あなたは
「&」という記号を
上手に書けない

あなたが「&」と何度書こうと
ただ紙上に首のひん曲った
醜いアヒルが出現し
不器用な水浴びと遊泳を始めるだけで

事物は結合も 強調も ....
 
恋文を書いたつもりでした
まったく何年ぶりなのでしょう
こんな気持ちは
なんども破り捨てようと思いましたが
結局そうすることもできずに
他の誰にもわからないように書きました
あなた以 ....
葉脈のない手で
壊れそうな
きみを複製して
アロエ

愛がひざまずいて
ここに痣ができたの

ぎざぎざの記憶の痕
なぞるふたつの指
触れる粘液の
とろりと滴る
 ....
センセーが言った

内申点だけは取り返しがつかないから 
今精一杯頑張りなさい
今辛くても、頑張った分
将来の夢に繋がるから
さぁ、もう言ってる間に期末テストだよ


センセー、ぼく ....
心が脈を打つ。

トクン、トクンって。

痛いくらいの感情が、

体中を流れる。

手や足が震える。

溢れた感情が、

涙になって零れた。

トクン、トクン。

涙が ....
朝から
お経が流れている
それはどこからともなく
流れてくる
となりの家の屋根を越えて
うねりながら
からまりながら
長くねじれた
二重らせんを描いて
川岸の水辺へ
つづいている
 ....
埋立地に学校を作る計画が生まれ
超高層小学校は数ヶ月前に着工された
現在建設中のその建物は黒い外壁と窓が
オフィスビルのように鈍い輝きを放っていた
すぐ目の前にはコンクリートで固められた海岸
 ....











エキゾチックな弁当

ふたりは夜を待てないから

愛人弁当は夜食べる













食卓 ....
自動販売機に着くのが怖くなるほど楽しい道路。餓鬼が拳銃撃ちあう時代の遠く離れたところで笑い合うヤンギンヤンギン。

ガルルルルルル。ホウゥーーンーーー…

「人を嫌いになるならあいつら一生 ....
拝啓マグロ
この一週間
雨ばかりで
少し嫌気がさしていたところです
海の方はどうでしょうか?
3日くらい
休みをとって
こちらの方に
来れないものでしょうか?
ところで
エミリー・ ....
ただ生きてゆくための幸せなら
わたしは要らない

もしも人が
幸せを呼吸する生きものだったら
息もできずに倒れる人が群れると思う
それほど幸せは少ない

けれど
簡単に見過ごしてしま ....
天井の更に上からの雑音
横からの寝息
下からの破壊音

カーテンは〆切
ヒューズは全て落とす

スーパーで買った人形は
食べ物の代わりにはならなかった

部屋
季節
止まらない時計
停まらない鼓動
孤 ....
[星]

星は、ちょっと寄り道をして、
俺んちで遊んで帰る、
幼稚園ときからのともだちだかんな、星は。




[さよならの国]

うさぎが泣いている
らくだが泣い ....
あめに溶ける
{ルビ鉛色=にびいろ}の 
錆びた涙が
寂しくて

カラカラコロリと
音たてる

枯れた風鈴
紙風船

褪めた目をした
をとぅとよ
拾ってくれよ
ビィドロ ....
いらないと思ってたけどいらなくなかった
忘れられることが何より怖いくせに
忘れればかなしいことはひとつ 消える
わかっている


雪がとけるのは誰のせいなんだろう


明日の死と永遠 ....
夜がきたら
煙をはこう

霧みたいな部屋でさ
苦しんでる
キミの
歪んだ口の中に
パーツの
みつからない
フィギュアを
つめこんで。


キミの書く文章が
一ヶ所にあつまっ ....
あからさまに媚を売るエレジー
いい加減に反骨するジレンマー
二袋追加してプリーズ
またしても跳びはねるその日
一袋目でフロウ
当たり前の風邪のふり

レディとろけてしまう
一人じゃしか ....
銀色の手摺に凭れ掛かる
太陽は金

嗚呼‥
銀色の手摺に凭れ掛かる太陽は
私を金色にしてしまった!
シルバー剥き出しのステンレスカーの丸みを
帯びたそのフォルムは柔らかくて東武線の武
骨な旧型車より洗練されていた

