闇の随にGet It On 髪をかきあげ さぁ行こう
先頭に立つ超百鬼夜行 妖気溢れて しゃなりしゃなり
異類異形の大魔神 束ね 艶やかに列島縦断Delight Night
脳内の映像 ....
荒地に花
荒心に愛
荒らしているのは
もちろんあなた
紅茶がぬるくて砂糖が溶けない
ぬるいままで わたしたち
ふわり ふわり
あなたのポケットで密航したら
見ちゃいけないもの
見えちゃったのよ
ふわり ふわり
....
地下鉄を乗り継いで煌めく世界へ
一年中冬が来ない賑やかな舞台へ
ここでは誰もが死んだ目をしている
銀色の太陽が魅せる幻覚に
心を奪われ踊り続けている
カウンターに群がる夜 ....
別れのない日などなかった
夢の覚めない日もなかった
真夜中の貨物列車の車輪の響きが
テノールのビブラートの余韻となった
日々に慰安が欲しいと言ったら
スプラウトは笑い、シルフが慰 ....
灰色のメビウスを/ねじれるままにチリチリと燃やし
きょうぼくたちは焚き火をした
冬の金網をぎゅうぎゅうと握ると
割とやさしげな声で鳴く
ミチルはミチタルに/過去をあげて ....
恋人への 贈り物を見にいった
実用品が 好きだから
筆記用具を 考えた
高そうに 見える安い洋服を
普段なら 選んでいるのに
安そうな 高い文房具を選んでいる
相手のことを 愛して ....
見た事も無い小石の集合体は
虹によって発展されたもの あるいは
雉によって提供された
石 それらは頬の川の怒りを手放した
加えて削岩機が直列の怒りにより
舌と 光のため息と光 ....
貴方を殴り飛ばして泣いてしまおうと思う。
僕はもう何もいらないのだ
いや違う、あなたの羽を欲している
僕はもう何もいらないのだ
いや違う、あなたの歌を欲している
何も ....
やわらかな花びらが
寄り添っていた
蕾の頃
切るような白い寒さも
まぶしすぎる陽の光も
まだ知らずにいる
やわらかなその花弁に
重ねてみる
胎児の記憶
....
小さな 小さな世界
ふつうの羊に 恋のうわさが流れた お相手は 不細工なブタだった みんなが 腹を抱えて笑った 羊とブタは 悲しんだ こびとは 涙を流してなぐさめた 妖精は 羊とブタにスープをあげ ....
昼寝から覚める夕刻に
酷く冷たい床に身を縮めて
温い膝に唇を当てた
ふぅと
吐きだされた息は床の上
ずずずと
滑るようにあちら側へと
流れていくのが見えたから
私なんだか
一 ....
愛する者よ
貴方は私を憎む
私が貴方を愛することを知らず
貴方は私を憎む
愛する者よ
この世はなんと
憎悪に満ちていることか!
多くの憎悪に耳を傾けず
貴方を愛する私を憎む
....
原チャリで追い掛けて
陸橋を乗り越えて
時限爆弾を仕掛けて
メガホンで応戦
新撰組登場
鮮やかな着物姿
舞い落ちる花吹雪
荒波の日本海
流れるテロップとロックンロール
名シー ....
雨をひらいて いくつもの声のその中へ
飛び込んでいければいいと思った
軒下からしたたる雫が はねて、
とりとめない心に降りかかる
泣いているの、とたずねる人の
声がしたような気がして
振り ....
支流を11月が
まだらに照らしている
かたどられた舟は
庭を抜け小さな平原へ
ステレオタイプに舞う
落ち葉の色を覚えながら
粒ぞろいの胡桃に
追い越されること二度
降り立つとこ ....
バス停をさかさまに読む
君のくちびるに冬がくる
片方の手袋を
置き忘れた日曜日
ぼくはこの交差点で
ちいさな水たまりを跳ねた
さよ、な ら
たりない空白は
君 ....
1ページ目にあったのは
ぐちゃぐちゃの字で書いた目次で
そのページの下の方には
同じような字で「見るな!」と書いてあった
そういえば、もっと小さい頃は
この自分の字に怯えていたこ ....
星降る満天の夜
子供達が喜び
寂しさがつのる
顔に流れ星
もし私が...
今は...
必然の自分
今の自分に感謝
親に優しくしてねと
言われた。
電球だって替えてるし
十 ....
あなたが見るあの人と、私が見るあの人とは違う人なの
体はひとつ
でも関係ないよ
だからね、心に入れた刺青をタバコの熱で燃やしてしまおう
灰とむらさき
雨の上の火
かわいた光
海と曇
午後の髪
見つめる目
はざまの冬
まばたきの子
すぎさる たなびく
包み紙の旗
変わりつづける
足跡に降る
置 ....
寝違えたらしい首が痛い。
喉がヤケに渇いていたけど、起き上がるのが億劫だったし、上手に左腕を引き抜く自信もなかった。
夜には出かけなくちゃならないけど、それまでには時間があり過ぎる。
流 ....
このきもちを
あなたに伝えたい
なんて
これっぽっちもおもわない
消えてしまうまえに
てのひらにうけて
ためつすがめつ
いろんな角度から
なんども眺めて
味わっておこう
....
心を投げた
思いっきり投げた
何度も何度も
あの人めがけて
投げ付けた
ぶつかり砕けた心の
小さく泣いてる破片まで
あの人は
ひとつ残らず拾ってくれて
まあるく丸 ....
露に濡れた車の窓に
髪のあとがうっすらとあって
遠くもない思い出をちくちく突く
真冬の明け方は思いの外冷えもせず
終わると思った恋は終わりもせず
まだ暗い南の空にカラス座
不幸のヒロイ ....
悠久のときはあった
はるか昔
それは 千年前か 百年前か
それより前か
今夜も 月は昇り沈んでいく
目が暗闇に慣れてしまって
見えなくなった
ヒカリ
雨が落ちてきた
それは今までのどんな雨よりも冷たくて
僕を体から冷やしていく
見渡すと人は皆雨の中にいた
雨の強さに泣き続ける人
雨の冷たさに耐え続ける人
雨から逃れようともがき続 ....
部屋に時計を掛けた
針はあの時から動かしていない
半ば諦めを含んだ空模様
まるで僕の心みたいに
溜息を舌の上で転がして遊ぶ
――戻りたい戻れない
動けない動きたくない―― ....
あ
とか
い
とか
え
とか
お
とか
全部
水色!
他には何も無い
これが僕の、全てですから。
きーぼーど
は
たた
かない よ
えんぴつは
けず ら
ない
ぱんに!
ん
じゃむを
ぬ るん
だ ん
3934 3935 3936 3937 3938 3939 3940 3941 3942 3943 3944 3945 3946 3947 3948 3949 3950 3951 3952 3953 3954 3955 3956 3957 3958 3959 3960 3961 3962 3963 3964 3965 3966 3967 3968 3969 3970 3971 3972 3973 3974
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