兄によると
ボクは垣根のすみのくもの巣を
いつまでもじっと見てるような子供だったらしい
忘年会クリスマス正月となる前に
散髪を済ませておきたくて
さっき路地裏を歩いていた
....
ヨルノテガムたちが寝静まった夜
ヨルノテガムたちの月は空を埋めつくした
明るいなぁ。そして、
苦しいなぁ。と彼らのひとりは洩らした
踊るヨルノテガムたちの首筋に風は舞い
....
燦然と輝く希望の光
さえ、
まぶしすぎては人の心に影を生む
どうか、
この願い
朽ちるより早く
この願い
遂げることが叶うなら
あたしは
あたしの魂を
死神に差し出すことを躊躇わな ....
もどかしい気持ち
いっその事はっきりと
して欲しい
のどが詰まる
苦しい
悲しい
憎らしい
貴方らしい
貴方なしでは
生きて行けない
焦らさないで
焦がさないで
彼は今、
平和に暮らしているだろうか
彼の友達が真夜中に私の家に来た
「亡くなったから、彼に線香をあげに来てほしい」
私は戸惑った
彼の友達は言った
「君が初恋の人だったから」
....
音もなく夕日は眠りにつく
車のライトに照らし出されるのは寝不足の私
赤いイヤホンから頂き物の曲が飛び出してくる
私の帰宅時間と国道の車の多い時間は重なる
あえて国道沿いを歩いて帰ってくる
....
腐り落ちた果実の臭いが
こみ上げる吐き気の原因だろう
腐ったのは私の思いだ
そうだ
君への思いだ
浴びるほどシェリーに漬け込んだ
私の身体から腐り落ちた果実
艶々と赤く
....
彼女の朝食は
チーズトーストと、シリアルと、サラダ
スライスチーズを乗せたパンをトースターに入れると
シリアルとサラダの準備をする
ある朝
シリアルが10g足りないと
彼女が泣いた
....
呪い
というものについて考えている
地球が回って
日が照って
草花が生い茂って
我々は
そう
そのように生きていて
そのこと自体が
呪いであって。
祝福
と呼ばれるものはすべ ....
マドンナの最新を聴いて
マドンナに似たひとを思って
そんなひと
たしかに
あいまいに
男は探している
男は開いている
だから
競べられることが多くて
....
街は聖夜祭一色で
活気立つ人々の群れに
わたくしは呼吸を顰め
冷たい空気を視るのです
ひとつふたつの声は
ざわめきと為って
天空に渦を作り消えてゆき
悴んだ指先で ....
答えは出ている。
だけど今夜はNOなんだ。
何でってオレがキミを、キミがオレを騙しきれなかったから。
そんなもんだよ。
だまし絵の中に探し物を見つけたのなら想像してみるといい。
....
長く人と
長く他人と
近くにいるのに
何を考えているのか わからないなんて
僕たちはとても不便だ
それに誰もが人を 他人を 自分を偽っていく
その嘘が露出しないように
必 ....
なぜ生まれてきたの?
冷ややかな世間はもういいよ
コンドームを使わなかったから生まれてきた。
それだけだ
そんな気持ちで過ごしたらだめかな?
誰に聞いてる?
親?恋人?友達?
....
エヴァンゲリオン 脱毛 プロバイダー 留学
バカな男といわれた
バカにはバカなりの理屈があって
しかし人は融通なんてきかないからそのまま真っ直ぐ生きる
家族だからって
がんばって手を上げないで
あんた自分傷付けてど ....
電信柱に
このご時世に張り紙
ピンチ! 毛穴を探しています
独自のフォントで
大きくそう書かれていた
三歳ぐらいの毛穴です
食欲は旺盛
人懐っこいです
どこかで見かけた方 ご連絡下さい ....
僕らは
永遠に離れた1cmを埋めようとする
愚かで愛しいほんの一瞬の
幻の光
どんなに言葉を重ねても
どんなに体を重ねても
ほんの1cmすらも近づく事ができないのに
それでも ....
ブラック・ライダーが首筋を滑る音があまりに心地よくて
日付の変わるころに眠りを忘れたんだ
隙間だらけのパーカッションの
間を縫うようなダミ声のエコーの中に神が居た
神なんていう ....
開いたノートをじっと見つめて
思いついた幾つかの単語を
暫く睨みつけていたけれど
繋ぐ言葉など一つも思いつかずに
ただの愚痴でページが埋まっていく
休みが取れないとか
出会いがまるで無 ....
空が鮮やかなオレンジ色から薄紫へ
静かに変わる黄昏のとき
トワイライトっていうんだっけ
ああ、ちょうどこれくらい
そう、この瞬間
忙しく繰り返す日々の中
君に一番会いたくなるのは
....
網目のような夜の波間のノクターン
オールをこいだ波の上で
ぱしゃり、とはじけた憂鬱を
必死で波間に溶かして
トビウオ達の群れが
空を渡っていく光を見ている
街の光は黙ったままで空を飛び ....
楽しいが疎ましいに
嬉しいが恨めしいに
恋しいが悲しいに
総じて僕は独りになり
寂しいに辿り着く
感情から逃れる事が
できないのなら
ランタナの花のように
せめて鮮やかでありたい
薄れる薫り
過ぎ去る現在(イマ)を
止(トド)める術も理由もなく
言葉が空く声で
ジグザグの詩を謳う
それ、と
呼ぶことで
遠ざけれた気がして
囲 ....
ムーミン谷に不眠症はない
眠れなくても誰も困らないから
ムーミンママは
もし眠れなかったら台所の整理
夜出てくるトロールたちに
小さなお菓子をこさえてくれたり
あたたかい飲み物をくれた ....
造作もない 踊り場の片隅
傾きかけたグランドの
後追いかげに
揺らめいていた、
差し向いの海霧を
見ていて下さい と
私、
永遠よりも
変わってしまう哀調で
音という音は隔され
....
グラスの中の琥珀色
花は散る、天に昇る
かのよう、昇り、花は散る
直線になる
ばらばらの死体
それは、木々の隙間
こぼれだした
光たち、の姿
心臓は、鼓動を続け
次第に早 ....
全天候では歓声に湧いていた。
もしくはため息。
ゴールラインを越えた男は
倒れこむ。雨は降っていた?
少し濡れてるね。
両手は宙に。それは、
空のためではない。悲鳴のように叫ばれた、
彼 ....
滅びの匂いに 振り向く
あの人が漂わせていた 懐かしい腐敗の香り
滅びの一つ手前で彷徨う旅
熱病の中で自分の体温に 酔う
口の中に溢れた血の味
己を苛め抜くアスリートの興奮
....
経済成長は亜臨界水・超臨界水で銃眼は包まれて高らかに 戦史家が松明の明かりの雰囲気と国際経済が停滞・後退すれば脳と音楽おとなしいふらんした人為的な原因による大きな事故(人災)の被害を受ける可能性で立ち ....
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