そらにはあらゆる匂いがある、
くうきにはあらゆる色がある;
ぼくのいろが、くうきにとけてしみてゆく、
きみのにおいが、そらをうすくそめてゆく;

ぼくのとけたそらがきみにふきよせる、
きみ ....
なつかしい声がする
し、と、す、のあいだ
あなたが人差し指で押さえた
かすかなつぶやきのように


わたしの中で目覚める
し、と、す、のあいだ
声にならない言葉があふれて
あとからあ ....
ぼくらにはもう

がんばりシロがなかった

夜空にはにっこり月が

ぼくらにはぽっかり傷が


独裁者の頭のなかにある

理想の平和なんて

実現できやしない

正しいこ ....
しとやかな抱擁たちが群れをなして
乾いた砦を叩き割る
きみもまた 再会の水蜂

くるって咲いた唇を
諧謔の雨にたとえて
今日もタイルを剥がしていく
かしずくだけの無邪気な棺桶

ねぇ ....
色がつかない 日々の体内

深緑のあなたに

浸っていく 浸っていく

色がつかない いらだたしい


例えきれない一日が来る

夢がすべて 愛がすべて

今になり染まりだす ....
電車が
夜になると光るのは
恋をしているからよ

夜の街を
急ぐように駆け抜ける列車の
まっすぐな光の筋

あのカタブツが
淡く夜光するさまは
なんともいじらしい

だから ....
携帯が久しぶりになったと思ったら
ママからだった。
女子大生のひとり暮らし なんて
本当はすごく地味で
例えばツタヤのイケメン店員に
なんとなく惚れてみたりして
そうやって  ごまかしてる ....
{引用=だれもしらない
ぼくがいて
だれにもなれない
ぼくがいる

とおくのけしきは
のんびりで
ちかくのけしきは
はやあしだ



ぼくは
なにもかもをすてたって
 ....
どうしても
きみの笑顔が見たい
力いっぱい抱きしめたい

でも
きみは僕から遠すぎて

ぽろぽろ ぽろぽろ
今にも 泪になりそうだ
俺が恋したあの人は
町の外れに住んでいて
暗い部屋から俺を呼ぶ

「坊や、ちょいと町までおつかいに行ってはくれないかい?」
「悪いけどさ……俺、坊やなんて呼ばれる年じゃねぇぜ」

闇から ....
{引用=きみは散り散りになって消える
そしてぼくは忘れる
だけど思い出せる


透明になったとき
きみが言ったことばを
ぼくは呪文のように
何度も何度もくりかえしている

 ....
何を見ても、見たとしても
わからない振りをしていればいいよ
と教えられた昔日の雨に濡れる窓の中に、わたしは
まだ閉じ込もったままでいる
そうしているほかないのだ
だってひとはとて ....
 
無言電話がかかってきた
その人の部屋にある
テレビの音が聞こえているだけだった
わたしはその音を聞くけれど
その人には聞こえていない

わたしはテレビを持っていないから
その音をた ....
手のひらで乾きつつある血の色や
頬についた砂つぶ
それを指で払い落とす

あの
ざらざらとした手触りに
あの
深さをまして沈む色に
瑞々しさはあって
血の色が
紫がかっていた
だ ....
電話の向こう

途切れ 途切れに きみの




・・・お願い お願い


途切れ 途切れがちの きみの




もう ダメだよ
もう 戻せないんだ ....
-----------------------------------------------------------
造船家の仕事部屋は紙と鉛筆と分割器が置いてあるだけだ
そして窓の夕暮れの光  ....
一日目
友達の為に泣いた

二日目
自分の為に泣いた

三日目
両親の為に泣いた

四日目
兄弟姉妹の為に泣いた

五日目
貴方の為に泣いた

六日目
野良猫の為に泣い ....
これで世界が全部終わっちゃうその日
天気は雲ひとつないピーカンで
それでいてそよ風が涼しくて
鼻歌なんか自然に出ちゃったりして
彼女と公園で待ち合わせ


世界が全部終わる日に
 ....
鼻の溝で産れた私は金髪をなびかせかおに継ぎたてている ほろりと私が手のひらを開くと
ふわりと私の手のひらに
乗せられるものがある

