期待が風船のようにふくらめば
大きすぎれば破れてしまう
それでも手招きに
呆然ふらふら
欠陥品

だから期待や気概も捨てて
次から次へ着替えを済ませて
模様替えもしちゃえば
「所詮は ....
君に会いに行くよ

僕は何も持っていない

でも君に会いに行くよ

用なんて特にないけど

でも君に会いに行くよ

君を好きな気持ちだけを持って

あの坂をのぼって
メリー、
それは細長い
木々の根元から枝の先までがちょうど、
ひかりだけ流れているようにみえた
夢みたいな夜


ぼくらは産み落とされて
地図だけを持たされていた
しずかに痛みな ....
十二月に飛来した
結び目の青い鳥
八月に墜落した
羽ばたきが反射して
空が青い

慈愛が一番星だという
警戒‐牽制‐疑念の星座、
等距離の光年を
正義感の彗星が
ながれて
遠く
 ....
 
静まり返ったときの
わずかなすき間にあなたはいた
 
あのとき
置き去りにされたのは
 
何だっただろう
 
 
あのとき
 
あなたが笑って
 
ぼくが泣いていた
 ....
 
その人のことを
空さんと呼んでいた
空さんは
だだっ広くどこまでも
青くなったり赤くなったり
涙したりして
人のようだった

空さん

時々丘の上から
呼びかけてみるけれど ....
六本の狂ったハガネの振動唱える神さまたちと踊りたい

夜も夜中 食パンをコーラで流し込み
僕はいのる



どうか どうか神さまたちとの縁を結んでくださいませと
フェンダージャガー ....
地に足が着いたまま
一番空に近づいたキリンでも
見上げる空ははるかに遠い

空を舞うように
自由に飛びまわる鳥たちでも
見上げる空は遥か彼方だ

いかなる動物も空に到達することはできな ....
ハゼがドラムを叩いている
道路の真ん中に寝そべって
一心不乱に叩いている
小学生の甥がよく言っていた
今日も魚が道端で
口をぱくぱくさせていたと
フリスビーにつかまって登校している甥は
 ....
角のない重みが
つまさきから立ち昇り
しっとりと突きすすむ
その先でぶつかった

痛みが
あたたかいので
我慢して待ってみたら

どこまでも
どこまでも
 ....
人もまばらな
二十一時のファミレスで 
夕食を終えて 
耳に入れたイヤフォンから 
君が語りかける声を聴く 

「 あなたは今、何処にいて 
  何を美しいと思っていますか 」 

 ....
絶望や虚無が存在するように
希望も存在する

それは確かに存在する
否定しても
否定しても
萌えいずる双葉のように
それはしっかりと根差し
生長する

むしろ
希望は
絶望を糧 ....
  冬の肌
  そのうえに
  人生という
  響きを
  かるがるしく
  載せる



  石油の
  まるい匂いが
  通学路を
  行進している


 ....
冬に咲く花を知ってる?
スノードロップって言うんだ
ううん もっといろんな色
ねえ空を見て

雪と同じ白い色
君の色
どんな色にも染まります。
ウサギのボンボン送ります。

赤 青 ....
思い返せば
ほんとうにたくさんの思いを
あなたは 私に向けてくれていたのですね

あなたが黙って私を心配そうに見つめてくれる その時間は
なんと大切で この世に二つとあるはずのない 
 ....
そっと胸の内にあるものは
わたしの外だ、と
わたしはおもう

はるか
空の高さを
見上げることと
なんら変わりない



わたしはここだ、と言葉を放れば
わたしの手立て ....
あたしのこと、どのくらい好き?
珍しく
そんなことを聞くひと
そんなことを聞くなよというと
しゃりの分からない人ねと
あなたはおすめし顔でいう

