討委員会が作られて
抜け作の進路を決めることになる
抜け作 ....
誰もいない路地裏の街灯の下
空を見上げて呟く
少女 一人
星も月もない夜に
膝を抱えてうずくまり
火照った脈を測りながら

忘れ去られた夢を食べながら
獏は大きくなった
誰も望みもし ....
まだ伸びきっていない手足
幼さを残した横顔
君は頬杖をついている

窓の外には退屈な午後の空白
夏を控えた空はしかし
君を少しも動じさせない
期待と倦怠は同じものだと
その瞳は語ってい ....
 氷河の夜に
 人、鳴動
 かつて吼えたのは犬であった

 白雲に閉ざされた暗色の宙を透けていく声は長い頭ゆえに耳の有無を己が羽で確かめることができない自称フクロウの考究に一抹の進歩をも ....
梅干めく祖母のたなそこに御影犬が四千歳
私は自分の頭を内側から食い破りつつある
きゃつ
きゃつ
噛み音に苛まれるのは忍ぶとしても
犬が耳から侵入しては心配
と祖母の詰めてくれた梅の汁が染み ....
わかってた
ずっと前からこうなる事

わかってた

だけど
毎日空が綺麗だから
もうちょっと
もうちょっとだけだと
言い聞かせて

見て見ぬふりをしてきた

だから
君 ....
僕たちは気づかないうちに
夜の闇に飲み込まれていて
人混みに流されていた

ほんの些細なすれ違いから
互いに伸ばした指先も
届くこともなく
雑踏の中に互いの姿を見失う

 あとほんの ....
彼はもう夢の描き方を忘れてしまった
自分で生きることを忘れてしまった

流されることの気楽さに慣れてしまった
痛みをまぎらわす悪戯に慣れてしまった

彼はもう夢など描かないと思っていた
 ....
 

なにしろのろわれた生というやつだ

男文化へとへと
君のねーちゃんは
「男だってよ」の電話に
ぎゃんこぎゃんこ泣いたんだぜ
蝉がないてた
ねーちゃんもないて
あんちゃんたちは ....
付き合うだろうな、が

付き合ってしまえば

別れるんだろうな、になってしまう

いつものことだから

せつなく楽しむ術も身につけた


高速道路

よく冷えた車内

F ....
一枚の葉がふくむ記憶は
みどりにそまり
やさしく香る

かぜは
ときおり険しいけれど
その手をのぞみ
樹木はそよぐ



 世のなかに
 なごみの満ちた
 晴れ間がつ ....
震える それは初めて
線が食べて 半分 解らない

性欲 抑えきれない
さまよう 抑えきれない

望みが弾けて 
それでも 浮かぶ
このまま 忘れない
目では視えない 目の裏側に
 ....
解けてゆく心の模様が 肉片が
痛々しく千切れあって欲求不満の困惑で
さもしくワインを啜りながら 人が来るのを待っている

憶えている?
返したその言葉に 染み付いた私
助けて貰うの
輝き ....
人間すなおじゃないとね


あのひとは言った

あなただって…


言い返そうとして

としはまだ蝉の鳴き声を聞いていないことに気付いた

あのガード下へ行けば
聞く
 ....
A:し 死にたい (い)

B:一度しか会ってないのにこの胸のときめきはなぜ? (ぜ)

A:絶望というの名の坂を転げ落ちているんだ (だ)

B:だから僕は何時だって希望に満ちて 君 ....
田んぼの
真ん中に
立っている
かかし
なんで
顔が
へのへのもへじなのか
わからない
人間でもないのに
傘を
頭に
かぶっている

畑の作物を
荒らされないように
誰か ....
ここは
誰も
いない森

人間は
入れない森
人間に
荒らされたくない
静かな森なの

ここには
何年
生きても
大人に
ならない人がいる

そう
ここは
楽園なの ....
悲しい時
少し
休んで
空を見てた

そしたら
自然と
悲しみから
すっと
解放できた

悲しい時
死にそうなとき
つらい時
空を見てごらん

勇気がわいてくるから
 ....
気に入られようとしたら
とんでもなく真っ平らなものに
成っていく
呟くことといったら
軽はずみな提案ばかり
もっと知ってほしいなんて
言えない

猫のステップできみに近づいては
去っ ....
地球を横断中のどこからどう見ても萎みきった男性がスペースシャトルと衝突し死亡


そんな夢。
 
採取した指紋が
すべて蝶になって
飛んでいった
 
鑑識係の実家では
今日も一日中
雨が降ってた
 
妊婦がひとり
味見をしている
長い休みの
か細い台所で
 
  かさついた
  ふるい
  手紙を
  燃やして、
  灰は
  深い色をした
 ....
静止したかのような闇が

赤く燃え立つ

一閃の煌きを感じる

幻想に思いをくぐらせ

今日と言う未来を始める

時計の針が刻み始める

闇を焼き尽くし

皆に光を与える
 ....
あの日見れなかった
花火
音さえ聞こえなかった
時間
もうどうすることもできない
距離

必ず思い出します
必ず涙がでます

未だに
未だに


毎日笑顔でいます
時々
 ....
何しに来た?
って
ぶっきらぼうに
訊かれて

機械みたいに
サイトシーイング
って応える

観光と書いて
サイトシーイング

笑える

遠い遠いところから
光を観にきま ....
炎天のフロント9を歩く

バック9を回りきれるのか

ちょっと不安になってしまう

やるしかないんだ、と言い聞かせる

生暖かい芝の匂いのなかにいる

ここは蝉、雲いがいとても静か ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
擬い物あおば1*08/8/12 22:00
水の扉[group]千波 一也7*08/8/12 20:53
空と魚木立 悟708/8/12 19:23
さよなら、友子108/8/12 19:03
傑作あおば4*08/8/12 18:43
調律師と靴紐紫音7*08/8/12 18:32
血潮八布208/8/12 18:31
 やさしい鈴木108/8/12 17:17
 ライクライクラヴェルサンバwith犬308/8/12 17:08
最後の手紙蜜柑3*08/8/12 16:35
太陽の光はまだ早すぎる皆月 零胤3+*08/8/12 16:24
「夢の描き方」ベンジャミン3*08/8/12 16:24
録音縞田みやぎ3*08/8/12 15:02
理不尽なバラッド吉岡ペペロ308/8/12 14:21
葉月千波 一也6+*08/8/12 13:42
十二支蝶008/8/12 13:29
自殺108/8/12 13:20
捻くるひと恋月 ぴの16*08/8/12 11:03
【しりとりの し】つむじまがり3*08/8/12 11:00
かかし妖刀紅桜2*08/8/12 10:33
妖精4*08/8/12 10:29
悲しい時5*08/8/12 10:22
夜の街よしおかさく...3*08/8/12 9:43
夢日記飯沼ふるい108/8/12 8:57
ペーパー・シープ(休み)たもつ308/8/12 8:29
朝 の、るか6*08/8/12 8:12
朝日テルテル坊主0*08/8/12 7:47
308/8/12 3:56
観光大覚アキラ408/8/12 2:04
ゴルフ場にて吉岡ペペロ208/8/12 1:20

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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