わたしは川になりたい
草原をうるおし、森をいつくしみ
たくさんの魚が群れ泳ぐ
川になりたい
やがて大きな海にそそぐ川に

わたしは、はるか大地のおく
山の斜面にねむる池。夜ごと
星が  ....
夕方
台所に立つ妻は
鼻唄を歌っています
口ずさむメロディーを聞いていると
妻の笑顔を
永遠に失いたくないと思います
しかし

人間の生は永遠ではない
出会いがあれば
別れもある
 ....
上司のキツイ喋り方が
心に爪を立てる


一ヶ月前から
楽しみにしていた
恋人とのデートが
中止になった


心にぽっかり穴が空いた



いつもマメなあの子に
 ....
おいで
おいでよ
きみのためにもいいから

ぜったいにおいで

aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaahhhhhhhhhhhhaaaaaaaaaa ....
手のなかの電池の切れた携帯電話だけが熱かった
毎日一度も鳴ることはなく
しかし今日も握りしめて生きている
何もかもが煌々と夜を照らしても
手のなかの電池の切れた携帯電話だけが熱かった  ....
側頭部のねじが回っている
にちにちにちにちにち…
脳が絞られるように さみしくなる。
あしたもこうだろうか


なんにもない日だ
さっきから携帯電話が光っている気がするけれど
ほんとは ....
姑獲鳥 (うぶめ)


抱いてください 父を知らない不憫な子ですが
抱いてくれたら あなたに幸運が訪れます
身体が重いのは あなたの力を試すため
息が冷たいのは あなたの情を試すため
 ....
昔 あると聞きました

麦畑の中に人魚を見た人の

人魚のうろこは虹だから

サングラスで消えてしまった ケドの後

残り物に期待すらした

私とあなたと飼い猫は

すべてを同 ....
なんで
そんなことするのっ

やめなさぁい

やめなさいって
いつも言ってるでしょ

なに見てるの?

聞いてるのっ?

ちゃんとこっち見て
聞きなさいっ

なんでしたの ....
白梅も微睡む夜明けに
あなたしか呼ばない呼びかたの、
わたしの名前が
幾度も鼓膜を揺さぶる

それは
何処か黄昏色を、
かなしみの予感を引き寄せるようで
嗚咽が止まらず
あなた、との ....
クロワッサン クロワサン
まなじりから噴き出す血で
壁に矢印を書いた午後
みんな走る
みんな追う
みんながみんなを追ってゆく
矢印は乾く
黒く笑う



 ....
海辺に目覚め
布団は血まみれ
真夜中の床屋
不良に目をつけられ
街じゅう逃げまわり
夜明けに手打ち式
波の音しずか
しずか









 ....
たくさんのこぶ
たくさんのこぶ
ブラインドの空の切断面
白わたる光
目に触れる光
滴をまさぐる指の腹
かたちをかたちに呑む光








 ....
何だろうか
何だろうか

溢れ出しそうな気持ちや言葉があったはずなのに
あなたを目の前にすると何も言えなくなること

不満やワガママを言いたいのに

あなたに優しく髪を撫でら ....
プランタで育てていた
紫と黄色のパンジー
久しぶりに目を向けたら
ぜんぶ乾涸びてた
さっき気が付いたの

可哀相な子
綺麗になった時間帯が
私の荒みきった日に
ちょうど重なったから
 ....
ガラガラと音を立て崩れる建造物

くらくらゆらゆら揺れる我が身

壊されてひいてもおしても開かない扉

誰も僕のことを救うとわおもわなかった

僕らの命がもてあそばれ

 ....
夢じゃないみたい

広がる風景
明るい教室
古いオルガン
単調な音色
鉄棒を握った手の匂い

山裾に広がる広い田圃で
クロスカントリー
わたしは
大嫌いだった

夢ではないけ ....
重ねて重ねて過去のものにして行くしかない。
思い出すのがメンドーになるくらいに。

あの時笑ってたのはウソではないけれど、今夜笑えないのもウソじゃあない。

少しアクセス間違えただけ。
 ....
またね

行き違いの電車が同時にすべりこむホーム
確認しあって背を向けた

またね

すれ違いの苦味をかみ締めた日
精一杯でそれだけ言った

またね

お互いの気持ちを伝え合う ....
隠さなければいけない過去。
隠されてしまう過去。
脂汗が流れるときだ。
見つかってしまったポートレート。

今朝わたしは一匹の蛾を発見した。
それは見事な蛾だ。
たれもみつけられない た ....
鳥と話が出来たら、教えてやろう
 あの明るいのは火星で、地球と同じように岩の塊で、
 風が強くて、とても寒い
 その先の木星はガスの塊で、すごく大きい

