仕事などでは必死に役割を演じ、家に帰って
ネットで本音をぼやく。これはまだいい。と
いうか本来の使い方だ。しかしネットですら
仮面をかぶり、本音は表す場所がなく、近し
い舎弟をしばき倒す。これ ....
深く、
深く息を継ぐ朝
眼前を歩き過ぎる人々の
一人、一人の輪郭が
鮮やかに浮き上がる

健やかな人、病んだ人
若い人、老いた人
すべての人を
内から包む光と闇
朝はそれらを浮き彫 ....
僕は苦しいときいつも走っていた
就職がなかなか決まらないとき
仕事がうまくいかないとき
人間関係に悩んだとき
失恋したとき
いつも走っていた
走って走って汗をびっしょりかくと
気分がリフ ....
<おぼつかない 伽藍とも>
        からだをおり、腫れ物にお知らせ いたします
            計算され尽くした豊穣を地平線が薙ぐ
             ぼんやりと、カナタか ....
海の声
聴こえる浜辺でふたりだけ
やさしい夜の波と踊った


エンジェルが
記憶の中では君なのは
空飛ぶように愛してたから


言の葉が
はるかな山まで登ったら ....
けっして絡みあわない絲で編まれた
手づくりのあなたと太陽を打ちあう
ほどけず残る繭から綯われ
水にはいると透けながら
あなたの首を巡らせ
滅美とひかる

風の端から告げ
豊かな真空へ飛 ....
窓を開け
夏のうねる熱気を
浴びる
病んだ肉体が求める外気を

やがて闇に沈む
魂は果てしなく
内界を探る
沸き上がる感情と意志
直観に導かれ

戦う必要はない
ただ光に眼を向 ....
クソ自称詩を読む時間があったら
俺なら
xvideoで好みの動画を探すか
ジョイ・ディヴィジョンでも聴いてるって

なんかやたら長いのあんじゃんか
あんなもん誰も全部読んでねえだろ
如何 ....
光が射した
南側のドアを開けた時
光は希望
希望は光
どんなに
どんなに
待ち望んだことか
光を
希望を
私の命は
今黄泉返り
自由に空を滑空する
光は虹を呼び
万物を照らし ....
いろいろな
一つ一つが
奇跡 だから
何気無いことにも
ありがとう



過去にも
未来にも
現在にも
とらわれていてはつまらないから
ただ味わうことにする



{引 ....
前代未聞の
異様な手製武器による

前首相襲撃事件であらわになった

怨念と闇におおわれた
悪魔がかっ歩する世界

固定票や組織票のように
比較的安定した

安定票という
悪魔 ....
髪を人に揃えさせ
葡萄を蓄えた仏間の
静謐をかき混ぜる
蝉の単旋律
かそけき音色で
奏でるピアノが
桟橋に朽ちるお骨を磨く

 夜をうつくしいな、と思える
 かがやきの残酷

窓 ....
あの









夏休みの図書館で






 ....
○「健康」
僕は
たまたま

病気でないだけである
いつコロナにかかるかわからない
いつガンですといわれるかわからない
いつ心臓が不調をきたすかわからない

○「本心」
言葉では ....
期待はずれって言うのは
まだ期待してるし
顔も見たくないって言うのは
まだ未練がある

言葉にした瞬間
むしろ曖昧になる

怒らす天才やって俺にキレたのは
俺に何を伝えたかったか
 ....
水琴窟がカゼノネと戯れている
白鷺に預かるオパールははじめから砕け散っていたものだからね
口惜しいが泪がそのうち、仕切り内側でそぼ降るであろう
こうして御顔を託されたのだ、
平然とした菊よ、お ....
墓参りも行けずに
気になっていた京都の町は
無精者を待たずに
盛大な炎によって
結界の門を閉じる
雨と雷は
上賀茂さんが振り払った気がした
煙と一緒に
みんな登っていく
帰ってしまう ....
ライムやぞ
わざわざやぞ
わざありのらいむやぞ
とだいぶ大きくでたあと
抜け落ちた穴のあと
ほぼカラやぞ
仮宿にサイフ忘れた
抜かれて最終なんぼ計算したらつらいぞ
そんなささいなことど ....
小さな手、
小さな手を差し出して
二人、手を繋ぎ行く川沿いの道

