細くとがった音で路地が刻まれる
         メトロノームのように
      OLの帰路を急ぐハイヒールが
          つきささるのだろう
         暦に反した神 ....
背負った夕陽の大きさは
この目に見えぬが
その重さは しっかりと
この身が感じて受け止める
大切なのは
目に見えるものだけじゃないんだって
心が気づいた瞬間に
黄金の光があたしを包みこむ ....
私は芸人ではありませんので人を笑わすことでお金を
いただくわけではなく生計を立てていくわけではありません

けど

ただ自分がここにいることで
誰かの目の前にいるだけで言葉を漏 ....
            081122


メモ用紙に残した
犯罪の証拠
飯は済んだ
風呂に入る
口頭で済ませたはずのことを
記録に残したのが怪しいと
素人探偵は
メモを疑った
疑 ....
期待して待っていた蕾はふくれて
うすい蚊が溢れ出した
すぐさま片手におととし越してった隣人の抜け殻を握りしめて
ドアをすり抜ける。

2対のスフィンクスが
下卑たジョークで笑い転げている
 ....
CMYKはKYじゃないし
RGBもRPGじゃないね
シアン、マゼンダ、イエローと黒
レッド、グリーン、ブラックじゃなくてブルー

だけどそんなことは色たちに任せておいて

重ねても重ねて ....
人は皆、機関車だ
機関車トーマスなんだ
機関車は前しか見えない
普通の電車のように前にも後ろにも顔があるわけじゃない
人生というレールを後戻りできないんだ
このレールは自分にしか走れない 自 ....
きみはいまどんな顔をしている?


わたしはまだ、白昼に晒された腕をあいせないでいるよ

陽にやけていく肌を見ながら
侵食を止められない

ゆるゆると育った幸福は、病巣
その生温 ....
普通の夫婦が繰り広げる
かなりみだらな会話
頬を染め聞き入る女中
わたし結婚はしない
お人形の王子がいるから
王子がいれば幸せだから
でもお人形の王子との暮らしは
ちっともみだらじゃない ....
数ある千手観音の手の中で一本の薄暗いそれが
私に電話番号を渡してくる
いにしえの森から現代の迷路へ
情報を揺さぶり動かすのは今も昔も恋のひらめきであった
艶かしい顔と肢体、狂気のような ....
群盲 象をなでる

象がバターになる
思うところ
わたしにとって
手は、わたしの手


いつからか、この白い手が
小さいと知ったのは


知らなかった

やわらかな
ピンク色の

教えてくれた

血が通う
 ....
背伸びしてゆく町で

小さな家さえも失くした僕らは

エジプト行きの風に乗って

三日坊主の逃避行 
  
からみついた嘘を
   
口八丁できりさいて  
   ....
白い息を吐きながら
裸足でピンヒールをひっかけて
ポストに走った。


どうか誕生日当日に着きますように。
きみに届け。
深夜のラブレター。



今 書いたことなの ....
君の子犬のような無邪気さと
あなたの大犬のような聡明さ

君の突拍子もないところと
あなたの包み込む優しさ

君の無遠慮さと
あなたのおしとやかさ

私にはどちらも選べない
いっそ ....
先生は死んだ木に触れたことがありますか

深い深い森の奥で妖精の羽音がしています

静かを湛えて眠る沼には
子供の夢が沈んでいます

沼の周りを縁取るように
名のない花が咲いていま ....
その日私は熱を出し、かかりつけ医の待合室で
テレビに映るワイドショーをぼんやり眺めていた
来るまでの道すがら風に体温を奪われ
厚着をしてきたにも関わらず、身体は芯まで冷えてしまっていた
頭はニ ....
ジャマイカ、ネパール、カサブランカ。
それがどうしたっていうんだ?
オレがいるのは東京。
宮古島、グラスゴー、クアラルンプール。
それがどうしたっていうんだ?
オレがいるのは、東京。

 ....
過ぎてゆく夜と
越えられない思いが
2人の間を揺らめいて
唇が熱を帯びるほどに
瞳が濡れてしまう

優しい言葉とはうらはらの
あなたの視線に焦がされてゆく私
動けなくて
言葉より ....
君の笑顔が辛かった

僕に似ていて辛かった


助けてもらう前の僕にそっくりで

聞いているのは僕なのに

君よりも涙を堪えてた


辛いよう
 ....
 
