強くなれなくたっていいじゃないか
弱虫のまんまだっていいじゃないか
みっともなく泣いてばかりいたって
いいじゃないか もう
貴方がいなくなってしまう
ただそれだけが怖くて眠れない夜
そ ....
「僕」を探しに行こう。
天気もいいし。
すこし
さみしいけど。
夜毎に鳴く鳥がいて
夜毎に響く声がある
夜毎に吐く女
夜毎に怒る男
やがて
涙、川になって
海になって
男の声は
嗚咽になり
産気付く
仕事はじめたはいいけどさ
毎日4時間じゃ生活の足しにも何にもなりゃしないんだよ
それじゃ8時間働けばいいでしょって思ったそこのあなた
そうですそうですおっしゃるとおりです
それができるのならと ....
洗い流された
夏のとおり道に
葉も、花も、ない
君はノブを回して
すこし、背中たしかめて
それから去って行った
まだ来ないで、秋 ....
横たわっている、きみは埋没している
そのようにして
ひきとめられている何かが、横たわっているかつて息と
いっしょに投げつけられたもの。
みどりの、潜みで。
きみがぼくを迎え入れて、ただ
きみがぼくを
迎え入れて、ただきみが
ぼくを迎え入れて、
ただきみがぼくを迎え入れて、その
夜の
むこうでは、歳月
に
きみが迎えられてい ....
両の手にさしだされている、きみは推し計られずに
両の手にさしだされている、
きみは推し計られずに
どこからぼくを見ていたのか、きみは
時間について
話すように、横顔で
....
美しく清浄な町並みの真ん中
まだ僕は正上位じゃいけやしないんだ
アレルギー体質じゃ生きれねえよな、連日
息抜きも一抜けもできぬような現実
夢のようなストーリーにはフィクションの注釈
君は ....
女の腹から生まれ出た{ルビ同胞=はらから}を 人と命と呼ぶのであれば
墓場から這いずり出タ を ヒトとイノチと呼びますか
路傍の石を拾い集めろと
無為を重ねて生きろと
押し殺した ....
080927
真夜中のコンピューターは
パソコンと呼ばれることを嫌う
計算機と呼ばれた頃が
懐かしくて
居心地の良い
専用のルームに
専任の管 ....
リンゴの皮をむいて
バナナの皮をむいて
梨も桃もむいて
あなたが食べて
おいしそうに
食べて
リンゴの皮つなげて
バナナの皮ですべって
梨も桃も綺麗にむいて
わたしの髪の毛さわっ ....
あるいは其処にある道徳や
ただの理想論に埋もれない難解な問いと
見出した答えを全て壊す力づよさ
あらがえない大きなうねりに奮え立ち
猜疑心すら味方につけ
誰からも学ばなく ....
冷たいお堀の水の上に
桜の花びらが落ちていく
無音
しとしと
これは雨
影に
とじこめられる
鬱蒼と茂る木々のあいだに
用水路が流れている
ベンチに ....
ずどぉん!
ぷるぷるぽえぽえほよよ!
ずんどこでけでけっ...ぴゅー!
出鱈目に歌いながらやってきたのは唐沢Q45歳だ
今日もぼくの夢を支配する
皆さん!ズドドンと今夜も悪夢で行って ....
ジーパンに足を通す
スニーカーを履いて
アパートのドアを開ける
ひとつの町に住み
その町に射す
乳白色の光の中で
生活をする
カンカンと階段を降りて
ひとのか ....
即興詩 「詩人の時代がやってきた」
ぼくはいつも感じている。
21世紀は詩の世紀だと、
そして今は詩人の時代だと。
詩人を必要としている時代なんだと。
21世紀がこころ ....
―白線の内側にお下がりください。
内側じゃダメだ。
是が非でも外だ。
―まもなく…
時計は5秒を切っている。
マークがきついぞ。
冷静になれ。
フリーになれ。
―お下が ....
どこまで歩き続ければいいんだろ
この果てしなく続くように思える道のり
一歩一歩の繰り返しがあまりに単調に思えてしまって
変わらない景色と変化のない緩やかな上り坂
どうしてこの道 ....
ラブホテルとカプセルホテルの間に空き地
緑色の針金フェンスが建てられ
雑草除けのコンクリートが敷かれた
そのうち
フェンスは壊され誰かがバスケットゴールを持ってきた
もはや人種職種を判断しか ....
季節が解け
誰かはまちぼうけ
いつしか
プラシーボ
巨大な電波塔
のぼる太陽
うちつける鼓動
それが
街の螺旋を描くだろう
日曜日の朝に
すぎさりし夜の
すきま
届く
カ ....
自由なんて不自由なんだ
ただ
ちっぽけな枠には
はめないでいてほしい
いつからか
真夜中になると
ダンクシュートの途中で
目を覚ます
眼下には
シュートを終えて
遠いところへ歩きはじめる
祖父がいた
ボールがやわらかく
バウンドしながら
....
老人はジャケットを放り投げる。ブルー
など捨てた、と。階段に腰を下ろす。
確かめる。苦笑う。ブルー
のジャケットは、世界を滅ぼそうとしている。
警察が走る。
知っているほうがよかったんじゃな ....
愛が理屈になってら
もっとじぶんのことしか考えない
ひとの時間を取り返しのつかない
そんなものにしよう
スーツのしたに隠した
暴力
大義名分
自然界のから ....
やっと気がついたか地球人め
冥王星はルンルンしている
俺様は九人兄弟の末っ子なんかじゃない
冥王星一族の大王なのだ
カロン、抜かるなよ
誰にもまけないぜ、マケマケ
ハウメア、ハウメニー ....
裸足で海を確かめた後、
砂混じりに泡立つ波が残す
束の間の羊膜は
秋の曖昧な陽射しと融合して
反転の空を
この地表に造り、
(黒く濡れた浜辺は秘密裏に水鏡)
空を歩く、という我儘を赦して ....
的外れな評価を投げつけられるのは構わない
だって何も知らないもの君
そうやって逃げてきた
誰も知らないって予防線張っといて
そうしておけば
期待されることもないし
誰かに勝手に嫉妬され ....
足りない言葉で離れ離れ
望んだ未来さえ思い出せない
欲したのは
そんな甘いセリフなんかじゃなくて
本心をエグったような
そのままでよかったのに ねえ。
無い物ねだりと笑えたら
....
《《《きみとすれ違うたびまるで手の届かないものに手を伸ばしている感じだ》》》
現代の水道の蛇口が、すこしくらいは視神経のベッドから
水の三重点の養分
水の三態 は火の夢がおろした
氷の ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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