簡単なことはいつだって後回し
ポテトはほうれん草を食べてからだし
生物は数学の後にやる
ところが二人になるとそうはいかない
楽しいことで満たさないといけない気がして
嫌な ....
土曜日の夜は飲みにいく相手がいるほうがいいとか
日曜日は家でぼーっとしていてはいけないとか
この年になったら定職についてないとまずいとか
乾杯のときくらいビールが飲めなくてはいけない ....
胸を揉むと
部屋に反発した
ひびきは女だった
僕はわからせられた
揉む 揉みしだいていく彼女
怒鳴り散らした夜にそっと言われた
女なのはあなたなのだと
男だ僕はと響かせた
彼女 ....
美術館とかで
ガラスケースに入れられたり
「触らないで下さい」って
貼り紙の隣に置かれちゃってるアイツらさ
ナイフにフォーク
スプーンにお皿エトセトラ エトセトラ
一体そんなところで何やっ ....
街をどんより暗くする
雲の天井が
明るい太陽を隠してる
まるで私の心みたい
ねぇ 雲さん
いじわるしないで
出したげて?
元気になれるお守りを
ここ二、三日
左手が肩口から固まって
Qの形で落ち着かない
机で眠る
危うく落ちて
急激に浮かび上がると
肩の周囲が一メートルほど病んでいる
そこの辺りがやっかいに絡んでいて
虫の ....
お前は
晴れた空のもとに居た
晴れた空のもとに居て
果てしなく涙を流していた
生きてることが嬉しい、馬鹿みたいだけど
お前は言葉を詰まらせながらそうつぶやいた
神の不在を信 ....
イチョウの木々をくぐりぬけ
暗く乾いた食堂に集まるのは
ヤクザ
インテリ
ろくでなし
ブンヤに
ニート
詩人
音楽家
革命家
小説家
etc.
彼らは互いに値踏みし合っている
....
アイラブユーが、上手く言えない。
愛してるにいたっては、言えない。
彼女は、ニューヨークに旅立って、大きくなって、もう、きっと帰ってこない。
私は小鳥になりたかったし、代々木アニメーショ ....
冬眠 の猿
の尻尾 の
揺れてる
木のうろ の口
(猿は冬眠しません、ええ、わかってます、、しないんですけど、、、)
手首の傷は癒せたとしても
こころの傷は癒せない
ずきずきと痛むこころの古傷は
まるで親知らずの発する悲鳴のようで
嘆いているわけじゃない
こんな季節の溜め息は
寝付けない台所の ....
気持ちの逆恨みになったどうでもいいうざいが
どうして忘却放射ばっかりをせがむかわかるか
どんどん遠ざかっていって途方もなくなんでもない地点で
土の味を確かめたいからではないのか
そして ....
この世の中の
99ぱーせんとは
まったく可笑しな冗談でできている
のであ〜る
からして
かつて古の先人が
「目には目をっ・・・!」
と言ったように
吾輩は ....
猫がぴたりと足を止め
こちらを睨み付ける
近付こうと歩み寄れば
どこかへ走り去る
強風に攫われた葉は
コンクリートの上で何を思う
拾い上げ土に還そうと歩み寄れば
自らの意志で歩き ....
海岸線の弧が抉る
砂浜に埋まっている
息を
ひきとったはずの感傷が濃度を上げて
臭う潮風を
追放したい
繋がった手の
甲の皮膚から
繋がった肩に
鎮座するわたしの
頭 ....
なんて
すがすがしい
朝の風
病院の
小さな中庭にも
そっと秋が
しのびいってる
芝生に寝転んだら
空も高く
パウダー・ブルー
眩しくて
こんな日
生きてる素晴 ....
ありのまゝに あるがまゝに
私は日々を過ごしている
雲のように移り変わるよしなしごとも
お茶のように喉をすらっと流れることも
みな私をとりまいている
....
ジャミロクワイの1曲「Virtual Insanity」の一節
♪Futures made of virtual insanity now
always seem to ....
気づくと隣りに寝息が
昨日一緒にいた奴
寒くなるといけないと思い
クローゼットから毛布を持ち出す
掛けるなり温まる
男臭さ
筋肉質の肌が近づき
....
間違いは犯すもの。
過ちは常に過去。
仕方がないから都合よくアレンジして行こうよ。
寝坊した朝にボンヤリそんな事を考えるのであります。
鞄くう蟻をみて好きという
鞄くう蟻をみていらいという
あなたはどの二人が好き
明日はどんな日
ブルーハワイみたいな日
甘栗みたいな日
どなたかの結婚の日
この人の命日
今日は誰かが夢見た明日で
明日は誰かが逃げた昨日で
ガーゼの ....
海で言うところの
水平線で
わたしは平たくなって
息をひそめる
かなしいことなど
なにひとつない
けれども横になって
うずくまると
涙がほほを伝うのがわかる
枕に染みこんだ水滴は ....
050115
みじんこ
こすもす
ゆりの花
左うちわの
いもようかん
ひっくり ....
つかれて
つかれて
ねむるとき
ただちにねむりに おちたいと思う
そして
心のかたすみで
そのまま めざめなければ
らくだと 思う
もちろんその考えは
あやまって ....
何も知らない関係から
みんな
始まっていく
全部 なんて
知り得ないし
知る勇気もない
でも
傍にいたいと
お互いに
思い合えるなら
それで幸せ
仕合せな ....
きのうの夜
妻とけんかしたのだ
きっと疲れていた
今日は帰りたくなかった
だから僕は家の前を通りすぎていった
同じ色の
とても小さな家が
線路沿いにつづいてる
青でもなく緑で ....
君のことが気になって
顔が赤いんじゃないかと思った
なんだか 火照っているような
こんな風になるなんて
やっぱり君のことが気になって
そういえば よく目が合うね
なんて
もしかしたら ....
美術館を彩る 著名な画家たちの絵が
一つの瞬きの後
全て白く塗り潰され
説明書の無い人の欠片が
跳ねるように外へ散った
空の色はまるで制限速度のようで
ここから再び
平坦 ....
友だちは散らばり続ける
俺がこうやって
部屋で立ち読みをしている間に
日本中に散らばっていく
俺がこうやって
コンタクトレンズを装着している間に
もうブエノスアイリスだ
友だち ....
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