心臓が集まるとファンタジーになる

初秋に夏をふり返る日
スパイスをスプーンいっぱいほおばるような
日常のすてきな刺激のような
心臓がより添うときを
見たような日

旅から戻ったベ ....
目指す高みは

遥か上空に在り

今はまだ霞んで見えないが

いつか必ずそこからの眺めを

誰かと並んで見ることになるだろう

そこは上もなく下もなく

ただ広く  ....
わたしは どうやら知りすぎてしまった
人間の矛盾

そして考えると
いや
それについて悩むと
決まって

くるしい


でもまてよ
どうやらわたしは
流れの一部でしかない
 ....
からだがあって

こころがあって

たましいがあって

ここに


となりあって

ふれあって

かさなって

いつも


さいしょは

しらない


さ ....
山陰から拳骨のように雲がわいた

ぼくの心は
あの夕暮れの雲の高さにある

ステテコ姿のじいちゃん
三輪車に乗るねえちゃんとおとうと

帰りましょう あのときへ
森陰に切れ切れのヒグ ....
僕は1999年だった。
小学校2年生だった。

校長先生は児童たちを校庭に集めて朝会を始た。
校長が教頭から拡声器を受け取り、話を始めようとした瞬間
拡声器からベトベトの汁が溢れ出した。
 ....
今頃 月の空は
きっと晴れていて
清々しい漆黒の空だろう


宇宙服を着こんで
壁面をそっと蹴って
晴天の黒空に浮かぶ


船の影で明滅する
私の身体


電池の切れた衛星 ....
この気持ちは
決して言葉に表せることのできるようなものじゃなかった

だけど
どこ探しても  言葉しかなくて
それでも
言葉は
あまりにも脆いから

この言葉に
とっびきりの愛をこ ....
本当に大切な思いは永遠なんかじゃなくて
でも   思い込みとか
気の迷いとかでもなくて
本当に大切な思いはこんなにも脆くて
儚くて
でも
揺るぐことはなくて

決して
弱くはないけど ....
人の生を、単純な線にしてみる
すべての線が、平行に走り、交わることはない
それが孤独
すべての人が、もって生まれたもの
人は、人として生まれた
幾千の星が持つ固有のベクトルに似て、
すべて ....
どうやらここがとてもとても明日で
透明なはずのここは鈍く曇っていて
上を見上げればちょっと青みがかっていて
(水槽だよな)
なんて
ぼんやりしてみたりもする
息苦しいのはきっと酸欠だから
 ....
酒を牛乳で割ったりはしないほうがいいし
水は最悪
炭酸水じゃなくて
炭酸アルコールか何かあれば一番いいんだけど
とりあえずコーラ
コークハイ

酔いにまかせて
好きになってもいいですか ....
猫の銅像待っている
キューピーちゃんも待っている
マトリョーシカも待っている
アサザの花も待っている

ギャラリーみかし
そこは不思議ワールド
混沌たる美と創造の場
自立したあらゆる表 ....
「なあ、あいつどうしてるのかな?
デカイ車に乗ってすぐにクラクションを鳴らすヤツの話さ」

「なんか噂によるとついにクラクションが壊れたってよ
クラクション直す前にその傲慢さ治して欲しい ....
腰までつかった
プールのなかで


音楽祭がひらかれる


うっとり顔の
奏者のなかで


たったひとり


さんのくちで
リズムをきざむ
こだいこ



夜明 ....
憂いを全て詰め込んで
川に流せば お魚に?
自由に泳いで行けるでしょうか?

黒い部分を 夜空にこっそりと
投げあげたなら
闇夜に紛れて 空の一部になれるでしょうか?