(実は武骨に見えた旧型車は日比谷線の車両
 が登場する直前まで製造されてい ....
広場は
すっかりと
犬たちで
埋めつくされていた
進歩的な犬は
後ろ足で立ち
保守派は葉巻を咥え
その時を待った
犬たちは
太陽信仰の信徒たちで
ピーっと
指笛を鳴らしたり
足 ....
もう
ここは冬
になってしまった
日は短くなり
昼からすでに夜の気配がする

けれど迷い人よ
冬のせいではなく
この森はずっと昔から
喪服の切れ端のように暗い

鳥は言う
「さ ....
幸せな日があった。
それはどこにいったのか
誰にもわからないけれど
幸せな日があった。

やさしい風と流されて
恋を恋とも気づかずに
二人して夜を歩いたよ
僕らただ夜だけを歩いたよ
 ....
たぶんもっと速い速度で
きみに近づいている
あした、なんていうものは
きのうで忘れた

だいじょうぶ
向かうところ敵なし、どころか
敵しかいないのでわかりやすい
さっさとやろうよ
 ....
あなたは覚えてくれてますか
二人で飲みに行きましたね
あの日は同窓会の後で
みんなが帰ったあとなのになぜか二人で飲んでました

気が付けば
終電の時間を過ぎて
それでも飲み続けていました ....
道と緑 弦の脚
紙より重い ひとつの羽根
前へ 前へ 
鳴りつづく


雨とはざま
空に触れない
遅いはばたき
銀の冬の糧


水は見えず ただ聞こえる
 ....
まぶしい雨が
わたしのひたいに落ちて
ぽとん と
奏でた
それは総天然色の
はかりしれない次元の
やさしさ

おもっていることが
おもっているように
雨は降るのだろう
だとすれば ....
もうそれ以上
近寄らないで
もうそれ以上
腕があたるから

もうこれ以上
本気にさせないで
もうこれ以上
好きにさせないで

君はまるで{ルビ蝶=バターフライ}さ
自由気ままで良 ....
あんた

さけ

のみなはれ

のみなはれ

ってうたってんのか

千葉の空が高い

ツーストのゼッペケのハチの羽音みたいな排気音も高く


犬吠埼へ行った昔

犬は ....
偶然の思いつきで始まってしまったんだ。
何となく後には引けなくなっちゃって、
自分と誰かを傷つけてしまいそう。

離れてしまえばそれで済むと思ってたけど、
君が履いてるのは今も煤けたシューズ ....
昨日見た夢を思い出せなくて
描きかけた画用紙を白紙にした

ひどくのどが渇く 
あなたの輪郭が霞むころ

部屋に残った器は
あなたのかたちをふちどったりするから
急いで水を注いだ

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
You & Worldかいぶつ308/10/25 6:14
解凍パニック小川 葉4*08/10/25 3:09
アロエshu408/10/25 3:01
センセー智哉008/10/25 2:53
涙の鼓動。狠志008/10/25 2:10
しらさぎばんざわ く...2*08/10/25 1:18
解凍パニック木屋 亞万0*08/10/25 1:16
朧月吉岡ペペロ208/10/25 0:52
ファックユー野郎と歩き食いしたハンバーガー詩集ただよう008/10/25 0:47
拝啓マグロ真鍋 晃弘2*08/10/25 0:14
幸せを呼吸するタマムシ5*08/10/24 23:46
眠れる猫を起こす前に棟倉 冢稀108/10/24 23:31
ぼろぼろのつばさ 3青色銀河団308/10/24 22:43
あめにようちゃん1*08/10/24 22:36
未だ降らない雪のとけることを思って空の向こうばかりを見る日々因子408/10/24 22:31
ネジの働きこのえ0*08/10/24 22:31
オンリー・ポエトリー掛川かるやと...108/10/24 21:28
10月熊野とろろ008/10/24 21:18
日比谷線[group]kauzak2*08/10/24 21:10
太陽信仰真鍋 晃弘308/10/24 20:32
暗い森ふるる10*08/10/24 19:39
幸せな日清水勇介008/10/24 15:06
たぶんもっと速い速度でゆうと2+*08/10/24 14:33
「運命の人」広川 孝治008/10/24 14:32
岸と岸木立 悟208/10/24 14:15
まぶしい雨唐草フウ14*08/10/24 12:19
それ以上これ以上ペポパンプ2*08/10/24 12:08
さきっぽ水町綜助708/10/24 11:39
夢の瀬戸際BOOKEN...108/10/24 8:37
蕾のココロ さくら9*08/10/24 7:29

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