僕がそこに見える気がして、手を伸ばした。
けれど、そこには手が届かなかった。
触れることが叶わなかったから、喋りかけてみた。
口が動くのは解ったけど、聞き取れなかった。
僕はそ ....
ちぎれる/涙を
失速する
手だてがない
星は
流れる
蛇口をひねったね
ほの明るい/爪先のすみか
いつか
眩しく発達して
そこにはもう
ぼくたちの輪郭は ....
小学校に行ったよ
山奥の
廃校になった
なにもかも小さくて
洗面台なんかほんと低くて
でも何でも揃ってて
まだ、ひとの気配がした
あんまり陽あたりがよくて
運動場も広いから
....
November 29th
コチラ Mars Odyssey
Phoenix Phoenix 応答セヨ
コチラ Mars Odyssey
Phoenix 応答セヨ
応答セヨ・ ....
からだを巡る車輪の音を
まばたくことで消しながら
足跡のない足音の
応えのつづきを聴きながら
道に浮かぶ狭い暗がり
雪から雪が生まれては去る
ひとつの鉱を ....
送電線にひとつずつ星を置いて
アルペジオ
だけど電信柱くん
君をどうしていいかわからない
黒い小箱は接続端子函
銀色のバケツは変圧器
引き込み専用腕金と引き込み線
碍子やらソケットや ....
ぼくたちは
さよならばかり
くりかえして
いる
いる
いる
、、、
、
きみは病気で
そう、病気で
ぼくは病気で
そう、
守られている振りして
実は裸 ....
ねぇ、
君は小さな身体で
世界の流れ、時間を過ごしていて
酷すぎるくらいの情報過多の時代
君は処理機能を失いかけている
本当は、違うんだよね
君の目は、涙するためのものじゃない ....
哀しみが河の流れのようだとしたら
流れはどこまで
どこまで続くのだろう
喜びの大海へと
流れこむ様が
僕には見えない
見えない程遠く
遠く
哀しみが大地にしっかりと
根付いている ....
お休みされていたそうですが
大丈夫ですか
お身体 大切にしてください
ありがとう
もう大丈夫ですよ
体調崩されたと聞いたものですから
うーん ちょっと油断してしまいま ....
儚くて そして 美しくて
きらめき
光
したたり
光
またたき
光
結果
身動きがとれなくなる
....
グラマラスバタフライ
僕を狂わす炎
美しい人よ
その魅惑的な瞳で
僕を誘惑しておくれ
今宵僕らは二匹の蝶となって
真夜中へと堕ちて行く
二人の体は絡み合ったまま
二度と離れられ ....
スポーツは
全て円運動
音楽は
全て縁運動
貴方の求めている
パラダイスとは
どう言うものですか?
ここはパラダイス
癒されて
走って
食べて寝る
自分の役割を果す
....
気づくことは好きだけど
傷つくことは好きじゃない
傷つけることは多いけど
築けるものは多くない
そんな僕が目指すのは
今は海 ひとまず海
遠い夢は好きだけど
速い船は好きじゃない ....
*むかしばなし
口をなくした12歳の日
あたしは感情の無を
主張した
感じないふりは
滑稽だったが
実に得策だった
一時の優しさはナイフのようで
期待することも
や ....
そこにはかつて、わずかばかりの夢があった。
ハタから見れば置き忘れた惜しくもないビニール傘が集められたような場所だけど。
今日が終わるたびにタメ息をつき、
明日が来ることにウンザリしながらも ....
追われる夢を見て夜中に目が覚めた
小さく踞って電気毛布はほんのり暖かいのに
体は冷たくなりつつあった
それでも直ぐに寝れるのは体質のせいか
二度目に目を ....
クルクル回ります。
脳が回るの?目が回るの?
それとも
思考が回るの?
何でもいいけどクルクル、クルクル
気持ちいい
どんなセックスよりも気持ちいい。
大きく、小さく ....
段差のない
同じような家のならぶ
団地に住む
友人の家に日曜日
遊びに行った
ちょうどお昼ごろだったので
お昼ごはんを
ごちそうになった
手作りの
パンとコロッケと
....
そこの君
そう君だよ
いすに座ったまま寝てしまった君
疲れてるんだね
お疲れ様
大変だね
きっと君はどの道を選んでも
悩むだろう
泣くだろう
怖いだろう
未来のことを考えす ....
あなたを愛した 私が地に落ちる時に
あなたは気づかなくていい
だから雪には降らないで、と金の瞳で白く低い空を見上げていた
雪景色の中に私はなじむことが出来ず
いつものようにあなたを眺め続け ....
中学時代の恩師が猛烈に車にひかれたと聞いて、慌てて病院へ駆けつけた
3階のナースステーションを抜けて、突き当たりにある個室に先生の名があった
ノックして扉を開けると、そこには一台の車があった
長 ....
081214
今日もよく晴れている
年末不況の寒さも増して
侍といえども無役の身
30俵二人扶持の昔を偲び
忸怩たる思いを胸に
内職の傘貼り、だるま貼り ....
黙って 丘を 落下するように
眼をまわして
緑に飲まれていった
蚯蚓の口 蚯蚓の心臓
つやめく嘘は
夜の水飲場
たくさんの手を
切断しました
象の肌を透けて
通りすぎていった ....
あなたは 大きな氷をひとつ入れたグラスでお酒を飲むのがすきだったから
わたしも今日はまねしてみた
酔っ払ったら泣けるかなと思ったけれど
いつまでも静かだった
氷が割れてしまっただけだった
....
テレビの音が消えた時間に
アイロンをかけている
母親のすがたを見るのが好きだった
折りたたんだ洋服を
きれいに積み上げてゆく
母はやさしくて
いろんな話を聞かせてくれた
母は成人式の ....
今
見る
今
見る
口内 ....
お盆から2ヵ月半
無人だった家は思ったより荒れていなくて
ただフローリング部分を歩くたびに
キシッ、パシッと軋む音がする
家が早くも傷みだしたのか
と
大工の従兄弟に不安を口にしたら
....
さらさらと 流れる黒髪を
優しく手櫛でといて
こぼれる吐息を
その唇で閉じ込めて欲しい
白いシーツの上
五線を蹴る左足が奏でるものは
気だるく流れる シャン ....
ごきげんよう、明けそめる世紀のあけぼのよ・・・!
僕は恐れることなく、この歌を君に捧げよう
{ルビ嘗=かつ}て古の国が再建されたあの日
若者達が肩を並べて合唱した
解放のう ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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