{引用=これによってその町の名はバベルと呼ばれた。主がそこで全地の言葉を乱されたからである。主はそこから彼らを全地のおもてに散らされた。(「創世記」第11章第9節)}
その昔
僕たちは ....
落ち込んだ時
許されない時
心の火を消して
光が無い部屋で
もういない人のように
振る舞うことも疲れて
動き出してしまうのを
始まりと呼んでいい?
○「山に登れば」
山に登れば
故郷が見える
山に登れば
山ガールに出会える
山に登れば
遠くが見える
山に登れば
足腰がじょうぶになる
山に登れば
視界が広がる ....
ごめんなさい
ちょっと酔っ払ってんです
高層ビルの24階
居酒屋から帰るとこなんです
いろんな人が乗り合わせたエレベーター
呑んだ人も 呑んでない人も
ノタノタしてる人も セカセカしてる人 ....
きみの丸顔、
白玉団子、
笑うと、目が細くなる、
とぉーっても甘そうな、
白玉お団子、
角がないから、
まあるくなれて、
角がないから、
まあるくさせる、
その口は、
けっして人の ....
昨夜の夢の続きをみたい
誰かその方法を教えて欲しい
もう新しい夢は要らない
これから見る夢は
どうせ夢でしかないから
あの時のあなたが
何かを言い掛けて
少し微笑んで
消えてしまう ....
すれ違いざま 道を譲り合い
それって 愛だね
共同の流しの水滴を拭いておく
それって 愛だね
医療保険で 支え支えられ
それって愛だね
温度は無くても 便利さを提供するシステム ....
近頃の私のポエムは
気持ちがこもってて良いと思う
でも全部フィクションなんです、
って言ったら
みんなどんな顔するだろう
小さな ....
人は忘れやすい
そして忘れた頃に
自粛の静寂を
強いられるような
脅威がやってくる
地震
台風
ウイルス
食料不足
紙幣が紙屑になる日
どんなに準備しても
最終的には運が ....
時を迎ふる浜辺に佇み 、
息する脳髄の気の出入りに
微妙な音響輪郭の手触り
時と交わりいく魂の波音
遠い過去から打ち寄せて
ぐるり未来未知から響き来る
射し込む ....
老いも若きも欲望に身を任せ肉体を捧げる愚かさ
痛みなどすでに感じず恥すら捨て去る
なんという勇猛果敢
白い波間に捧げるballade
不調和音の響きに身を任せ清き精神は何処へ
獣 ....
紅く染まる細い糸は一度切れては絡まり結び合わされる
また解けては切れ目と切れ目とが合わさり一本の頑丈な線となる
もう切れることも離れることもない
不思議な運命の悪戯で合わさった縁の糸
地下で轟く核の悲鳴
北朝鮮の土壌は死の臭いが充満し
一人の独裁者の過ちが生きとし生ける地球を汚染する
最も卑劣な方法で
アメリカに翳すカードは余りにも愚かで生命を脅かすほど危険すぎる
自 ....
ブラックなサンダーに
撃たれたのは
生き延びるための嘘を
平気な顔でつきつづけることが
架空の地図で遊びつづける
幼な子のようだと気づいたとき
夜空から放たれた雷が
こ ....
明日核戦争が起こるとしても
私は普通に生活を送るだろう
私の肚は決まっている
今日生きる生活は
今日生活する命
明日生きる生活は
明日生活する命
半分腐ってる空の下で
うなだれて咲いている花が
自我を持ち、人々に脅威をもたらし始めたんだ
だから詩を書こうと思ったんだ
引きこもりの僕の部屋にいる
コミニケーション可能なロボットと
....
しつこい雨が降る
とても心にまとわりつく
しつこい雨が
鮮度をあげて朝を過ごしたい
じぶんの好きな香りを
部屋中に満たして
ベッドから飛び起きて
シャキッとしたい
初 ....
ともかくも
生きていた
生きていた
それだけで
奇跡的で
満点で
老政治家の言っている
「貴様、なぜまだ生きている」と
それだけで
飯がうまいというものだ
人が海から出たのは
津波によって
陸に取り残されたからで
絶望から出発して
サバイバルを続けて進化した
僕はこの仮説を信じている
海にずっといれば
水に困らないし塩にも困らない
台 ....
ふいに聞こえた浜省の曲
つけっぱなしにしていたテレビからだ
こういう時
音楽と記憶は切り離し難いとつくづく思う
もうすぐ誕生日だから
呼びかけてきたのかな
そん ....
嘘を吐くな
正直に生きろ
と親から言われてきたけれど
詩の中では
ウソついてもいいよね
だって気持ちはほんとうだから
ウソみたいな詩の中に
....
機械仕掛けの月が
地球上を監視する
人間に支配された月
馬はAI搭載の義足をつけられ
プログラミングどおりの
目的地へ走らされた
爆弾を背負って
馬が爆ぜる前に
爆弾を取り除くには
....
へつらいと驕り
超回復
なぜなら自らの死と宇宙の圧倒とを知っている
みただけで幸福を感じられる形
苦しみをうつして折半する
蒸留した結晶
刻印された信仰の痕跡
他人の戦場と異邦人
壊れ ....
頭もたげる眠り草
脈動する脳髄に
何時しか宿る想念の
絶えず木霊し告知する
墳墓を共にひっくり返せと
☆
五月雨の
ふるふるふるへる
撹乱の 宇宙乳房よ
....
不条理に人の思惑が錯綜するこの世の中
一条の信念が闇を打ち払い正しき道標を指し示してゆく
もし僕に勇気があれば
明けない夜に光を呼び覚まして荒れ狂う波でさえ鎮めてみせるのに
幾度、僕の ....
突如降り出した雨
壽から溢れる雫
濡れて鮮やかな緑陽樹の緑
ランドセルを背負った小学生がピンクの傘を揺らしながら走り去る
大人たちは皆浮かぬ顔して傘を差しながら通り過ぎてゆく
これもそれ ....
イッショウケンメイハタライテイル
ミヲコニシテハタライテイル
フセッセイモセズ
タダマジメニコツコツト
ソノヒヲケンメイニイキテイル
ユビヲササレワラワレナガラ
バトウサレフミヅケニサレナ ....
暗い路が溢れ、呻く
常夜灯は所狭しと並び
終わりのない苦しみを今まさに
人工知能が太陽のエネルギーを吸い尽くす
死にたくないから、人は死脳、私濃、子囊、シノウ
真っ赤に染まった海が波打つ ....
学校の帰りに、駅のホームで電車が来るのを待っていると、女子学生が二人、しゃべりながら階段を下りてきた。ぼくが腰かけてたベンチに、一つ空けて並んで坐った。「こんど、太宰治が立命に講演しに来るねんて」「そ ....
ハローマイケル、地下鉄はあっちだよ
助けていきたいと思いま〜す!
拡声器で叫ばれてもノーサンキュー
5号車3番ドアに寄りかかって蛇になる
鱗が人恋しそうに震えている
暖めて抱きしめる、移動時 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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