わたしは苦しんだ
あの人は悲しんだ
持ち場が違ったんだ
荒っぽいことはわたしたちがやる
愛することはあの人たちがやる
わたしたちはどんな苦しみにも己を忘れずに耐えぬく
あの人たちはどんな悲 ....
調査は根気
どこが間違っているか
何が原因か
どこが間違っているかは
すぐに見つかる
悩めるのは原因
思いもしないことが
影響していたりする
疲れていると
閉ざされるひらめき ....
思考活動の絶えることなく
たてまわりよこまわり
鈴の音鳴らし続けて
脳髄に絶えず足音残し
次第に頭の周りを廻りいき
浜辺に打ち寄せる波の周期か
私の覚醒意識に感じ取れるもの
くるくる ....
楽そうに鳴る鐘がある
軽いからだ
すなわち中身がない
なかなか鳴らない鐘がある
鐘として存在するのに
無理があるのだろう
大方の人は
人だから鐘ではない
だから鐘をつく
....
{引用=
自由とか いいですか
自由な人を SNSに見て
平等とか いいですか
実際 平等じゃないし
博愛とか いいですか
誰も選らば ないって ....
両手を背中で結んで
夜風を独り占めする様に
一歩先を進む君
結んだ指は祈りにも似て
君は無邪気に何かを願っているようで
君は気付いているかい
「これって運命かな」って真顔になったり ....
誰も彼もが
たましいの救済を望んでいる
ちんちくりんで
ちんくしゃのわたしが
“ユリア”だなんて、笑っちゃう
そんな役目はぜっせーのビジョに頼んでください
「
だ ....
ぎっくり腰は正式には
急性腰痛症という
背中に杭を打ち込まれたか
どうやって立つのか分からなくなった
東司へ行く恐怖
行かねばならぬのに
近くて果てしなく遠い ....
目覚める 朝に
内から外へ
巨大な陽の昇る
銀のジャングルジム、
登り棒をするする上へ
雲梯の二段飛ばし
遡る記憶の奔流 頂きへ、
沢登りの源頭へ 忘却の壁突き破り
朝に ....
焚いて雫を崩していた。
たいてしずくをくずしていた
捨て子、残らない名に心。此処に無いならこの子です。
すてごのこらないなにこころここにないならこのこです
「さいなら」「この虹 ....
数年前に流行った
うろ覚えの歌が
頭の中で
鳴り続けている
同じフレーズを
何度も繰り返す
しかし、俺は
否応なしに
別のことを考えている
少し先の未来は
いつも嫌な予 ....
閉じた瞳の中に
黒く輝くオニキス
夢を閉じ込めた
黒い幻
あなたの手は風に踊る光の華
あなたの口は真っ赤に開いた曼殊沙華
あなたの鼻は天に向かうオベリスク
あなたの耳は天使のささやき ....
月曜日
月の銀の光に包まれ
しずかに始まる今週
そろりと人生も始まる
火曜日
火のように赤い情熱に
エネルギー零れ落ちる日
熱い自分に火傷しそう
水曜日
水の滑ら ....
○「眼科医」
地元のK眼科医は
ちょっと眼を診て
「お薬出しておきます」
で終わり
ちょっと不安なので
市外の評判のいい眼科医に診てもらったところ
丁寧に診て丁寧に説明してくれた
....
人が住めないほど熱くなる
あり得る
50℃を基調とした気温
あり得る
地球にやさしくとか
人間は驕ったが
人間がいなくても
地球は全然かまわない
なぜこんなに暑い?
....
乱暴者で
すぐに切り捨てたがる僕に
あなたは
神は細部に宿ること
何度も子守唄みたいに
やわらかくして
咀嚼できるように
教えてくれた
僕はいまだに乱暴者です
それでも魂に宿って ....
染め抜かれ
右にも左にも
一度ならず
ずっとずっと
その都度それが正しいと
そう想い込みながら、
しばらくすれば誤りだったと
自らが自らを騙し騙されていたと
ハッと気付く
瞬 ....
「重力」
電気を消す
横たわる
重力に素直になり
ここちよい疲労を受け入れる
わたしは
有能でも無ければ
あまりの無能ですらない
父であり
子でもある
隠し事をし
真実をすら ....
鞄の紐が千切れた
それは長財布と数珠を入れたら
もう手一杯になるくらいの
小さな黒い鞄
仕方ないので
それを胸に抱えて歩く
ごめんね
ごめんね
人波に逆らって
死んだ仔猫を胸に抱 ....
{引用=
夏、相変わらず
碌でもない 夏
ことしの夏は
ニューオーリンズで
スノーボードしてる
ゆめをみていた
ことしの夏は
アラスカで
熊狩りをしていた
夏 ことしの夏は ....
想像に成仏しそうな日々で
それが終焉したら
想像に成仏しなくてもよし
何故なら囚われなくなったから
あの時なら引き返してもよかった
の繰り返しの日々で
それが終焉したら
....
固まった首は
常時悲鳴を上げていた
わたしを思って
優しくしなやかな首の骨よ
わたしを労わってくれて
ありがとう
これからも
よろしくね
永き時の絆に
無量の感謝を
神経を ....
カテゴリーがなにかは知らんけど。
書くけど。
ま、詩、ってカテゴリーにしとくけど。
だれが作ったかしんねぇけど
AI作成キッドで作った詩、
って。
....
詩人は真実をしか詠ってはならない
言葉を軽く使う人はくたびれたロバ
わたしは天翔けるペガサス
処女乗せ走るユニコーン
言葉の翼を使えばどこまででも飛べる
子どもの日夢見たこと
変身願望 ....
オキナが杖をほほにあて
日溜まりを楽しむ
目を閉じ、居眠りをしてるよう
こども達の鬼ごっこ
ママ友の井戸端会議
ベンチでコンビニ弁当
こっくりと夢物語
過 ....
猛暑なんだから
根性なんて出さなくていい
調子に乗ったな
激しい頭痛と
目の前チカチカ
冷やさないと
水を飲まないと
調子に乗ったな
猛暑なんだから
根性なんて出さなくていい ....
明日の空/足立らどみ
泣くことが減った人達の
心に涙水が溜まり続けて
悲しみの泉ができるころ
裸になって
泳ぐ準備を始めるのか
晴天のそらの一画に
その人だけの空間があ ....
歩いていると
轢かれたら死ぬ車が
なんでもなく 頬を通り過ぎていた
風が肌を擦れて 痛い
土煙がつく
爪先に汚れが詰まる
家に帰って
幾つもの肉を食べた この手で
擦り寄ってきた ....
心の跳ねとぶような白に
目を見張る
おおよそ神秘な所で
香り咲いた月下美人
一夜、月の輝きのなかへ
身をなげだし
実もつけない花の
湧きあがる純白は何故
そんな ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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