入り組んだ路地を幾つも
曲がって歩いていると
街を知るように街を見失い
緑色に光る道に出た
夜のうち街灯は光るようで
電球をみれば灯りは点いていない
靴音が聞こえないので足元を見れば
履 ....
スランプに陥った自分に

生産性を与えようと

雨の中を歩いた

マイナスを堪能しても良いかもしれない

零の集積よりは


ファミレスのドリンクバーは数を重ねなかった

「 ....
殺しに到る感情のライン、俺はいつだって不都合を拭い切れず全てが終わった後の閉ざされた部屋の中で汚れた刃を研いでいる、それを誰の喉笛に届かせようというのか、劇的な夜明け前まで考え .... わたしの顔に触れる
鏡の中
一つ一つを
手になじませていくように

夢に出てくるそれらは
もっと気高く美しい
わたしはナイフで慎重に切り取り
バッグにいれて持ち帰る

耳 鼻 目  ....
道端にひっそりと咲いていた
花の名前を知ることはなかった

知らない間に消えてしまった
空っぽの風がそこに吹いていた


期待されて生まれた命と
期待されずに生まれた命

蒔かれた ....
 
 
 
       星
   星
 
 
        月
      三日
      
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 今宵は空と誰かが微笑んだ ....
いちばん美しかったことに


いちばん笑ってたことに


気づき





いちばん近くにいたことに


いちばん近くで見てたことに


気づき

 ....
数万の手拍子が群がる。
見つめる視線。その先の姿。

 覚えているだろうか
 右手が宙に浮いた時のことを

歓声は上がる。
声は地上にとどまり続けるだろう。
わかってんの お宅
俺の方が立場が上なんだよ?
舌撃ちを噛み殺し
回らないろれつで飲む酒は
ストレス性の発疹を腫らし
切り揃えられた爪は
シラフからの警告
明日も仕事 明日も仕事
差し ....
天丼のどんぶりを空にした後 
海老の尻尾をふたつ 
ちり紙の上に並べたらじゃれあい  
嬉しそうに光った 
昨日の夕餉は 
友人夫婦と食卓を囲み 
玄米とおでんを食べました 

今日の夕餉は 
繁華街の店で独り 
天丼を食べました 

誰かと食べても 
独りで食べても 
幸福なのかもしれ ....
夜出歩くからよろでるり
なんだかわからないものたちここをお通り
いまだ真にひとから
名づけられてはいないものたち

夜に見開くためだけの大きな瞳で
暗い森の中を見つめていたご先祖様たち
 ....
  陽、
  昇り沈む。昇り沈む。昇り沈む。沈み、また
  昇りゆく。で、それが歴史/世界の一大事。
  時も空も貫いて、視ている。聴いている。何
  処に居る人、何処に居ない人、 ....
天性の間の悪さで 
お土産のケーキを買いそびれたまま 
友達の住む秩父まで着いてしまったので 
仲通り商店街をきょろきょろ 
見回しながら歩く 

古い売店の前に 
ぶら下がる 
1本 ....
日々繰りひろげられる知略戦は
白という調和を
もろくも
飛び散らせる。

この戦いが生むものは
勝者ではなく、
豊かさではなく、
正義ではない。

支配であり、
破壊であり、
 ....
最近上手く息をできないので
いっそ呼吸を止めてしまおうかと思いました
小さい両手で口を塞いでみようかと思い 実行しました

そうすれば私は悩むことも無く
平穏に死んでいけるのではないかと
 ....
流れて消える 澄んだ水のように

渦巻いて

渦巻いて

沈んでいった小石のように


コウノトリが歌うまで


―ねぇ、良かったわね

厄介だったじゃない、あなたまだ ....
三面鏡へと針路をとる事に何の
躊躇いも見せない顔をしたあなたが

  天候は座標では
  なく広い箱庭だ
  と君が語っていた
  姿が手の中で
  反転した塗料の様
  に思えて
 ....
君が始まる時を待ち望んで
君が終わる時にはいつもの階段を登って行こう

