一つのものは 全てその一つとして 
時間は時間でなく 一枚となり 感情となりながらも
支配され 歪められ 固定され 第三となり
過去も 今も 未来も 
流れゆく全てが また情景であり
一枚で ....
おひさまいっぱい浴びたカリフラワー
たまごでとじる
そうやってたくさんとじてゆく

この部屋を出るとガス(かるい)があふれてて
ぬりかべに気まぐれに電話‐‐こんにちは‐こえはどこにあるのです ....
雨のスクランブル交差点を眺める 
2階のCafeで 
木目のテーブルの上に 
「 アランの幸福論 」を開く 

信号が青に変わり 
湿った白い梯子の上を 
流れ出す 
色とりどりの傘の ....
和解だって 破壊だって
貴方は出来たはずなのに

未来だって 過去だって
貴方は理解できてたはずなのに

苦しい や 悲しい や
嬉しい や 楽しい は
違ってるように見えて全部一 ....
   僕はあまり夕焼けが好きではなくて
   海は群青であってほしくて
   たとえ
   双手にすくう水が透明であったとしても
   きみには蒼であってほしくて



  ....


飲みさしのコーヒーの中に
砕けた夏を発見した
掬い上げようとしたら
逃げるみたいに砕けて沈み
底の方で銀色に光っている
人差指でかき回すと
跡形もなく溶けてしまった

 ....
{引用=

ゆうべ ぼくは あまもりに なりました

ほしが おちたからでは ありません

じゅうが うたれたからでも ありません

ずっと

たいように やかれつづけて きました ....
雨の日にも、
僕は
傘をささずに歩きたい。

張り巡らされている、意図への操作
気分屋の変わりやすい気象だから、


駅に並んだ不法駐輪の自転車を蹴り倒して
ビニール傘を叩き潰して
 ....
裂け目のように

はりつく雨筋
くすぶり続ける塵の水滴


仰いだ





煙が雲と同化した

酸性の石英が
びっしり敷き詰められ
た 道で

両手を外して ....
咳をしても一人
分け入っても一人
つるべとられても一人
海に出ても一人
水枕がばりと一人
落ち散ってうち重なって
雪とけても一人
誉め殺し
ボディータッチ
お土産と
至れり尽くせり

男はおだてないと
仕事をしないからと
人は言う
つやつやの顔

繊細な気遣い
化粧していない顔
追いつめられる
逃げる
 ....
結果が重要なのではない
そこに至るまでの過程が
もっとも
重要
なんだ

一足ごとに
アスファルト踏みつけるたびにそこから
名前のない生命がうまれて
燃えながら
 ....
あなたみたいに遠くへは行けない。
ぼくには足があるから。
そういっていいわけを考える。
うまい、うまくないかはべつとして。
とりつくろう、縫う、パッチワーク、みたいに。
きれいかどうかは ....
 
鏡にうつる
自分を見てる
ありもしない
本を読んで

ふすまが
開く音がして
慌てて
本を閉じる

それでも
気づくことなく
人は次の
ふすまから出ていく

少し
 ....
ダラダラ雨が降るり
ナンラン雨がもどり
ランダン雨がもどり
ダンラン雨が降り

記憶が煙草を吸えぬ
から記憶が煙草を吸えぬ

僕は指を描けにして
描けを指にするから

耳が臭くな ....
雪はつもり
せわしなく落ち
寄生木と寄生木と寄生木の森
冬が虹を捨てに来る森


枝と鉱 黒と緑
はざまにはざまにそそがれるもの
響くうちは
水でいられる

 ....
真っ赤に並んで咲くつつじの中に

青い小さな花をつけた一本の野草を見つけた  

日に照らされ赤々と誇らしげな中に  

可憐な青い灯火を掲げ  

しゃんと背筋を伸ばす  

は ....
曇り空にその彩かな色を奪われながら
涼しい風の言いなりに首を振り続ける
自己主張が苦手な遅咲きの向日葵の小さな声は

消えかけた横断歩道の白線部分みたいに
はっきりとせず途切れ途切れで
流 ....
死んだ人が生きかえる
バラバラだったラーメンが、一つのどんぶりに集まる。
家族はうれしがって、ラーメンにろうそくを立てて、復活を祝う。
ろうがラーメンにあふれて、あぶらと間違えて口に入れて
ま ....
前髪が濡れていて、うまく夜風に
流れてくれないのを感じながら
腕を軽く上げた先の
線香花火に、視線を戻した


