私は向日葵になりたかった

 朝顔になりたかった


 太陽から愛され

 少女から口づけされる

 美しい花になりたかった


 私の周りには雑草だらけ

 小さい ....
例えばわたしは赤信号しかしりません

博士はそれに腹を立てたのです
それから幾つもの工具を取り出して来たかと思うと
脳内チップを取り出しました

例えばわたしは赤信号をしってします
例え ....
 この世に未練を

 残した人間(ひと)が

 眠る墓には

 鬼火が出るという


 男にすてられた女

 母にすてられた幼児(おさなご)

 息子に殺された父

 ....
 銀色に光る浜辺で

 ゆっくりと本を読む

 輝く月が闇に精彩を加え

 海がその姿を優しく映し出す


 幽かな水音に揺れる心

 見上げれば星座の海

 遥か昔の英 ....
星になろうか
蛍になろうか

骨壺と帰郷してきた
あぜ道の先に鉄塔の里山
夏は盛りで
田は青くそよぐ
懐かしいともいえないぐらい
生家はそのままで
特に変わらない父が
特に変わらな ....
さまざまな事象について科学的な見解がつけられ、証明され、人間は自惚れる
私があなたのことが好きだってことが一番重要な話なのに、それさえも忘れる
結論からいけば、この世界はなんて美しいんだろうかとい ....
眠い瞼に写る人影を 誰かと知る
少し息苦しいのはこの首に有る 太陽の行為

いつ此処へ来たの
ガラクタばかりを寄集めて出来たヒーローを
夢見ていたのは確かだけれど

名前を呼ばれるけれど ....
ピカリと稲妻がともり雷鳴が空を割った

今は小康状態
夫はゴルフにでかけ明日の朝まで帰ってこない

平静を装ってはいるが
絶え間なく続いた昨夜の雷に
腕も腹も脳天も足の裏からも入り込まれ ....
麦茶の入ったグラスが
汗をかいてるよ
伸ばし過ぎた爪も
切ってしまうのはさみしいの

なにもかも溶けていき
温い風に乗ったあなたに
追いかけられる夢を見る
「飲んでしまえば楽になれるよ ....
ちょっとだけ焦げたトーストに
マーマレードを丹念に塗りつけながら
行間が欠伸している新聞記事を
接続詞のように眺めていた

かなりぬるくなったコーヒーを
スプーンで執拗にもてあそびなが ....
僕の部屋だけを残して
今日も一日は終わる
Tシャツが背中にへばりつく

僕の口にした言葉は
一体どんな形だった
吐き捨てたのは自分のはずなのに
胃の中ではまだ
黄色い物が蠢いている
 ....
そいつは黒のタクトップに
80年代のシャンブレーシャツを着て
66後期のボロボロのジーンズに
黒のスニーカーを履いていた
サンドベージュのMTBに
飾り立てた削り出しのパーツで
ネオレトロ ....
僕はここにいる
僕はここにいる
君を愛している
僕はここにいる
僕はここにいる
僕はここにいる。
濁流に飲み込まれ
消えて終え
夢を描く私よ

濁流に掻き消され
失せて仕舞え
胸を突き刺す豪雨

もう幻の君
涙が身体に絡み付く
激しく街を染める
Sadness Squall
アナタは何で私を一人にしたの

「愛してる」って「一生そばにいる」って言ってくれたのに

アナタはもうこの世には居ない

一人であの世に行ってしまった

私は一人のこされた

アナ ....
ことりが笑う
種子を蔓延る
近しき性器の肉腫がおりました

潰れるような
打ちつけるような
首を立て
マンホールに跨る女がしゅくしゅくと
おえつを
脱腸のように
 ....
不健康のエキスポランド北九州
不安定な床のホールでスツール
瞳の檻で飼われ合うアベック
不謹慎な服装で
物静かにカフェインを煽っておられる
神様に乗った
肌よりは粘膜で
不 ....
足踏みをしていたら
後ろから吹いてきた風に追いこされてしまった

