今年も背中を見せる
あなたの上着の裾を つまんでみる
皆 走っているからね
この子とふたり 取り残されているみたいでね
寂しくってね

私の指の小さなダイヤモンドが
電飾と歌を歌っている ....
言葉がどんどん
自分を裏切って
荒野で
一人ぼっち

ぽつんと
足をかかえて
待っていてくれた言葉だけを
つかんで
抱きしめろ
  映し合う
  水の背にふれる
  ひとは
  いつくしむ



  貶める
  それだけで足りず
  殴り
  銃で撃つ



  いきものはしぬもの
  ....
きみは少し気付いていた。

もう、あたしがきみに恋してないことを。





久しぶりに部屋にやってきたきみは





うちの壁に飾る

シャツや写真や手紙とか

 ....
田舎の冬の晴れた日
窓の向こうから

胎児の声が
導管を流れる水の音が
聞こえてくる
優しい陽に植物は色付く
役所勤めの男があくび、をしている

ひどく美しい
ひどく静かだ
緊張 ....
  瑞々しさ

 かじかむ
 手があれは
 「かがやく町だったと言った
  なにごともない町並み
  を抜けてゆるやかに
  傾ぎながら地下鉄は春の
  空へ。出る駅前はぐるりといたる ....
?                       ?

いつだって馴れないんだ         駅を降りて
麻痺していく            牛飯屋に入って
フェイドアウトしていく感覚     ....
暮れる山際を 今一度あたためて
きみの羽音がやってくる
ぼくの傍らの くろぐろとした草のかげに

