きんいろを通り
きんいろになる
ずっと ずっと
鳴っている



遠くのような
近くから来る
生は治る
生は響く


雨が雨をすぎるとき
滴に残る
影 ....
むかしむかし

ある大金持ちが

貧しい友人の服の裾に

一生暮らしていけるだけの

高価な珠を縫い付けてやったが

友人はそれに気づかず

一生貧しいままであったという

 ....
真理と価値の二律背反は
死ぬことでしか証明できない
なら
生と死が不二であるとしたら
生きていること
生きていること
それ自体が
解なのではないか
生きていること
今生きていること
 ....
夜の小さなカウンターで
 一人ぼんやり飲んでる

 酒を口に運ぶのも忘れて 大きな窓から街を見ている

 街灯は 光の届かない闇の居場所を示している
 光より闇にひかれる 人の顔など見 ....
後で降りてくるよと
サザンの曲を元ネタにした
ショートドラマのオムニバスを
見ている妻に声をかけて階上に登り
詩の投稿サイトとかをチェックしていたら

カチャリ

部屋のドアが開いて ....
銀色の星夜
永遠をひきずって歩く
時計売りとすれ違う


あまりにも
正確に時を刻むあまりに
永遠を
永遠と
繰り返しては
繰り返す。


時計売りは

小さなコエで ....
先月開店したばかりの 
真新しいコンビニの店内に 
入るとばったり 
大きいふたつの瞳と 
目が合った 

「 おぉ 」 

小学校の同級生のともこちゃんは 
すっかりいいお母さんに ....
エリカ(孤独)


哀しみの根は地面を食い縛り

おまえはヒースの真っ只中で動けない

切りつける寒風は情け容赦なく

おまえの溜息だけが薄っすらと紅い



 ....
椅子の中の天敵のいる泣いた空の時
新しいヒダと王冠の半分に相当する私は
飴色のカマドウマが牛を傘型にできずに
いるのを見た

はのいなきでが事るえ耐をれそ
るげ逃を路なさ小に様の子双
? ....
昨日もテレビの国会中継は 
党首が総理の粗を探して 
{ルビ脛=すね}を掴んでは 
「地位」という名の空席に 
よじ登ろうとしていた 

(その頃アメリカでは 
(史上初の黒人大統領の演 ....
 
下校中
ぼくは君の背中ばかり
見ていた気がする

とても小さな水が
生まれる場所をめざして
いつもの帰り道は澄みわたりながら
永遠みたいに流れていた

君の背中はとても自由に見 ....
愛しています
愛しています

何度でも囁きましょう

貴方が私ではなく
他の女性を見つめていたとしても

愛しています
愛しています

何度でも微笑みましょう

貴方が私でな ....
濃いウィスキーを一滴たらした夜にひろがる
昼は 望んでも得られない静寂。
買い換えた、二代目の目覚まし時計が
裏蓋をなくしたまま枕頭を守ってくれている。
「日々の営み」以上のことが要求される人 ....
 秋の葉が揺れ 踏み荒らされた道に 色
 
 雨上がりの歩道に きみの あしあと
 
 くしゃくしゃになりながら 乾く木の葉を足元に感じて

 一寸先に 冬
 
 凍えるにはまだ 風も ....
払雲のように流れ

払雲のように形を変え

払雲の間にある薄紅い空のようにずっとは見られることもない

そして

払雲のように消えていたい

同じ雲に会うこともないように ....
だまにひかれた石の鐘
包み隠した小脇の影緒

とした浅瀬に浮かべる火氷
散らかす青たつ藻草吐息に

かけつ揺れ梳き身雲宵喉
さめつめれつわ ち
八重夜 憎く
人間の針金を抜いたけれども冬が
そうそこに鐘があるわけで、この世の洗濯機を貝化した怖ろしきその
その、えっと、副旋律があって、
ごめんなさい、やっぱり製造できません。
                081129



うそをついた
ちいさなちいさな
うそをついた
ちいさなちいさなちいさなうそは
ちいさくちいさくついたうそ
どんどん大きく ....
今日は一体どんなことがあったの?
とても聞きたいけど
きっと話題に上るあの人の顔が浮かぶ