もういいです
テレビに向かい、背を向け ....
「死んでしまいたい」が口癖な君に
「生きていれば良いことあるよ」
と言いかけて言い切ることができなかった

それを時代のせいにしたところで何になるのだろう

夢とか希望を持ち難いこんなとき ....
               081218

古道具店に立ち寄ってみたら
昭和初期のラジオがあって
古民具のような顔をして
お雛様を見つめてた

並四ラジオを探す
メーカーものは
マ ....
6000系電車は小学生だった自分にも衝撃的だった
21世紀を先取りしたデザインに思えた

非常口を前面に設置しなければならない規制

それを逆手に取って貫通扉を極端に左に寄せ
かと言って左 ....
不死のまぼろしに怯えた昼下がり、食いかけたドーナツを駐車場のゴミ箱に破棄して
敷地の終わりの公衆便所で泣くように吐いた、意識は未消化のパン生地みたいで
流しても ....
初  お前の目が集積して  垢
老  お前の目が集積して  抜
の  お前の目が集積して  け
廃  お前の目が集積して  た
材  お前の目が集積して  魚
屋  お前の目が集積して  の ....
商店街でもある坂道は

魚屋、八百屋に

ちいさなレストラン

坂道のしたには豆腐屋さん

冬にもなるともくもくと

おからの湯気を立てていた

ほったらかしの空き地には

 ....
ゆきが
血のように
まっている

とおくで
風のわらう
こえがする

夢は
ふたり
こたつで
すやすや
ねむっている
傷ついたハートを
癒してくれ
傷ついた羽を
繕ってくれ

命の水を
流し込み
苦しみを
取り除いてくれ

オルゴールの音
雨の滴
心の傷み
にぎった手の温もり
あんたが望むほど
世界はまだまだ熟しちゃいないが
ここで茶すすり続けているぐらい
暇でもなくなったさ
いつ動くのか
いつ動くのか
雲もみたいに
白くて巨大なあんたは
内に激しい雷を秘め ....
{引用=――「さっきのあの子、殺気立ってた」}


きみの髪がゆれてる
さっきまで凪いでいたのに
あれ、そうか
泣き出したのかな



やさしさって、さ
暗闇の中で
光 ....
先輩の女性職員が 
傘も差さずに 
雨の中、楽しげな小走りで 
施設の入口に入っていった 

来春寿退社する先輩は 
そうして幸せの入口へ 
姿を消してゆくだろう 

僕がまだ2年目 ....
壁のまんなか
写真

手の込んだアラン模様のセーター
指先がすり切れるほどのスピードで
編む
さいご
首を塞いでやる

あなたのこと

忘れないよ絶対
死ぬまで恨んでやる
死 ....
もし愛というものを 
真正面からみつめたら 
それは幻と消えるでしょう 

もし愛というものを 
少しずらしてみつめたら 
うっすらと立つ 
透明な詩人像は 
僕等の前に両手を広げるで ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
覆水ダイアモンドm-rod008/12/19 12:20
坂をのぼって中谷 カイネ008/12/19 11:19
Arrow/ぼくら石田 圭太2408/12/19 10:36
空映え[group]伊月りさ1*08/12/19 9:57
memorial addressれるむ108/12/19 7:52
空以外の空小川 葉6*08/12/19 4:02
vs ZAZENカチキ2*08/12/19 3:11
空以外の空木屋 亞万2*08/12/19 2:15
ダボハゼ純情喫茶サトタロ3*08/12/19 1:57
サイレン______...0*08/12/19 0:39
世界で一番美しい花 服部 剛008/12/19 0:37
無限の零渡辺亘008/12/18 23:39
冬の香草野春心2*08/12/18 23:36
【誕生日特別連詩】冬の花火そらの とこ4*08/12/18 23:30
病室いねむり猫108/12/18 23:15
信じることが、太陽千波 一也5*08/12/18 23:10
すしm-rod108/12/18 23:07
がらんどう恋月 ぴの34+*08/12/18 22:54
空以外の空あおば6*08/12/18 22:36
千代田線[group]kauzak1*08/12/18 22:28
半端な命は下水管で腐敗するんだホロウ・シカ...1*08/12/18 22:16
遠くはない井岡護2*08/12/18 22:11
井の頭線の久我山駅吉岡ペペロ208/12/18 21:54
正月草野大悟0*08/12/18 21:35
ワライニードペポパンプ3*08/12/18 18:52
夕焼けの魔道士秋也008/12/18 17:37
starry-eyedのぼくゆうと0*08/12/18 17:23
幸せの入口 服部 剛208/12/18 17:07
暇があればの話チアーヌ108/12/18 17:06
告白 服部 剛108/12/18 16:50

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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