ロンドンの霧は境界をやさしく溶かしていく。「ここからがわたし」が、見えなくなる。鏡の前で問いかけても、答える者はもちろんいない。わたし自身さえ知らないのだから。

「女の子」と呼ばれている。けれど ....
飛び出せずに
炎の中にいる
爛れていく
劣等感

独りで這いつくばって
光なんて邪魔に思った
いつからか壊れてしまった
心は感覚がない

それでも心の奥が揺れると
急に苦しくなる ....
主体 オーソドックス
詩的情景に内包された因果から
比喩の限界を 探求しなさい

ガラスは虹色の反射 矛盾的伝統色彩
触れ合う指先の共鳴は 電子の瞬き
黒い金属の海たちの 冴え渡るような獣 ....
下を向く
女性と目が合って
不審者だと思われたくないから

下を向く
男性と目が合って
絡まれたくないから

下を向く
イヤホンや心を
落としたくないから

少し
前を向こう ....
神には色がない
無色透明で
スガタを見せない
私たちには見る事ができない

神を識る事はない
すべてを識ってるが
教わる事はできない
私たちには学ぶ事ができない

神には声がない
 ....
やる気に満ちた行動を止めようとする声に
あなたは誰?と尋ねると
通りすがりの者と答えた

通りすがりの者の気まぐれな その声に
やる気に満ちた行動後の
後悔のようなものに

苦しむ必要 ....
 
 

彼方の夜が白白明けて
朝の香りが
昨夜の星の逆行のせいで
さくらいろ
君はきっと透明になるんだろうな
わけも知らずただ前向き
そんな風
だなんてうれしい朝が来る
 ....


夜夢に目醒めて 取り戻す 
それぞれのかたちの 砂時計の残り
深刻そうに 硝子のパズル いま一度、
いま千度、生きる 夜の底

土よう日くもり 別れ路 嘘つきごっこ 共鳴感覚
ど ....
薄鼠色の空

雨を見ながら温泉に入った

背後は鬱蒼とした山々

纏い付く滑らかな湯

一人きりの湯場にはしゃぐ

足音に振り向くと

こんな平日

こんな辺鄙な所に誰 ....
自らが今に充たされて居れば
何処迄もいけるのです、

ひと ひとりきりになり切れば

何処までも生けると云う
確信に充たされ
斜面を滑り落ち宙へ身を投じる

捲る頁の一枚に無限の紋様 ....
今年の4月から
自称詩人一匹を捕まえると
1000万円の報奨金が
支払われることになった
自称詩人の家族はこれに大喜びし
早速2ヶ月間で2500人の自称詩人が
捕らえられることになった
 ....
車窓から揺れる街の灯
四角い光のなかに幸せが眠る

時には笑い時にはケンカし
日常に閉じ込められたドラマ

私の知らない私の求める
ごくごく平凡であたたかな夢のカタチ
死の灰の雨は止まない
月でさえシェルターに入っているのに
地球のシェルターは破壊された
薄いレインコート一枚で
世界を変えるために
本の頁を繰る
知恵は生きのびる道をつくる
もうだいぶ灰 ....
詩の選考委員にとって必要な詩は選ばれる
しかし必要ではない詩は消される

これは詩の殺人だ
言葉は無視され
初めからなかったコトにされる

むしろ言葉の殺人事件だ
華やかに本誌に飾られ ....
傷跡裂ける
めりめりっと

亀裂から溢れる赤い体液
静かに眺めたまま堕ちゆく雫舐め掬う

舌の感覚柔らかく
途となった跡を指で辿る
生温かな触感に怯えながら屈折しつつ伸び上がる

 ....
ほしざきの
 ゆえかたりもつ
さいあぐら
 おこりつきえつ
らんとかす
 そこびえの

ほそたぎの
 かさわたしたる
あかがきを
 ふらんせすとし
あままわり
 えんけいの
 ....


