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姉は、猿が、親を殺している夢を、夜ごと見ては、
目覚める度に、硝子が砕けるように、怯えていた。
地味な窓から、手を伸ばすと、
裏庭の空き地越しに見える、マッチ箱の家たちは、 ....
求人中の
企業の採用担当の皆様
本日
北村に
新しい機能が追加されましたので
データを更新させて頂きました
ご覧の上
ご検討いただけましたら
と思います
なお
障害発生 ....
誘惑の魔法
あなたに
掛けたい
誘惑の魔法
その魔法は
あなたの瞳を見つめないといけない
僕だけが知っている
誘惑の魔法
だけど
この前インターネットで
情報が流出している ....
何かを焦がしたにおいがした
夜の地下鉄、猫の鳴き声
嘘つきの街が影になり徘徊を始める
九段下、ナイフ
薄く切り取れば
なにもかも見えるのか
君の腹の中白すぎて
なんも見 ....
疲れの果てにあるはずの
深い眠りが閉ざされた
暗闇で放し飼いの、潜在的な――脅威
カーテンの向こう、いくつもの外壁を反射してくる性急な車のライトが、まるで
取り返しのつ ....
窓の外には二重世界
流れる夜景に重なる
車内風景は簡単に反転して
揚げ餅を食べる自分と目が会う
それは疾走する鏡像/虚像だけど
あちらから見たら僕が虚像に違いない
快速電車が途中駅 ....
公園の芝生に、
なんとなく秋を感じ
吹く風に甘く薫る美女たちが歩き去っていった。
そして、
氷塊が粉砕されて砕け散り、
意識の底の粘膜に降ってきたのだよ。
百足百匹に爛れるように腹を這 ....
人を生きる、という行為について
その明滅をとらえることは
まるでひとつの灯火のようだ
どうしようもないくらいに
淡くて
美しい感情は
もう消せなくなって
僕らはいつの間に ....
もともと
昏睡状態にあることに
無自覚なだけだったのかもしれない
スクリーンを流れていく
大きなもの
あれが大地だろうか
空中ブランコに
さかさまにぶらさがって
考えている
現実の錘がついた言葉を手に入れると
笑顔の中に空虚が生まれる
意味という無意味
無意味という充実
立錐の余地は無い
猫の額ほどの地面ならばいらない
それはあっても悲しいだけなのだ
ねえ
世の中のくだらないことごとに
ひれふすことはないよ
何故みんなが笑っているかわからないのに
わかると思いこまなくていいよ
秘密の石の人形を恥じることはない
たとえそれがどんな ....
触れられる実感が無くて、
いつしか息をしているのかを忘れてしまい
叫んでも声が出ず
音を見失い
孤独に飽きた夢無き夢追い人は
両目を潰し
見捨てられた世界と決別する ....
生きているだけで
ただ価値があると言う
戯言を口にしていた頃から
僕の中での世界の価値は
どれだけ値札を上げたのだろう
ほんの少し前までは
掴もうと手を伸ばした雲も
冷えた風に早々に ....
君の目は光を失ってた?
その瞬間
君はどんな顔をしてた?
生まれてきて
生きてきた
嬉しかった事は?
辛かった事は?
僕等には ....
そうだね
あまりきにしない
なにがおこっても
きみがおこっても
あまりきにしない
そうだなぁ
そんなきにしない
きみがき ....
そういう季節です。
ひとつひとつ 拾い集めているのです
アスファルトが雨でライトで滲む夜
エンカなんか知らないけれど
知りたくなんか ....
あたしが
死について考えてるうちは
死んでないから
ぼくが詩を書き終えるまで
思ってる
誰かが
そのことを
忘れたふりして
思い出した
ただそれだけの作業のような
気 ....
音楽を飲み
人は生きる
スクリーンの栄養畠
戯曲を舐め小説をしがみ
それから君の笑顔を食べて
暗い眠りから醒める
どれが欠けても困る
次にようやくパンをかじり ....
身体を蝕むウィルス
声を枯らす細菌感染
言葉を拒む君が居て
一定量の投薬じゃ効かない
胸を刺す痛みは切り傷
噴き出した鮮血は花
薔薇色に染め上げた世界で君と
身体を蝕む
言葉を ....
*第四マテリアル*
許す許さないの
連鎖から
逃れようと
ひたすら...走る
あらゆることは
予想どおり
二度起きるだろう
閉ざされたあらゆる窓や
扉の隙間を気にして ....
五つの素材から想起されるイメージをパターン化し
ここに書かれている順番通りに頭の中で一度だけ演奏しなさい
その後気に入った素材だけを選別し、タロットカードで順番を決め
生涯のうち一度だけ、実際に ....
《遅れてきた青年》は虚構化された部落の悲劇をぎっしりハガキに書きなぐり新聞社へ送る もみ消しに対する抵抗虚しく空洞化滲む 東京じゅうのテレビの前の人間にNO!と言うだけの怒りの企画 東京じゅうの人 ....
ついうっかり頭に入る他人の音に
また殺されてしまったようで
微妙な距離感のそいつは
道連れにわたくしを選びたいのやも知れません
わたくしはおずおずと目線を下げまして
本日知りました悲 ....
コンビニで買ったアイスモナカを
二人で半分こして食べながら
ぼんやりと見上げた青い空
立ち読みした雑誌の記事や
最近見た映画の感想
尽きることなく話をしたね
僕達は別々の生き物だか ....
柔順にふくらんだ あわい苔むす
葉肉の厚みに散らばっている
雨降りの薄い頬
私の 望んだように
生まれる心がくりかえしてゆく
振り切って
でも、またここへおいで
円らかなヒトのかたちに
....
笑顔の自分が一番マシに見えるから
笑顔でいようと決めた。
のは、アトピーで顔がぼろぼろだった10歳位の頃
「化け物」といわれた。でも泣かなかった。
一回だけ母に不登校を訴えたけど、諭されて卒業 ....
十五年間生きてきて
恋をしたいと言っておきながら
やっぱりそんなものしたくなくて
わたし、口をつぐんでた
教室内で女の子たちは
携帯小説の話題か自分の彼氏の話をし
男の子たちは髪の ....
尖る月が橙で
月の香で色づいて
冬の匂いで想う
近付いてくる
僕が生まれた季節が
雪の結晶になった君が
降ってくる
手の平で溶けて
僕の血になって
青白い月に ....
朝、窓際じゃなきゃなんもしない
はっはっはっはっはっはっはっはっ
走る走る できなかった ぜんそく
1時間30分先の 空飛んで
また会おうね新宿 5キロやせるから
はっはっ
走る走 ....
―あなたの中に、「僕」はいますか?
街中、世界中、宇宙中、
きっと僕が中心の世界が、何処かにあるんだろう。
コンピュータの中にも、世界がある。
吉原の中にも、せかい ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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