消費者金融の無人審査機の前で
背筋をこころもち曲げている女
どういう顔をしていたらいいか
分からないのだろう
真っ二つに分けた前髪の間からは
かきまぜたコーヒーに入れたミルク
みたい ....
金木犀の夜に放り出された

草むらは微熱のメリーゴーランド

まだ知らない湿らせたペニス

困り顔でのたうちまわる

ご褒美をくれてやる

女の髪が口に入る

噛んでいるガムに ....
ああ!
犬が可哀そう

近くに立ち寄ると
わんこが犬小屋から
出てきて
ドブを隔てて
此岸と彼岸の幅
六尺ありけり

吠えようとして
こちらに向かって
走り ....
場合によっては正しいかも知れませんが、
時としてそうじゃないコトもあります。

いつもそうあって欲しいと願ってみるんですが、
時としてバランスが崩れるコトもあります。

とりあえずは今じゃ ....
 上下の唇がほどけあい、いちど封された口腔から湿った空気が洩れるとき、
 はじめに洩れる声が。
 瞳を覗き込み、外耳を重ねあう。
 頬を触れ合わせ、鼻は、擦り合わせて笑いあう。

 僕に ....
何をしたって嫌われるのに
気付かないふりをして(事実から目を背け)
人に好かれようと笑って見せた

その姿が何よりも気に入らないらしく
もっともっと嫌われて 嫌われて

存在を消したくな ....
Est-ce qu'un arc-en-ciel paraît?
 À la nuit de ces mots?
 La forme de la corolle des prochains de  ....
ひと呼吸ごとに口をついて出る君の名前
まるで足の裏で触れる猫の毛のように
心地よく僕を刺激する

ひと場面ごとに脳裏をかすめ
1秒ごとに鮮やかに再形成する君の残像
まるで裸でもぐりこんだ毛 ....
二人離れた月日が鮮やかに浮かび上がる
すれ違った理由も今ならはっきりと分かる
戻れないと諦めた夜もある
幸せを手放した自分を悔やんだ

今もまだきみをこの腕に抱いたわけじゃない

だけど ....
生きてるから生きてる

なんだかどうしようもないことにぶつかっても

なんだかどうにかして過ごしてる

生きているのと死んでいないのは同じじゃないって

たぶん僕は思っていないから
 ....
 
獣たちがさわいでる
奪われたものを奪うため
あの山なみの
とても深いところで

秋の次には冬がきて
春はかならずやってきて
めぐりめぐって谷底を
ながれる夏の
水はもうなかった ....
波打ち際のよに
ゆれるわたしの境界線
あなたへと打ち寄せては
砕けて引いてゆく

この世界に終わりがあるのなら
あなたとそこで歌っていたい
切なる願いが夜空に溶けて
満天の ....
点と点を結んでも
直線にならない
揺らいだ線を描き続ける人がいた
好きだった、らしい
景色は額縁に飾られ
憶測は掠めるように
いつまでも引き摺って仕方がない
会議は思い出についての議論に ....
田舎の首長がそっくりかえっている秋
秋桜が欠伸している
 歌声

【神々】は自然のために歌う
【神々】は人間が嫌いだ
が 自然は好きである
【神々】は自然のために歌う


 雨

赤茶けた
ぬくもりの大地に
無言の歓声を喚げる
 ....
知らない事は悪くない
知ったかぶりは悪いこと

でも、あなたが私のことを知ろうとする姿は素敵ね
目頭にこびりついた
ノスタル自慰を
擦り落としたら
液晶で描かれた
瑞々しい少年は
皮肉っぽい脂身になっていた

買い置きしすぎた
ファンタ自慰を
解凍し損ねたら
活け作りのつ ....
なるべく嘘は吐きたくないんだ
綺麗な部分だけを見せていたい
完璧な人間じゃないから
恥ずかしい部分だって一つや二つある

だけど一期一会の連鎖の中で
信頼してくれる人にめぐり会うと
無性 ....
改札を抜ける。
地下通路を歩く音が響く。駅員のアナウンスが流れる。
耳を傾けるものはわずかだった。
人ごみは無関心だった。そうあろうと努めて。
息を深く吐いた。立ち止まる。
カバンを持った手 ....
昔遊んだ近所の公園からは
いつの間にか遊具が撤去されていた
鉄のスイングや回転式のジャングルジム
あの頃は怪我しながら沢山のことを学んだ