それは夕暮れの太陽の熱のように
網戸越しの風に靡くカーテンのように
何気なくふとする感触で

手のひらを眺 ....
魂の裾野を幻覚が越えてくる火曜日、虚ろな目をしたテレビ・タレントが掌だけで盛り上げるような調子、いじけた雨粒が果てしもなく降り続き書こうとしていた言葉のことを忘れる…軋む椅子に .... 木々が泣き叫び身をよじる 嵐の夜 
蛇行する高速道路を はるかな高度でよぎる陸橋から 
車たちのにじむ光を見ている

濡れて顔を覆う髪が 体温と最後の強がりを奪い去る 
雷鳴に冴える記憶 ....
久しぶりに会った

仲良しだったあの子

チョット大人になったから

照れくさいけど

大人な挨拶したりして

バイバイって別れたあと

振り返ってもう一度

バイバイって ....
  明日 でかけよう
  あの人の街へ
  もう冬が終わるからでなく
  もう春が来るからでもなく
 心揺さぶるものにしたがい
  わずかな荷物で乗り込もう
  鳥の名前の列車
  舞い ....
  北国の街でも
  季節という名の急行列車は定刻どおりにやってきて
  開いた扉に ベルが鳴って
  早く行きましょうと 待っている
  すべてを捨てて飛び込むことができた昔とは
   ....
さっき雨があがったみたいだ



まだ雲は多いけれど
隙間から光が覗いている
さっきまで色とりどりの傘で賑わっていた風景は
家路へ向かう早足の靴音と
閉じてしまった傘の申し訳程度の色彩 ....
たまに電車で見るあいつ
街中にもいる
下向き加減に歩いている眼鏡かけたぽっちゃりくん

何が楽しいのか

彼女もおらず一人で家に帰りポテチを食べてるあいつ

お笑い番組を一人で見て笑う ....
「俺さ好きになりにくいんだ人のこと」

「へーーー・・」

「俺だれだれと知り合い」

「へーーー・・」

「俺そいつのこと知らないテレビ見ねえし」

「へーーー・・」

「俺 ....
ストレス発散
パチン
男の意地を
パチン

あいつに
パチン
もう一つおまけに
パチン

意地悪して
ヒン曲げて
ああいい気持ち
腹減った。
ひとつの瞬きの中の
帷の綻びから深遠を見つめる少年の
そのはるかな頭上を


商隊が騾馬に荷車を牽かせて
かぽかぽと銀河のほとりを迂回してゆく
どこか遠くの ずっと若くて活気のある星団へ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ありふれたぼくらのラブレター Giton5*09/2/4 16:11
雪に踊る石瀬琳々8*09/2/4 13:37
アメリカよ吉岡ペペロ509/2/4 9:23
VOLLMOND—フルムーン—カナシミルク0*09/2/4 8:46
ロシアンハット三上山一己009/2/4 8:11
夜光列車RT709/2/4 3:39
正夢。ゆきちゃん。7+*09/2/4 3:39
ぼくになりたいゆうと2*09/2/4 2:27
遠いcass109/2/4 2:24
物の怪くずれ瀬戸内海2*09/2/4 1:41
空気になってゆうと2*09/2/4 1:20
2009/2/4鎖骨409/2/4 1:16
無言電話小川 葉1+09/2/4 0:35
海の熱、鉄鋼の風水町綜助12*09/2/4 0:07
フローズンいのせんと009/2/3 23:49
造船家音阿弥花三郎109/2/3 23:09
還涙愛心14*09/2/3 22:42
最終日ララバイかめたろう209/2/3 22:34
_十二支蝶009/2/3 22:31
例えば松本 涼409/2/3 22:29
風船ホロウ・シカ...2*09/2/3 21:45
過去からのコールいねむり猫009/2/3 21:41
嬉しいね平 哉人209/2/3 21:15
鳥の便り西尾409/2/3 18:42
春を迎えるにあたって / 西尾109/2/3 18:36
あ。1*09/2/3 18:12
あいつこうこ109/2/3 17:56
浮いているのね?009/2/3 17:54
卓球ペポパンプ3*09/2/3 17:16
星宙間をゆくキャラバンの宴相馬四弦2*09/2/3 13:36

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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