今はただ憂いを抱いて
枯れた花のように
揺れる時を眺めるだけ

風の色は悲しく
モノクロームの冷たさと
隣り合わせの絶望が
静かに溶けてゆくのがわかる

土が湿り 空をも動かす
 ....
何でお前はいつもそうなんだって。

そりゃあ、オレはアンタじゃねーからだよ。
人は明日に
明日に何を思うだろうか
今日の続きか
それとも
新しい始まりか
答は風だけが知っている
砂のついたビーチサンダルは所在をなくし
流れ着いたガラス瓶の手紙が
いつまでも私の後を追ってくる

清い螺旋形を描いて落ちていく秋に
いつも尋ねることは
指先の業火を消す方法

白樺の ....
やっぱ、君と僕とでは生きているセカイが違うのに気づいたんだ。
ズレがどんどん大きくなっていくのに気づいたんだ。二人のセカイはぼやけていく。
君はちょっと疲れただけの普通の女の娘。僕は生まれながらの ....
いきて、しぬ。
いきることだけをかんがえても
しぬことだけをかんがえても
必ず
二人同時に好きになる
胸がときめく
最大人数は二人で
最小人数も二人で
どちらがより好みか
考えているうちに醒めてしまう
おいおい
どっちでもいいじゃないか
脈がありそうな方に ....
彼の母親になって
宙吊りの栄光を愛撫していると
日曜日が死んでいた

月曜日は可燃ごみだから
きみの生活を袋に詰める
捨てられていた
卵でわたしは調理をしたけれど
殻に溜まった水が腐っ ....
街が僕を喰らい尽くすから
夜明けまでに気丈な心を買わなくては
働いても働いても胃の袋は満たされないけど
学んでも学んでも空の頭に塵が溜まる

僕は搾取される側の人間だ
恐らく大半がそうなの ....
私は今日も、顔を洗う。 

両手で覆った顔を上げて 
目に映る何でもない日常が 
常に真新しい(今)であるように 


  * 


もう会うこともない 
ある人が 
いつか何 ....
名前はポチです。拾ってください。

自分で自分にそう張り紙して
座り込んでいたい日がある。

やさしい人
ただ、大丈夫?とだけ声をかけて。

親切な人
封を切っていないコーヒーやおに ....
呼吸を始めてから、にじゅうねんとすこし

手を繋ぐことを夢見ました
実際は並んで歩くこともできない私だったから

もう、きっと、
忘れられているでしょう

呼吸を始めてから、にじゅうね ....
彼女は言った
翅があるんだって
臆せず言った
何所へでも飛んでゆけるのだって
でもその翅は堅かったけど薄くって
プラスチックの板のように脆くって
いつかぱきりと
音を立てて割れてしまった ....
どこへゆくのか
風よ
ひゅーひゅーと



どこへゆくのか
空よ
ふたりの
心よ



こんな
秋晴れの
爽やかさのなかで



どろどろと
煮えたぎる
怨念 ....
日曜日
午前11時

3日前の新聞
細く切り裂いてる

ときどき
思い出したように
朝食の皿
トマト
ブロッコリー
の順で口に運ぶ
最下位のウィンナー
干乾びてる

 ....
冬の寒さをどうしのごうか
そう考えているうちに街の男は死んでいった
手をかざして君の存在を探す

何処にもいない君を探す
悲しみ苦しみ辛ささえ忘れて
ただ君を探す

あの時何故僕は離してしまったのだろう
何故逃げてしまったのだろう

君が僕の幸せの形だったのに
どこまで行ったら、安心できるのか
僕は知らない
俯瞰図は、耐えられずに大気圏で燃えてしまった
切な過ぎて
未確認生物を探すしか手が無い