最近の子どもは公園に集まって
別々のゲームして遊 ....
雌雄同体のイルカが真冬の海にひるがえる。真冬の街はシャンシャンとしていて、朝の日差しは銀色。枝にぶら下がるさなぎは、そのあまりの銀色に目を眩ませる。ひゅうんと零気が透き通りキャンドルナイトを固体化させ .... なぜかラッキョが無性に食べたくなって
ラッキョ探しの旅にでた

町を捨てよ、うちに隠ろう
そんな兆しに敢えて逆らってみようと
チャリで走る四谷四丁目交差点
ふと見上げれば鷲ならぬ天使の舞い ....
水中を潜る義眼の雷魚

日の光が体内に伝わり

何億もの細胞が 

反応を拒絶し

汚れた尾鰭を照らす

昼下がりの交信の音波を

察知し

その音で会話を始める


 ....
いつもどおり
あたりまえ に
きれいに片付いており
業務 は滞りなく
流れる

あたり一面散らかって
業務 が行き詰るとき
ようやく わかる
だれかの 不在 を

いともたやすく ....
深夜油断していると俎板から活きのいい包丁ぬるりすべり落ち 足にあたって跳ねた 動脈に小さな裂け目がどくどく血を吐きだし タオルできつく縛ったが床上浸水のごとく出血はひろがり 光彩ゆたかな湖になり くる .... 傷つくほどに
人生の痛みを知り裏側を知り人に優しくなれる
傷ついた人は不運だったわけじゃない
より多くの哀しみを知ってしまった人なのだ
そういう人の人生こそ
本当の人生ではないだろうか
落ちていくとはいつでも一方向である
僕らはそれでも迷い続けているのだ
ひっくり返せない砂時計の中で
僕らは底を探しながら落ち続けているだけだ
いつかは底に着くだろう
それが望むものじゃなかっ ....
ここまで 好きになるなんて

思ってもみなかった

あたしらくらいの年齢によくある

《恋に恋してる》

状態だろうと

たかをくくってた


だけど ちゃうかったね

 ....
吸いかけのタバコを灰皿に残したまま
別のタバコに火を点けてしまう
もう何杯目かは
忘れた
三半規管がサボりだして
その加速が止められないまま
もう上手く歩けるような気がしない

別に酔 ....
最後に

風が吹くところはどこだ
視界を扇にして乗せる水平は
歩数の速度で揚力にやられr
あがったままの目蓋も
知らぬうちに寸断されているという
たとえば心音

これは事故だ
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
すかんぴん(大変貧しく、無一文で身に何もないさま)吉田ぐんじょ...30+08/10/9 9:34
金木犀の夜吉岡ペペロ108/10/9 9:28
ドブ沿い犬小屋じゅらいち008/10/9 8:30
そうして時は過ぎてくBOOKEN...108/10/9 8:25
ヘイチュー如仁108/10/9 7:56
嫌われ者が届かない夢を見た完食208/10/9 3:42
"Astaire=Rogers"2TO108/10/9 3:24
感触は刺激を伴い僕は膨らむ智哉008/10/9 2:01
詩が書けるよ008/10/9 1:48
蛇足詩短角牛008/10/9 1:15
世界山脈小川 葉408/10/8 23:52
xxxxxx...1*08/10/8 23:34
花束霜天608/10/8 23:24
瘡蓋カサブタ傘豚草野大悟108/10/8 23:01
連作『人のいる風景』角田寿星2*08/10/8 22:36
知るくしゃみ0*08/10/8 22:24
自慰nonya6*08/10/8 22:18
秘密1486 1...4*08/10/8 22:16
レッド:西口地下広場ブライアン108/10/8 21:53
こんにゃくゼリー1486 1...6*08/10/8 21:47
イルカのダンスポップ詩集ただよう108/10/8 21:12
Billion Dollar Babies 1st Step恋月 ぴの8*08/10/8 21:04
雷魚の世界 ①crowd408/10/8 20:39
まほうのうた《81》柴田...7*08/10/8 20:23
聖灰水曜日の楽譜208/10/8 20:21
ゆきこ108/10/8 19:43
ひつぎが一匹ピッピ308/10/8 19:15
おねだりぼいす[group]愛心1*08/10/8 19:14
泥酔する三半規管皆月 零胤9*08/10/8 19:00
眼窩れつら208/10/8 18:12

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