ぼくはなかない
かわりにぎゅっとだきついた
ねえママ ぼくのおときこえる?
ねえママ ママのどきどきつたわるよ

ママもなきたいんだね
いっぱい いっぱい
がまんしたんだね

こんど ....
しとしと雨が降る日には
なんだか耳が遠のいて
クツノウラの世界へ行けそうだ。

狭くなった世界の
はずれにあったベンチに腰掛け
雨が降らないこの場所で
夢のカケラをひとりつまみ食い。
 ....
 美しい言葉をゴミ箱に捨ててやりました。
綺麗事は重いので、粗大ゴミだと判断して、粗大ゴミの日に出しました、
粗大ゴミを出すには、千五百円必要なので、お小遣いから出しました、
綺麗事の行く末は、 ....
夢のなかで草原を走りまわってきた
飛び乗った駐輪場の屋根が思ったより熱かった

スーパーの裏口で搬入のおっさんとの
ちょっとしたバトルに勝利を収めてきた
玄関のペットボトルのむこうに
 ....
白い紙に何を書けばいいんだ
何も形にならなかったというのに

お婆ちゃん
俺を誇りに思うのは止めてください
あなたが語る少年は
そいつは俺じゃない

お母さん
俺を信じるのは止めてく ....
おかあさんの ブラウスを 握る
おかあさんの めがねを  握る
握る
おとうさんの 鼻を 握る
おとうさんの 指を 握る
握る

がらがらを 握りそこねた君は
まだ きかない手を 小刻 ....
夏野菜のカレーはおいしい
ナス野菜ではないよ
夏野菜
ナスも入れるけどね
ピーマンとオクラ
場合によってはカボチャやトマト
夏のカレーは夏野菜
冬のカレーは根菜で作る

スズムシはい ....
狂ったカーナビ


ラジオのノイズ


シャツの袖口を彩る
油絵の具のシミ


灰色の街


2人であけた黒ビール


渇いた空気


狂声


じっとり汗 ....
 

 青い日はいずれ熟していくのだとしたら、次の季節の僕は誰の腕から逃れているのだ。さようならも言えずに去る君の曲がり角は何度だって曲がろうぞ、それで君が帰ってくるのであれば。春を待つ正しい月の ....
ちょうど私の誕生日の頃、雪が降った。



大きなワゴンでやってきたきみは

車を降りて



不意に お母さんのことを話し始めた。




何年もそばにいたのに。

 ....
わたしがどれほど 傷ついていても
私の片方の目がつぶれ
全身に 治療のしようのない潰瘍が広がりつづけていても
この汚れた空に向けて
窓から この美しい蝶を放つ

この世界が どれほど汚れ
 ....
飼い猫が餌を食べませんでした。
おばあさまが朝食を2度食べました。
酒屋さんがコンビ二エンスストアになりました。

地下鉄の駅で年寄りが若者に殴られました。
子供が行方不明になりました。 ....
頭が痛くなって
喉の奥で吐き気がして
身体中に鳥肌がたったから
風邪をひいたのかもしれないと気付いた

早退をして、電車に乗った
これでも我慢したほうだ
満員電車で窓際に寄せられる

窓から見えた、冬 ....
 
 
 
 
 
 
ある日、玄関を開くと
そこは何の変哲もない2Kの部屋で
湿気た空気が満ち
黴の匂いが鼻につく
そんな場所になっていた
 
 
小さな靴箱には
靴や、 ....
気づいてる?

貴方は気づいてる?

{引用=こんなに月が綺麗だと
空の下 ワルツを踊りたくなるね}

悪戯っぽい笑顔を浮かべてる
貴方は気づいてるの?

夜の中歩く今も
つなが ....
どこから友達?

信じてこそ友達。

いつまで友達?

信じられる限り友達。

いつから友達?

信じ始めた日から友達。
いつまで友達?

大好きだから、
ずっと友達。
そして君の目で世界を見てみたいという

女子中学生と中年外国人の瞳の映り込みは

延々磨き続けた薬缶のように輝きを放ち

いつ終わるとも知れず、ある一点でカイコウし続ける
ねぇ

君はもう寝てしまったのかい
今日は一度もメールくれなかったね

ねぇ

君はなにかむくれているのかい
昨日まで毎日メールよこしていたのに



百合よりも薔薇が好き
 ....
 