鳥は言うだろう
 そりゃぁ、すごい ....
無言で積み重ねていく
毎日に奪われていくのは
ただ明日ばかりじゃない

物語を読み耽りながら
十年前の今頃を振り返っても
霞がかった記憶の端で
今と同じように不貞腐れてつつ

部屋の ....
 
目を凝らして
お月さまを見ていた
もちつきしてる
うさぎの目をさがしていた

うがいしてる時の
人の目は
どこにあるのかな

宇宙から
メッセージがとどく

僕はうがいし ....
ちゅうしゃじょうのかどっこで
おんなじところをぐるぐるしている
おちばや
ほこりや
こんびにのふくろが
あんまりわたしににていたので
おもわず
うずのまんなかへとびこんだら

 ....
いつまで
私はここで働くんだろう
そんなことをふと思う
なんでもない日
今日は何曜日

馬の合わない人
褒めてくれる人
利用するだけの人
気のありそうな人
競ってくる人

新人 ....
「男は何で浮気するの?」
 
その答えは

「そりゃあ生まれた時から女と違うから」

「生物学的にじゃない?」

「子孫を残そうとするからだよ」

「彼女が大事だって分かりたいから ....
動き出せ
立ち止まっているほうが 心地良い時もあるけれど

とりあえず今は
立ち止まってはいられない
こんなぬかるんだ地面の上で
じっと立っていたら
そのまま
じわじわと
埋もれてい ....
 
詩の一行一行に
花を咲かせたような
あの桜並木を歩く

僕には
名前を持たない
姉がいた

姉は木の行間をくぐり
幹の陰に隠れたのかと思うと
花咲き乱れる
か細い枝に立って ....
いつもブレザーの右ポケットに煙草をしのばせていたこのお前が

ヤリマンと噂になったこのお前が

右耳の3つの穴から世界が見えるこのお前が

合鍵で屋上にしのびこむのが好きだったこのお前が
 ....
窓のすぐそば 椅子の上
ひとりぼっちの熱情は

自分に酔っていたのだか
暗い車窓を覗き込む
灯りも家も何もない

夜の列車はゆれていた
なんとはなしにゆれていた。

手提げ袋を抱え ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
わたしは川になりたい寅午209/1/28 20:42
リビングにて渡辺亘009/1/28 20:28
チョコレート(悪)0+09/1/28 20:03
れんしう2012009/1/28 19:56
磨く夜因子209/1/28 19:52
ねじの日009/1/28 19:51
百鬼夜行詩 <11>nonya6*09/1/28 19:23
リトルマーメイドヤオハチ009/1/28 19:01
ママよーかん1+09/1/28 18:35
美しいひと銀猫29*09/1/28 16:56
ノート(45Y.1・25)[group]木立 悟109/1/28 16:54
ノート(45Y.1・24)[group]109/1/28 16:53
ノート(45Y.1・22)[group]209/1/28 16:53
不思議1+09/1/28 15:53
ヒキコモリ氷魚0*09/1/28 13:10
もてあそばれた恋愛こめ409/1/28 13:08
何かのはずみチアーヌ209/1/28 11:36
タタミの六畳間BOOKEN...2*09/1/28 8:56
またねRW409/1/28 5:35
音阿弥花三郎009/1/28 2:30
星の季節rabbit...709/1/28 2:29
風への言伝松本 卓也209/1/28 1:26
うさぎの目小川 葉2+09/1/28 1:07
くずのうず______...1*09/1/27 23:59
働く蒼木りん109/1/27 23:37
男の言い訳こうこ209/1/27 23:17
ここで真琴1*09/1/27 23:15
桜並木の詩小川 葉709/1/27 23:12
お前009/1/27 23:07
目隠しブロッコリー...109/1/27 22:47

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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