断末魔の産声が
チリチリと聞こえていたはず
かつての夏の夜
赤い輪郭を ....
四角いへやに住みたい
何もないところで
棚に邪魔されずに
四角をながめながら
四角の一部になって
心臓を壁にあずけて
窓も作らず
頭の中にもう一つ四角をこしらえて
あほになったまま
 ....
今さら泣いたって何も出来ないよ

私はもうあなたの物じゃない

巣立つ小鳥のように

空へ舞い上がるの

さよなら泣き虫な私

さよなら一人ぼっちの私

さよなら

さよな ....
夜のおわりのはじまりの朝
シーツの広さを掌で思い知って
二人のおわりのはじまりの一人
残り香がひんやりと胸を掠めて

昼のおわりのはじまりの夜
未練たらしい影法師が踵から生えて
夢の ....
地球が悲鳴をあげている

叫んでいるのに
気づかなかった人々

花 咲きほころぶ春
ギラギラ太陽輝く夏
赤や黄色の葉を散らせる秋
白一面の冬



季節をずらし
それらしくな ....
これは知人から聞いた話

宝船を作ることが趣味の男がいた
船の材料は安い紙だが
金銀の色紙で作った財宝をのせている
そんな宝船が
男はこよなく好きだった
ある日曜日
いつものように宝船 ....
 私は人を惑わす

 この呪われた口よ


 虚言と罵られようとも

 真実を云っているだけなのに


 人の生命(いのち)さえも奪う

 罪深きこの言の葉は

 どう ....
 とてもとても長い道

 まだ先は見えない

 暗くて冷たい土を踏み締めながら

 一歩一歩進んでゆく

 足が痛くても辛くても

 止まらず進んでゆく


 とてもとて ....
 嫌われもののからすは

 誰からも愛されない

 慈悲の心があっても

 精進の心があっても

 愛されはしない


 冷たい冷たい冬も

 ひとりぼっち

 笑っ ....
  雨漏りのする部屋は、



  間違いも正しくて、



  いい夢は見られない、



  ただ僕の見るものが、



  ただ僕の聴くことが、


 ....
三角形の一つ目に
爪先で傷をつけ
うるさい音のもぐりこむ
8月の割り切れない昼間
少しずつ増えて行く時間を
どうしようか迷いながら切り取り
ためにためて溢れ出しそうになると
僕はきっと故 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
情景kope*c...008/8/24 0:06
つぎはぎ さわ田マヨネ208/8/23 23:53
東京の宇宙人 服部 剛108/8/23 23:44
完成しないライムセルフレーム008/8/23 23:12
刺痕Affett...4*08/8/23 23:08
夏の終わり吉田ぐんじょ...1808/8/23 22:35
やねしろう2*08/8/23 22:20
掃け埃マイケル108/8/23 21:26
スピロヘータKETIPA1*08/8/23 21:11
分け入っても一人海里308/8/23 20:46
おばちゃんペポパンプ3*08/8/23 20:26
プロセスモリマサ公1108/8/23 20:19
ほんとうはここにあって、真実はここにはない。ゆうと6*08/8/23 19:39
部屋小川 葉208/8/23 19:34
そかいの深刻十二支蝶108/8/23 18:27
虹の名木立 悟108/8/23 17:47
「名も知れぬ花」広川 孝治108/8/23 17:11
遅咲きの向日葵皆月 零胤1*08/8/23 16:21
誕生日パラソル2*08/8/23 15:41
Nemo二瀬4*08/8/23 15:26
四角いへやに住みたいパラソル2*08/8/23 15:13
good-byecass1*08/8/23 14:55
夏のおわりのはじまりの秋nonya5*08/8/23 13:12
地球舞狐7*08/8/23 11:23
宝船ばんざわ く...1*08/8/23 10:29
占い師星月冬灯108/8/23 8:53
308/8/23 8:52
からす708/8/23 8:51
雨漏りのする部屋草野春心208/8/23 6:57
温度差sk008/8/23 5:21

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