このままこの実のない話しつづけても
沈黙ばかりが空気を支配してしまう

それが怖く ....
僕は何者でもなく
あるだけの影
街に 出てはみたけれど
植物ですらないのだと わかった

釣り場のある近所の港には
今日も猿たちが立つ
演技する潮風の中
家族の待つ山へ 逆立ちを

 ....
すべてが優しい歌のようで
すべてが明るいあこがれで
おまえらはまるで夢のようだ
洗おうともしない穢れに蓋をして白く塗り潰す


街中の繁華街の
何か ....
セックスをする夢を見ました
セックスする前にわたしは
コンドームを買おうよと言って
あなたとふたり手をつないでコンビニに行きました
あなたはわたしが前に付き合っていた人でした

あなたのセ ....
ねぇ、あの人が持ってる紙袋。

小さめの茶色いやつだけど。

口とか塞いじゃって、怪しくない?

きっと、あの中には、アブナイものが入ってるんだって。

だって、その人の顔見てみてよ。 ....
教室、
ずんと構えた黒板に見張られた僕ら
先生はちっぽけで
虚勢を張っているがチョーク持つ手は小刻みに
震えているのが見えたから
僕らはくすくす
意地悪な空気が教室を包んだ

ねえ、先 ....
君のくれた翡翠の欠片が、音もなく手からこぼれ落ちて




  一瞬




のうちに足元に近づいて、




   また一瞬




のうちに弾けて散った ....
分光器の憂鬱
天象儀の退屈

を あざやかにうちやぶる角度で
挑むようにひらり舞い込む
あやうい好奇心

極光のように繊細な予感を追いかけて
けれど焦れても
いちばん深い記号は
そ ....
吸い込まれてしまいそうな青だ
水になって垂れてきそうな空だ
まばたきの間にも雲の形は変わる
海が青いのは海底に空があるからだ

知らないことについて話せないから
知っていることしか語っ ....
汗をかいたので
「納豆おろしうどん(もちろん冷たいの)」を頼んだ
ところが店員は
デパートの玩具売り場という自らの戦場の最前線を死守することなく
蜘蛛の子を散らすように消えてしまった
無人と ....
うまくいかないね
ぼくたちは
しんでしまうね
それを
あたりまえだとおもっていたら
いけないよってあたまのうえで
ささやくこえがきこえてきて
ああ きみがかみさまだったら
どんなに ....
いつも行くレンタルビデオショップの
アダルトコーナーの企画物の横に死が立っていた

私が驚いてピクッと体が反応すると
斜め前の痴漢コーナーにつんのめり
行儀が決して良いとは言えない出立ちで
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ささめ さざめき木立 悟208/11/30 8:47
覇王紀《81》柴田...1+*08/11/30 6:49
甘く渡辺亘208/11/30 1:06
夜の椅子いねむり猫108/11/30 0:46
甘えた声で不満げでkauzak8*08/11/29 23:18
ー 大夢 ータイムSa;108/11/29 23:18
サンタクロースの白い袋 服部 剛308/11/29 23:08
花言葉四行詩 <1>nonya3*08/11/29 23:07
月の裏側のように井岡護0*08/11/29 22:52
幻の旗 服部 剛0+08/11/29 22:45
初恋小川 葉408/11/29 22:36
蜘蛛姫[group]愛心5*08/11/29 22:31
#37吉岡孝次108/11/29 21:16
湖月208/11/29 21:11
払雲maumi008/11/29 21:10
泡雪砂木3*08/11/29 20:22
こんにちのKETIPA108/11/29 19:31
寒い朝あおば2*08/11/29 19:19
人の幸せ瀬田行生208/11/29 18:33
猿の来る釣り場K.SATO1*08/11/29 18:15
定置漂流ホロウ・シカ...6*08/11/29 17:58
セックスの夢とんぼ1008/11/29 17:13
創書日和「紙袋。」[group]狠志108/11/29 16:21
教室にて百瀬朝子3+*08/11/29 15:36
一瞬一秒と君の記憶蓮川ヒロ108/11/29 12:37
点在の火塔野夏子9*08/11/29 11:44
楢山孝介208/11/29 9:34
納豆おろしサトタロ008/11/29 2:50
錆びついた天使の輪ゆうと1*08/11/29 2:22
リバースライブ 前crowd1+08/11/29 1:27

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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