きっとわたしは
まだ夏のままでいたかったのだと思う

だってまだ海にも行っていないし
夏服の気に入ったのも見つけていない ....
ハッと気付いたらもう。
夏も終わりなんですって随分早いのね

夏の日差しの下を歩くなんて、もうずいぶんやってなくて。
夕闇に鳴くひぐらしが妙に切なくて やりきれず空をみた

何もかもうまく ....
今日も列車はゆっくりと走り出す 

人々が不安げに見る 
車窓の外の遠い山に身を埋める 
観音像は 
すべてを{ルビ識=し}っているように 
瞳を閉じる 

自分で望んだ記憶も無く
 ....
病気ってさ
痛くてさ辛くてさ
周りに迷惑かけてさ
色んなもん失ってさ
未来の終わりが見えてさ
過去が虚しくてさ
死にたくない
って思ってさ

元気な頃はさ
死ぬなら泡のようにさ
 ....
夏の終わりの夜道に 
動くことの無い蝉が 
独り 
仰向けに転がっている 

( 人々の 無数の足が 通過する )  

長かろうと 
短かろうと 

人の一生は 
蝉の一生に  ....
ごらん
あすこの田のね
水面が
水銀のように
ぬたっている

 あすこから
 穂のような爪が伸び
 根のような皺が這い
 虫のような舌が湧く

ほら
あすこの石垣
その隙間が ....
貴方が「好きです」

心の中だと云えるのに

貴方を目の前にすると

言葉が出なくなる

もどかしいこの思い

どうすれば貴方に伝わるのだろう

一歩勇気出そう

そしたら ....
爪先に、冷たい液体が波打つ様に、

何度も、繰り返して来る。

夜、のような真っ暗な世界で、

僕は液体を蹴飛ばした。

静かな世界に、水音が響いた。

爪先が、冷たい液体に浸かっ ....
      絶望的な希望の唄を この世の果てで口ずさむ


崩れかかった廃墟に囲まれ 頭の中で鳴るメロディー
今にも消えてしまいそう

虚ろな偽の灰色の瞳は 透明さを無くしたガラス
自分 ....
  「愛あるいは天使のような」

どこまでも続くかのように広がる
白樺の森を抜けて 僕は行くよ


アナスタシア 揺り椅子で眠る
君の失った右足の膝下に
赤い 赤い 靴を置いた
は ....
ぽつりぽつりと
往く道のことを話している
どこから眠りがはじまるのだろうかと
うわのそらで
言葉はすべて音楽
明日の話はどれもおなじ
空耳みたいに思っている
声をあらげずに
膝をかかえ ....
遮光瓶をのぞくと
オイルが少しと
後悔がいっぱい見えました

私は窓を開けて
フタをとった瓶を掌にのせ
太陽に差し出しました

ほんのひととき
りんごのような香りが
漂って消えまし ....
たんすの中におまえがはいっている
たんすの中におまえがいつもはいっている



何を尋ねることもかなわずに
わたしこのままひとりぼっちなのだろうか
せっかくたんすの中におまえがはいってい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雪見草星月冬灯108/8/30 15:08
わたし、ロボット笹子ゆら4*08/8/30 15:08
鬼火星月冬灯208/8/30 15:08
銀の砂浜108/8/30 15:06
ロマネタリウムススメ908/8/30 14:56
がん208/8/30 13:15
逸話ヒーロー梨玖108/8/30 11:58
逃亡の日ましろ1*08/8/30 11:34
台風のように[group]よしおかさく...2*08/8/30 11:02
休日nonya14*08/8/30 10:30
熱帯夜つばくらめ0*08/8/30 10:27
Japan Slumpmaynar...208/8/30 7:31
マッシュポテトプル式3*08/8/30 6:19
Sadness Squall相羽 柚希008/8/30 5:12
無題雪女208/8/30 2:26
「ハンセンのカルテ」詩集ただよう108/8/30 2:13
無様008/8/30 2:06
そうやって終わる夏タマムシ12*08/8/30 2:05
そんな週末の黄昏にウデラコウ1*08/8/30 1:51
星屑ノ唄 服部 剛608/8/30 1:51
遂逸、確固は雷木屋 亞万3*08/8/30 1:46
蝉と人 服部 剛308/8/30 1:38
水銀と黒檀亜樹208/8/30 1:28
告白雪女208/8/30 0:25
創書日和「ツマサキ。」[group]狠志108/8/30 0:25
壊れてゆく世界の中で モノクロームの夢を見る皆月 零胤5*08/8/30 0:17
「僕の村は戦場だった」を傍らに置いて千月 話子8*08/8/30 0:12
(無題)[group]キキ108/8/30 0:10
ローマンカモミール木葉 揺5*08/8/29 23:06
たんすの中におまえがはいっている因子3*08/8/29 22:45

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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