あしもとの 見えない流れを聴きながら
ぼくも羽を震わせてみよう
この盆地の細長い空にかわる ....
過去にどんな人がいただろうか

過去にどんなことがあったのだろうか

そんなことは知らない

知りたくもない

ただ ユメを見ている

狂っていても

それが 今で ....
屑かごに捨てられた屑というもの
笑顔だったりする

捨てられても
笑っている

シワがよって
泣いているように見える笑顔

泣いているように見える
わたしの心

資源ごみは
 ....
欠点はね、
やさしく撫でられたら
十分なのです

無理をして語らないでください

いろいろな角度から
見つめないでください

寄りそうだけで
よいのです


見渡せば ....
神様の存在は

哲学的な

透明な

冬の日のかなしみ

午前のひかり

埃くさい言葉たち

その反語たち

神様の存在は

哲学的な

透明な

十一月のから ....
ふたり、
ってなんだろ。

あなたと撮った
ふたりの
写真を見ると

いつも
あなたは
おれの右腕に
ひしっ、と
左腕をからませ
笑っている。

「満面の笑み」
との形容 ....
みなそうだったのよ

誤魔化しに長けた奴を
お洒落さんって
勘違いしてね

マネのマネのマネでも
オリジナルなフリね

♪ウンコチンチンッ

でもまあ
羨ましいよ

 ....
何かに悩み

いくつもの夢を見たけど

それは遠い昔で

今は毎日やってくる

昨日と同じ様な時の流れを

無愛想に過ごしてて

一番なりたくなかった

大人になった

 ....
想い出の包み紙を
一枚一枚はがしては
淋しさに浸っていた

愛をバームクーヘンのように
一枚一枚重ねたけど
甘い砂糖菓子は消えてなくなった

時の砂は
一秒一秒こぼれるから
もう戻 ....
「頑張って」
って、あなたが言う
「どうにかなるよ」
とも、あなたは言う

でもね
そんな気休め、要らないの
その安っぽい笑顔もね
必要ないわ

ね、怒って欲しいの
叱って欲しい ....
今私には娯楽が一つもありません。
間違えました
今私には娯楽が一つしかありません。


それは詩を書くことです。
間違えました
それは詩に似た何かを書くことです。


そして、 ....
あんなに荒れ狂っていた
場所
砂が乾いてゆく

反転し
苦しく水を蹴った足の記憶のまま、踏みしめる
砂にはわたしの
しずかな歩みだけが続いてゆく

高鳴り
呑みこむ夜が病いなら
 ....
アスファルトの熱
耳をつけてキミの温度を聴く

不安で仕方なくって
キミの確かさが欲しくって
塗り固めてしまった弱い僕たちだけど

ねぇ
あすふぁると
あすふぁる ....
うちに任しといておくれやす

うちは京都の女どすえ

錦はうちらの色どす

錦の御旗うち立てて

江戸へお行きやした

お侍さんたち

そんなら、みなはん

錦小路の

 ....
何もない昼に

見てみたいのは

海の上に向かう道の街路樹

真夏の光

三十三度以上の空気が揺らめき立ち上る町の

そのビルの斜面

ざらついた肌

金色に濡れたみたいに ....
ビルと広葉樹に噛みつかれた空にほら

ペンキ屋が刷毛で雲をかいた

青い帽子をうしろにかぶって

僕はベンチに座って甘すぎるコーヒーを飲みながらそれを見てる

その下に川はとうとうと流 ....
さっぱりするかも知れない
いろんなことに決着をつけたら

でもさっぱりしすぎて
やる事が無くなるかも知れない

そうなったら
青空のもと
古書店巡りをして
掘り出し物の本を探そう
 ....
ある小さな家に
料理の好きな
お嬢さんがいました。
庭に野菜を取りに行きました。

狼が腹をすかせ
山から下りてきました。
お嬢さんを見つけ
声をかけました。

狼が言いました。
 ....
乱雑な思考回路
見えない絆と契約に
踊らされていた雨の夜

頼まれれば「はい」と言う
素直さなんかじゃない何か
ドロドロで汚い何か
舌打ちする自分を脳に描き
唯一のはけぐちにする

 ....
始めから用意されていたように
ストンとそこに座っている

だいたいにおいて
それは些細なことなんだけど
だいたいにおいて
それはとっても些細なことなんだけど

考えてみるとよくわかるん ....
僕を睨むオマエは誰なんだ?

僕に良く似たそいつは
何もかもを見透しているかの様な目で
僕を睨み付ける

その目は
僕の何もかもを否定し
夢や希望でいっぱいの僕の心を
締め付け、麻痺 ....
その手は
守らなくてはと
思うほど小さかった


その手は
自分の命より
大切に思えた


その手に
満足出来るものが
与えられたか
今も後悔は絶えな ....
四年前に乱れ撃った弾が地球の壁に跳ね返って

今ごろになってわたしを撃つ

今わたしは鬱
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
12月たちばなまこ...21*08/12/9 6:47
彼岸で待つ煙と工場108/12/9 6:33
水面草野春心108/12/9 3:13
キスの理由高杉芹香3*08/12/9 3:12
田舎の冬高橋魚1*08/12/9 2:18
F ヶ丘水町綜助708/12/9 1:38
行方/不明kauzak5*08/12/9 1:26
盆地夕景高野川う〜3*08/12/9 0:21
now and then瀬田行生208/12/9 0:11
屑の話し蒼木りん308/12/8 23:51
同心円千波 一也8+*08/12/8 23:34
神様吉岡ペペロ408/12/8 23:31
ふたり草野大悟6*08/12/8 21:00
無題よーかん1+08/12/8 20:41
俺の行き方kuane008/12/8 20:36
砂時計ゆきこ108/12/8 20:19
efforted具壱言108/12/8 19:45
【娯楽 極楽】つむじまがり1*08/12/8 18:56
石畑由紀子12*08/12/8 18:25
アスファルトshu308/12/8 16:50
錦(にしき)生田 稔108/12/8 14:09
mixjuice水町綜助3*08/12/8 13:52
川沿いのベンチで甘すぎるコーヒーをのんでぼんやり2*08/12/8 13:19
さっぱり渡辺亘108/12/8 12:58
林の狼さんペポパンプ4*08/12/8 12:54
冬の雨夜百瀬朝子1*08/12/8 12:14
別の、コトをBOOKEN...108/12/8 8:37
鏡の少年HAZIME008/12/8 8:03
成長北斗七星0*08/12/8 7:23
バチアタリカチキ0*08/12/8 7:20

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