大人になってから
自分ばかり見てしまうようになったね



あの子の仕草とか
男だから真似しちゃおかしいんだけど
どうも好きで頭の中で繰り返し学んだりさ



あの ....
わかったつもりの事
いくつあっても
宛にならない

早合点
いくつあっても
為にならないのに

こんなに引きずって

「お疲れ様です」
の後の寂しさのようだ
 アナベルの咲きそろう庭に遭い
 手で触れることを
 ためらって

 六月の午後にあがった
 冷たい雨
 潤ってあざやかな花房に
 そっと 顔を寄せると
 控えめで甘い匂いは
  ....
アジサイのつぼみポッポッポッ
小さな丸い輪郭集まりこんもりと
無数それぞれの速度で目覚めつつ
芽吹き咲き開く前に色付く青の

進む時の刻みに雨を受け 、

濡れそぼりつのどやかな
何も ....
光が届かない
深い暗闇の中で
批判されないのは
見えないから

見える場所にいて
初めて批判ができる

僕も太陽の下に立ちたいから
批判されるかもしれない
場所に立つのを
決めた
○「限界集落」
「田畑をもらってくれる人は
ありませんか」
「山をもらってくれる人は
ありませんか」
「家をもらってくれる人は
ありませんか」
「年取った娘をもらってくれる人は
ありま ....
きみの柔らかな手のひらで
冷えた肩を包んでくれたなら
ぼくは大空を舞う鳥になる
高く 高く どこまでも
澄みきった空を目指し
青く溶けて自由になれる
やがてあたりは暗くなり
たくさん星が ....
アップデート
とか言っても

本邦生産現役は
実は屁とも思ってない

わからないのである

一応、外面だけはおもねるふりをして
アッププデートとか言ってみるが
実は何もわからないの ....
いまにも泣き出しそうな空のしたで
雨傘をそっと確認した午後
鏡のような湖面で白い舟に乗っている

オールは水飛沫ひとつ立てず
波は悲しみのように遠ざかる
君は僕の目をみることなく
 ....
{引用=
ああ、星野さんの『たんぽぽ』のおかげで、きわめてミクロな白い天使たち、天使たち、あの明るい青空へととても穏やかな風に吹かれながら飛び立ってゆく、飛び立ってゆく。その両の手には種子というただ ....
交差点は今日も
無音のようにうるさい
LEDビジョンが 春を売り出している

笑顔、スマホ、炭酸飲料の泡
「くまモン、そっちの角度で!」
はいはい、と首をかしげたとき
遠く、山の方から風 ....
モンスターの徘徊する
この夜陰、

ドアをそっと
静か大胆に開け 
差し入れる足首の
ほっそり真白く美しく

あいかわらず 、

お綺麗ですね 
慣れて居るから
大丈夫です
 ....
二人の影を照らす
月明かり
朝まで踊る
私はここにいるって
感じさせて

やめないで
音楽がすごく良い
秘密のビート
挿し込んで

私たちはずっと
朝まで踊る
朝まで踊る
 ....
よごれへたれて疲れたきみも
またあしたまで
あしたまでおんぶしておくからね

たくさんぶつかった日も
すりきれそうな日も
いまは一旦あずけて

ずっとぶら下がってみてるよ
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
HELLO KITTY無名猫225/6/11 19:17
音のない叫び7*25/6/11 18:54
機械的天使の腕のなかでみぎめ ひだ...225/6/11 18:49
sonano4+25/6/11 17:59
神のスガタ・カタチ多賀良ヒカル325/6/11 12:27
通りすがりのエゴ、マインド朝焼彩茜色325/6/11 11:07
風の朝秋葉竹225/6/11 6:50
We are The Titlesハァモニィベ...2*25/6/10 23:00
きのくにの湯花野誉7*25/6/10 21:52
詩想、突破・口ひだかたけし525/6/10 21:08
自称詩人捕獲法花形新次225/6/10 19:25
倖せの灯栗栖真理亜525/6/10 18:53
In the ashes6*25/6/10 18:52
殺人事件栗栖真理亜225/6/10 18:50
五体投地225/6/10 18:45
ほしざき春日線香225/6/10 17:05
まね気味陽向(2躯-...525/6/10 15:13
お疲れ様ですsonano425/6/10 15:00
しろい景象リリー15*25/6/10 14:19
余白ノ意識 、梅雨ノ入りひだかたけし525/6/10 12:57
太陽の下sonano125/6/10 12:45
独り言6.10zenyam...1*25/6/10 8:20
彼方へレタス5*25/6/10 8:05
正論ティーチャーりゅうさん7*25/6/10 5:57
曇天秋葉竹125/6/10 5:33
綿毛本田憲嵩825/6/9 23:38
くまモン無名猫1*25/6/9 22:47
あくまノ警告(改訂)ひだかたけし4*25/6/9 21:04
Dance9*25/6/9 18:54
はんがー唐草フウ7*25/6/9 18:43

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