眼球に飛来する無数の光
無邪気さの中に像を結ぶ

こちらには穏やかな水面
あちらには慟哭する水面

あちらで光が瞬いている
少年はそれを喜ぶだろう
しかしそれは死なのだ
 ....
      ペガサスが凹レンズのそらに
        喊声を反響させるように
   東のそらからななめに射しこむのは
        もぎたてのレモンの冬陽

    キューピットが凸レン ....
今からずっと昔
何十代も前の祖先の頃
存在しないという存在を
ゼロという存在に仕立てあげた

見えないものを見ようとして
崖っぷちから恐る恐る覗き込んだ
そこから見えたものは
自分に住 ....
アロー、アロー、
元気かい?
無機質な言葉
愛情がない

付き合いで仕方なく
返事をする
世の中が
崩壊する

この飽食の時代
苦しんでいる人がいる
ありがたく
命を頂戴して ....
ユア マイ サンシャイン

小さくてきらきらのふたつの瞳は
まるで宇宙ね
わたしの瞳はあなたの宇宙をたゆたう銀河?

ユア マイ サンシャイン

小さくてあたたかい
水分たっぷりの( ....
木魅 (こだま)


「好きだ」
溢れ出した想いを返せないまま
あなたは土に還り
わたしは朽ちることもできずに
「好きよ」
抱えすぎた言の葉をざわめかせながら
夜毎 すすり泣 ....
誰もいない校舎、
美術室のベランダに干されていた絵筆が
夜風に揺れている。そうして塗り重ねられた闇は
やがて夜となり、題名のないキャンバスの中で今夜、
風花が降るばかり。
夜風ちゅーちゅーふきつけて
びしばし顔にふきつける風が
抱きしめてきてこうぎゅっと
つめたくていたきもちよくて
キンと冷えた夜とチュウ
年明けの勤務5営業日は、普段より凄く長く感じた。
金曜の夜は、意識が遠のいたくらいだ。
持病の眩暈も表れて、エスカレーターとかホームとかが怖かった。

新年会で酔った女がホームで吐いてい ....
惜しまれながら死んでゆく英雄に憧れた
俺は最終兵器になりたくて
生物史上最強になりたかった
何で波動拳が出せないのだろう
かめはめ波が出せないのだろう
せめて手から火が出ればいいのに
あぁ ....
触りたい

触れる

触れない

触った

触った

また触れない


触りたい


触らない


もう触らない
たぶん、から始めれば、
時として、も、外れはしないだろう。
ガラス、塀の中。
ぼやけて映る、後ろ姿。
たぶん、知らない人だ。
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
てんし。そらの とこ6*09/1/12 23:58
アマヤドリアズアミ309/1/12 23:47
 丸い球体つぐこ509/1/12 22:56
猫が顔を洗ういくつかの事情角田寿星7*09/1/12 22:40
スギサリ結城 森士009/1/12 22:32
握る池中茉莉花12*09/1/12 22:21
夏野菜とスズムシ海里309/1/12 22:02
Prositローザ109/1/12 21:58
ライオンの死ぬ園雨を乞う1*09/1/12 21:30
高杉芹香409/1/12 19:30
傷ついた世界 いねむり猫309/1/12 19:24
さて、今朝のニュースは?村上 まり209/1/12 19:16
頭痛ブロッコリー...009/1/12 19:14
創書日和【嘘】 錯覚[group]山中 烏流4*09/1/12 19:02
Sun Lie 's‐サンライズ‐[group]愛心6*09/1/12 18:50
友達平 哉人409/1/12 17:58
プラトニックudegeu...109/1/12 16:54
ねぇ乱太郎15*09/1/12 16:36
銀幕-Ai-輪橋 秀綺0*09/1/12 16:25
新春(一)信天翁209/1/12 15:29
創造緋月 衣瑠香5*09/1/12 12:54
あと少しもう少しペポパンプ2*09/1/12 12:52
You’re my sunshineアヴィ1*09/1/12 10:29
百鬼夜行詩 <4>nonya17*09/1/12 10:11
風花プテラノドン209/1/12 6:59
夜キスザ・凹凸目目009/1/12 4:39
カケラ(ピース)高杉芹香1*09/1/12 4:30
GQ虹村 凌2*09/1/12 3:45
恋愛不感性カチキ009/1/12 3:25
たぶん、外れはしないだろうブライアン109/1/12 3:13

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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