あれはとても乾いた夏の日、
おまえは水が飲みたいと言った
おれは川の水を両手のひらに掬い
おまえの口許に持っていった
 ....
「通俗水滸伝豪傑百八人之壱人」に

「短冥次郎阮小吾」という

絵があるんだ ....
幼少期
病弱で風邪をよくひいた
愛情と食べ物にいつも飢えていた

少年期
正直者で学力ふつう体力ふつうだった

青年期
寂しい一匹狼で
いつも虚勢を張っていた
気が小さいといわれる ....
太陽がギラギラ射す中で
一日中外で働いている人たちがいる
僕の隣家の屋根をなおしている人たちがそうである
僕はクーラーのきいた部屋で
この過酷な労働を眺めながら過ごしている
僕なら半日もたな ....
この哀しみは誰のもの
其処で泣いてる子供が言う
目を閉じれば消えてしまう世界
街角では老婆が荷車を押す

お日様は雲ってどこにもいない

クモの巣が縁の下で揺れている
みんなどこかへ行 ....
相変わらず
当たらない天気予報だが

最近は
その証拠が残らないように

実際の天気を
すぐに反映して修正する

という
あきれた所業が
目立っているようだ

即ち
ちょっ ....
鍋に大量の青ネギと
生姜とニンニクを入れ
ざく切りにした
自称詩人を一週間
次から次へと湧いて来る
灰汁を捨てながら
煮込み続けると
自称詩人特有の臭みが消えるので
そうなったら
鍋 ....
夕闇の静けさと共にやって来る
孤独が
病んだ肉体を忘れさせる
僕は学びながら
僕は体験しながら
此処に留まる
孤立ではなく孤独に沈潜し
他者に限りなく開かれて

青い水平線の向こうに ....
盆の晩夏に浮かんだ重い雲の隙間から
かすかな青い空が
ひかえめにのぞいていた
いたるところに停車された鉄の馬たち
それぞれが夏の欠片をカートに入れて
手綱を引いていた
盆は静かに終わりをむ ....
黒く青く
常に雨に濡れたように光っていて
羽毛のように頼り無く
且つ世界を
力業で一息に引きずり込み
呑み込む程に暗く重い


そんなお前の闇をお前は
 ....
慣れた雑音から
都合のいい言葉を拾いだし
持ち帰って洗う

良い音を聞かせ
温い茶をのませ
夜には撫でてやった

ぼんやりと月夜には
影を分けあって吸った

しばらく暮し ....
あの空の下からあの空の向こうまで、なだらかにせりあがりなだらかにくぼみながらどこまでも続くみどりの丘、その丘を白くつぶつぶと覆いつくすほどのあの羊たちがいっぺんに、シーツをめくりあげるように消えて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
王様の耳はりゅうさん322/8/19 16:40
朝の予感ひだかたけし422/8/19 11:28
ランニングzenyam...1*22/8/19 10:06
目眩冬扇あらい022/8/18 23:26
花火秋葉竹122/8/18 21:23
いとsoft_m...022/8/18 20:39
夏の思索ひだかたけし7*22/8/18 19:21
お盆あけたら一所懸命働きなさい花形新次322/8/18 18:47
虹へ渡辺亘022/8/18 11:57
※五行歌 二首「ただ味わうことにする」こしごえ2*22/8/18 10:31
悪魔の安定票st322/8/18 10:17
八月soft_m...022/8/17 21:54
読書感想文TAT1*22/8/17 21:47
独り言8.17zenyam...1*22/8/17 13:27
喉がしぼれる奥畑 梨奈枝222/8/17 11:33
金射の忘我あらい022/8/17 10:38
送り火ガト1*22/8/17 1:58
ライムハザードれつら122/8/16 20:25
乾いた夏の日ひだかたけし622/8/16 19:44
天野屋利兵衛は男でござるTAT1*22/8/16 17:20
自画像zenyam...4*22/8/16 11:25
真夏の労働者1*22/8/16 11:13
風景ひだかたけし522/8/16 11:12
イカサマ天気予報st122/8/16 5:46
犬のエサ花形新次122/8/15 18:12
孤独と思考ひだかたけし322/8/15 18:04
町のスーパー山人4*22/8/15 17:03
オリジン弁当TAT022/8/15 16:35
雑音はるな322/8/15 14:30
数えられるもの片野晃司1622/8/15 14:22

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