何か無くても
何かが無くなっても
嫌なんだ

ジグソーパズルが欲しくてたまらなかった子供の頃のような
風船を手離 ....
場面、場面がフィードバックされてくる

僕の方はとっくにシャッターを閉じていて
忘れられた街のガソリンスタンドみたいだ

飽きるくらい曲がりくねりながら坂をのぼり
またその道を下りきるまで ....
現実はゆっくり
本当にゆっくり変わっていく
良く変わっていくのもゆっくり
悪く変わっていくのもゆっくり
急に見えることにも
必ず予兆がある
良く変わっていくには
「法」に則って
努力し ....
わたしに幸福を、と
願えることの その幸福を
わたしは いくつも
置いてきた


 たぶん、わたしたち
 水槽のなかに
 生きている

 そこは程よく窮屈だから、
 ぬく ....
子供たちの物語は
殺されてしまう

大人たちには まぶしすぎて 力に溢れ過ぎていて
胸に心地よく抱いておくことができない

子供たちの物語は 世界を壊してしまう

すでに流通してい ....
ギュッと抱きしめた君
僕の胸に顔をうずめ
回された腕から伝わる優しさが
小刻みに震える僕を包み

そうだね。

沈丁花の香るあの花畑でもう一度
柔らかなKissから始めよう


 ....
あるいは「執着の向かう先、発火点」


 1 嚆矢 あるいは 発芽

もし私が
あんなところに
あんなかたちで
登場しなければ
知らなくてよかったのかもしれない
なにも知らずに ....
あをすぎる(遠いおもいでの予感
 日輪のうるんでしまう
 空ろなカラスアゲハの羽音に
 さようならを果たすべきころあい。
水影かしぎつづける岸のほとりを
黙礼する雲の視線は
暈の鎖骨を ....
あなたの手を、まぶたにうかべる

あなたの手を、まぶたにうかべた

それからそれから

あなたの熱を頬に感じた
ふうわりと、わたしの頬を、撫でていく風


あなたの唇を指先に感 ....
くり返し くり返し 懲りずに、愛を探して、
愛されていないことは 目に見えて分かっていたのに、

それでも、
嘘のぬくもり、だけでも 探して 探して くり返し くり返し、また 愛を探す ....
雪が降る

雪が 降る


真白い地面に倒れても
頬には冷たさを感じない

叶わぬなら このまま
雪にとけてしまおうか



雪と とけてしまおうか
心臓の外壁が毛羽立って
秋が来たのだなと思う
それまではツルツルと滑らかな桃色で
トクトクと脈打っていたのに
潤いを失ったようにチクチクと壁面を広がってきている
それは太陽に透けたいつかの彼 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夏の収穫水町綜助308/12/2 1:57
退屈から充実へever008/12/2 1:14
殺しに到る感情のラインホロウ・シカ...008/12/2 1:02
部位K.SATO2*08/12/2 0:47
1486 1...3*08/12/2 0:16
今宵北斗七星1*08/12/2 0:03
KIDUKIメメズワイ008/12/1 23:46
透き通るような青い空なんかいらないブライアン008/12/1 23:42
総どろぼー佐々木妖精8*08/12/1 22:26
ふたり服部 剛508/12/1 22:17
昨日の夕餉 4+08/12/1 22:01
よろでるりに会いたい海里008/12/1 21:59
ゼウス草野春心008/12/1 21:47
ながもの 服部 剛308/12/1 21:24
乱れmorio208/12/1 21:10
follow my nose完食208/12/1 20:28
コウノトリが歌うまでセルフレーム108/12/1 20:15
棺か帰結と棺か起点井岡護3*08/12/1 18:58
水色の暗がりbucco508/12/1 14:42
アコースティックBOOKEN...308/12/1 13:06
現実渡辺亘008/12/1 12:24
わたしに幸福を千波 一也6*08/12/1 11:31
殺されている物語いねむり猫208/12/1 8:49
娼戯poorgu...2+08/12/1 6:53
「モノポライズ」[group]長谷川智子8*08/12/1 6:45
零雨こしごえ1*08/12/1 5:11
あかいいとリュウセイ1*08/12/1 3:01
いい加減な愛の探求。佳人。008/12/1 2:54
熱望リュウセイ108/12/1 2:45
心臓と銀杏木屋 亞万2*08/12/1 1:24

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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