谷川俊太郎の言う孤独はさわやか過ぎる
本当は ....
先週、私は救われた

私の親友はその前の日救われた

救われる友を私は羨望の眼差しで見送った

大きな世界に勇ましく旅立っていく友

自分の番など永遠に来ないのだろうと思っていた

 ....
平たい海
穏やか過ぎて
生きてることが
煩わしい

貨物船が
買ったばかりの
絵具を広げながら
弁当箱みたいに泳いでゆく

潮風のしょっぱさは
ゆで卵のようだ
茹ですぎたパスタ ....
ごめんね

終電すぎちゃったのなんて
知ってて黙ってたの
だって離れたくなかったもん
嘘ついてない、黙ってただけだよ

ほんとは

悪いなんて思ってない
だってあなただって ....
空を見てる


いつもより幾分柔らかい眼で

オレンジ色の空を見ている


幸せで、悲しくて

涙を落としたくなるような心持ちで


夕焼けを眺めている



例えば ....
幾百の時を超えた愛に
何の意味がありましょう
今この時に
あなたが触れることの出来なければ
何の意味も無いのです

幾千の時を越えた愛に
何の意味がありましょう
今この時に
あなたに ....
初期設定のままの彼の着信音、
きみの名前を叫んで駆け出した フォーティファイブ。

だいすきなひとを傷つけて臨んだ平和は荒野のそれだった。
青いプラスチック、カメラのファインダー。
 ....
ここは8階

誰の害にもならないタバコを捨てて

ベランダから隣の人が飼ってる鳥が見える

私が飼っていた鳥は死んでしまったから、もう鳥を飼うことはない

誰かを愛したいと思っても、愛 ....
14歳のリストカットとか
俺にはギャグにしか思えない
その計り知れない悩み
や悲しみ
分からない
分かることできない
スマン、
俺も君と同じく
現実見てないんだ
テレビ見てるんだ
 ....
人が足で
顔を踏みつけ
話しも聞いて
貰えない。

自分は正しいと
思っているらしい
完璧はありえない
仮想大国

洗脳された頭
愛を忘れた言葉
身に沁み込んだ優しさ
規則は ....
隣のおじさんが
動いている音
階段を上り
こんこんと何かを打つ
僕も一人でないことを知る
午前7時半から一言も
発言してない
午後5時7分前
心の中で今日も言い続けた
6時ごろ妻が帰 ....
まだ残暑厳しい午後の事です
蒸し暑さに喉をやられて
ちゃぽん、という音が部屋を埋めて
洗面器にビィ玉が1つ沈みました
わたしが落とした物ではありません

洗面器は横たわるわたしの ....
もしも
花弁が落ちたなら
終わりましょう、
きょうを

あしたを向いて


もしも吐息を
こおらせたなら
呼び直しましょう、
水の微熱を

いのちの名前を


 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
Tears of bloodIzm108/10/23 8:51
それはアンタのルールBOOKEN...108/10/23 8:50
いちにちゆきこ008/10/23 8:35
Lost Summerマチムラ・ト...1*08/10/23 6:50
ふたりのセカイうおくきん2*08/10/23 4:36
_夢頭制作委員...108/10/23 3:11
木屋 亞万1+*08/10/23 1:07
収集日の朝伊月りさ7*08/10/23 0:46
[狼男]東雲 李葉1*08/10/22 23:52
( 秋の日の断章 ) 服部 剛508/10/22 23:50
名前はポチです。海里1*08/10/22 23:42
にじゅうねんと、すこし三奈8*08/10/22 23:21
no'feat'her,noplaceaidani...208/10/22 23:17
風よ草野大悟108/10/22 22:48
彼と日曜日nonya8*08/10/22 22:22
現状戒途008/10/22 22:08
君の軌跡小鹿野ばんび...008/10/22 21:34
人間の土地山田三平408/10/22 21:32
金魚真紅0+*08/10/22 21:25
捨てるつもりで、海 かいぶつ408/10/22 21:16
誰だって子悪魔になれるlazy3+08/10/22 20:59
return5*08/10/22 20:35
208/10/22 20:28
きれいばっかじゃない、哀詩008/10/22 19:02
夕日が落ちて猫のひたい撫...108/10/22 18:35
テレビ神社udegeu...3+*08/10/22 17:57
土足厳禁ペポパンプ7*08/10/22 17:52
呟きにすぎず生田 稔4+08/10/22 17:04
夏の向こう側AKiHiC...308/10/22 15:48
もしもの為に寄せる歌千波 一也6*08/10/22 11:25

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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