詩は書くよりも
語るほうがいい

数日でも
数ヶ月でも
あるいは数年を費やした
詩だとしても

読んでもらいたい一心で
書いた詩は
いつもそこで無意味になる
あなたを前にし ....
春が来た 
優しい春 
心地良いが
桜の間に 
吹いてる・・・ 

いつもいつも 
気がつかなかったのは 
小さな花びらに映る 
忘れかけた 
思い出も

声をかけ ....
朝起きる。
バナナの栄養を信じて三本食す。
西荻窪、西荻窪、西荻窪、西荻窪、西荻窪、と、呪文のように呟き続ける。
そうでないと辿り着けない気がした。

ハーイ!

何を大事にしてる? ....
列車の窓が
長いネックレスのように煌き
横たわって走っている

街はもう影を落とさない夜更け

きみがほら、こころ震わす音楽を
あなたがほら、光り輝く宝箱を

見つけて、染めて、頬を ....
冷たさが空を行き交い
街路樹震える夕暮れに
一つ伸びた影を踏みつけながら
辿る家路はいつも寂しい

今日もまた自分を蔑みながら
紛らわした孤独に積み重ねた後悔を
一杯の冷酒で紛らわした帰 ....
いつでもよみがえるし

いつでもそこにゆける

天体の運行は

まだ気象みたいに

崩れてないから

五年まえの金曜の夜

冬の星

こんな散らばり方してた


きみ ....
半生ビールっておいしいのかな
おでんも煮込みすぎてはいけないね

生きることの半分は
ただ生きることなのだけど
その半分はそれでも詩だったりする
{引用=



? 薔薇中毒


愛しい薔薇の
深紅の花びらが
狂おしく息もつけぬほど
降りそそいだ
あの頃

 夜毎の夢の中でさえ
 貴女の馨りは
 深く ふかく
 ....
解っていく
静かに解っていく
己がどういう人間なのか水を汲み出す度に
解っていく




解っていく
静かに解っていく
桶を沈ませる度
自分に何が足りないか解って ....
昔ママが僕に言った
「ママの背中には目があって
 お前が悪さをした時には
 すぐに わかるようになってるんだよ」

だけど僕の背中には
あいにく目なんかなくて
君が悪さをした事には
気 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
暗愁(十七)信天翁108/11/22 22:40
. ポジ百瀬朝子4*08/11/22 22:15
生業瀬田行生1+08/11/22 21:59
単純な犯罪あおば5*08/11/22 21:44
喪カデンツ靜ト2*08/11/22 20:40
透詩海里208/11/22 20:39
機関車のアティテュード新守山ダダマ508/11/22 17:51
MAILER-DAEMON@xxx.ne.jpオオカミ308/11/22 14:23
お人形ふるる308/11/22 13:55
針と糸ヨルノテガム2*08/11/22 9:40
落度吉岡孝次108/11/22 6:35
濡れる光井 新5*08/11/22 3:09
ブランク ブランクアズアミ308/11/22 2:58
深夜2時のポスト高杉芹香3*08/11/22 2:53
【冬の大三角関係】つむじまがり7*08/11/22 2:03
死んだ木小禽908/11/22 1:36
単純な犯罪木屋 亞万5*08/11/22 0:41
オレたちだよそらのうらが...108/11/22 0:35
背徳の香りいのせんと108/11/22 0:23
Dear弱虫さん哀音308/11/22 0:00
詩のための詩小川 葉108/11/21 23:18
優しい春瀬田行生108/11/21 23:07
ニュー・シティ・シャンデリヤ。菊池ナントカ5*08/11/21 22:55
夜星列車 さくら16*08/11/21 22:54
夕暮れの影松本 卓也108/11/21 22:28
冬の星吉岡ペペロ808/11/21 22:06
半詩半生海里108/11/21 21:45
薔薇夢跡まどろむ海月5*08/11/21 21:27
井戸霊屋 岬6*08/11/21 18:57
僕はママになれないchick9*08/11/21 18:20

Home 戻る 最新へ 次へ
3973 3974 3975 3976 3977 3978 3979 3980 3981 3982 3983 3984 3985 3986 3987 3988 3989 3990 3991 3992 3993 3994 3995 3996 3997 3998 3999 4000 4001 4002 4003 4004 4005 4006 4007 4008 4009 4010 4011 4012 4013 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
7.59sec.