重荷を全て広い ....
小さな緑の段差を踏む
声は低く
応えられないままにすぎる


切り落とされた枝から
離れない虫
おまえは
おまえがどこへゆくか
知っているか


火の前に途絶え ....
涼しげな声で
いつの間に
鳴くようになったのか
身を隠して鳴く
虫たちよ

焦らせるような
つかの間の
風に吹かれて
これから起こる恋の
幻影を見る
どうにもならなさげな
がらくた
みたいなものが
こちり こちりと
じしゃくでくっつくみたいに
よせあつまって
がらくたのかたまり
ではなくて
だけど
なにかのやくにたつのか
たたな ....
生きていく
手を伸ばし
空気を吸って

駆ける
先の見えない
空虚な朝靄

カーテンを閉めた部屋
差し込む朝日が眩しいけれど
本当の光なんて見えなくて
自問自答
まだ夢の中だっ ....
 私の想いは熱い

 それはまるで

 リアトリスの花のよう


 この気持ちに

 偽りはない


 ただあなただけを想う

 この淡い花に誓って

 いつまでも ....
 私はこの世を儚らむ

 浮かれ女


 女がひとり

 このしがない世の中で

 暮らしていくには

 軽やかに唄でも

 歌わなきゃやっていけないさ


 私は ....
 目の見える私と

 目の見えない君


 目の見える私は虚構を見つめ

 錯覚の彼方に居る


 目の見えない君は心で闇を切り払い

 真実(まこと)を見抜く力が有る
 ....
おとうさん
あなたの性格も私は容認してやらなかったね
仕事で疲れて何もしたくなく、一言も交わしてくれないのは父親の教育責任がぞんざいにしていると認めなかった
今でもあなたを憎んでいるのは確か
 ....
ピアノの白と黒を交互に抑えて、
小指から親指にまた跳んで、
どんどんと高音の淵まで向かう。
終わりの音は高すぎて耳には聴こえない。

とばしてしまった白い音だけがこもって、大切そうに響く。
 ....
大切な感情ほど言葉にして言い出しにくいのは

言葉に重力がかかっているから

価値のある言葉ほど{ルビ容=カタチ}は大きく

ときどき喉に引っかかったりもする

簡単に出る言葉ほど小さ ....
土砂降りの夜
家に帰るのに車を走らせる
ワイパーが追いつけないほどの
激しい雨

タイヤが水しぶきを上げる
家に帰るはずなのに
本当は
どこへ行くのだろう
どこへ行きたいのだろう
 ....
この部屋の中にアナログ時計はなく
壁には40年近く昔の音楽祭のポスターが貼られているだけ
花に囲まれて幸せそうな
薔薇の花冠を被った骸骨の
風化させる横流れの青い光に
少し小首を傾げた笑顔
 ....
お願いしなくても
地球は回ってくれていて
お願いなどしなくとも
太陽と月は巡回してくれる
わざわざ願わなくても
両親は私を産んでくれた
そして願ってもいないのに
心臓は今日も動き続けてい ....
去りゆく猫はどこで死ぬのか?ついていかなきゃ分かるまい。
 今日、川辺に打ち上げられた 死んだ猫の尻尾に、
蜻蛉がとまっていた。秋だな、と
僕は思った。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
おかえりたちばなまこ...24*08/9/9 0:19
立志しずく108/9/9 0:10
叡智まこと108/9/8 23:43
暖かな宇宙松本 涼808/9/8 23:33
さよならの夕暮れオイタル2*08/9/8 23:00
終わりに走っていく感覚。青木龍一郎7*08/9/8 22:02
月の空[group]佐藤伊織3*08/9/8 21:59
結局は言葉しかないfuji308/9/8 21:53
決して永遠ではない108/9/8 21:48
海面上昇5rabbit...15*08/9/8 21:45
金魚姫紫音11*08/9/8 21:27
酷薄なコークハイ海里108/9/8 20:58
みかし guchi_...008/9/8 19:30
不幸話maynar...008/9/8 18:37
やまぶき色のあさこのえ0+*08/9/8 13:04
世の中の均衡シュガー・ソ...6*08/9/8 11:43
いつか どこかへ木立 悟108/9/8 10:24
秋の夜よしおかさく...2*08/9/8 10:19
よせあつまり明楽408/9/8 9:53
霧中相羽 柚希1*08/9/8 7:28
リアトリス星月冬灯208/9/8 7:00
浮かれ女(め)208/9/8 6:59
ハンデ108/9/8 6:58
ゴミ捨て場  不眠症くま出没108/9/8 6:45
ピアノを弾く猫のひたい撫...008/9/8 6:36
言葉の法則桜 葉一008/9/8 3:53
土砂降りの雨ヒロシ008/9/8 3:13
壁のポスター水町綜助708/9/8 1:39
生き道木屋 亞万3*08/9/8 1:19
この川、プテラノドン108/9/8 1:09

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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