「目線を一歩ずらした所に、詩はあると思います」 

何年も前の合評会で 
今は亡き講師のMさんは 
僕に云った 

仕事帰りの夜道を 
車のライトで照らしながら辿り着いた 
深夜の飲食 ....
世界の裏側に辿り着いて
君と絶望の夢を見れると思った
美しくない現実に翻弄されている僕は
見つかる筈のない数字をさがしていた


夜中に僕の腕の中で眠る君が
僕には天使のように見えたけれ ....
目線を逸らし
背を向けようとも
輪っかのような未来が
戦場を囲う

地団駄を踏み
そこに留まっていると
知らず知らずのうちに
輪っかは徐々に小さくなって
酸素を奪っていく


 ....
空が好きという人は少なくない


  「空を自由に行き来できたら」


よく聞く言葉だ
完全なる三次元を体感できる空とは
陸上という束縛からの解放を意味する存在なのかもしれない ....
あなたに贈るこの花は
あなたの為に咲いている

あなたに気持ちを伝える為に
わたしがせっせと育てたの

毎日毎日水をやり
大事に大事に育てたの

一生懸命咲いている
花はわたしの気 ....
片手に収まるていどの
小動物の脈拍に包まれながら
トライアングルを一度打ち鳴らし
凍て付いた冬の空気よりも鋭く
高純度な波形が痛覚を透過して行くと
いつのまにか僕はあなたの
やわらかい声帯 ....
床々黒くリノリウム
歩けばかすかに沈む気配
二人寄り添う足跡が
床を静かに押していく
朝一番のアクアリウム

雪々降るのは冬の常
信号ごとに傘を揺すれば
二つの山で雪崩も起きる
立ち ....
 舌にピアスをしたら、舐めにくい。
スプリットタンだったら、タバコを割れた舌で器用に支えられる自信、
ピースメーカーという銃は世界で一番売れています、
人工衛星はそれを知らない。

世界を血 ....
 
雪々が
列車の屋根に降り積もると
定刻どおりに発車する

人々が乗る
列車の屋根で
雪々は
いつものあの街まで

会えただろうか
その街で
伝えるべきことは
伝えられただ ....
何を思い突き進むのか

夢の思い出を胸に

散っていく夢の花弁が舞う

なるようになるなって嘘

母がいた頃と全く世界は変わって

恐慌という悲鳴が雷雨のように叫ぶ

失った視 ....
嗚呼とうとうなってしまった
ケータイが命の次に大事なものになってしまった
こんなはずじゃなかっただろ俺よ
俺はケータイを財布代わりなんかにはしない ケータイでテレビも見ない
そんなに依存してる ....
私たちには
自由がないから
私たちはそれぞれ
素敵なものを提出しあい
小さな箱庭を
作った

透き通る石や
カラフルな千代紙や
マフラーからほどけた
大好きな色の毛糸や
私 ....
白い雪が天使のように舞い降りてくる

夜空を見上げながら
ボクは 手を伸ばす

白い天使をこの手に迎えようと


目が覚めると ボクの部屋は真っ白な空間で
眠っていたベッドは 白 ....
朝日が昇る前に今一番好きな人の誕生日が来る
あたしはプレゼントをえらべなくて
そのかわりに周囲をうろつくのをやめることにした
おもいが超つのる

目を閉じると手のようなものがムスーにあらわれ ....
月の出が遅くなって

月光が細く熟れはじめると
満月の熱狂が恋しく思われる

冷たい光に微熱して 謳った
銀光は金属の肌ざわりで 熔けた
この魂のざわめきが

満月の色彩は朧なグラデ ....
兎の部分

なぜか水色

西の空に

祭りのあとの

白い月

粗雑なだけの

情事には

熱はなくて

確かめる事しかなくて


虚しい

いっぱい汁を出し ....
次女は毎朝
長女は毎晩
鈴を鳴らして
仏壇に礼拝する

その度に彼女たちは声にならない声で
何事かをブツブツと話していて

 何を話しているんだい/と、尋ねてみても

 えー秘密/ ....
{引用=

  ? あの頃が来た


扉を開けると
土砂降りの雨の中に
あの頃が立っていた

あの頃とは違って見えたが
私には直感ですぐに解ったのだった

成熟した女性の姿のあ ....
私は知りたい
この世界には
どんなものがあり
どんな意味があるのか

私の中の子供は何でも知りたがった
たとえ暗黒の苦しみを味わおうとも…
純粋にただただ
知りたかった

ときに、 ....
 
 かれは夢を見ていた
 かれは生まれて
 生きていた
 ただ生きているだけ
 それで十分だと
 思っていたのだが
 そうではなかったのかも知れないと
 気づいたところで
 目が覚 ....
繰り返す波のように
朝になっては押し寄せる人
駅に向かい、新聞買って
人を押しのけ、上り電車

さきほど中央線で人身事故が発生し
東京―高尾間は運転見合わせ
もしや、知り合いではないかと ....
午後も行き過ぎて
3:00時を回る

街 街は歩かれるべきもの
二足歩行は地を這う者らの
究極の進化

重力を無視できる
二本の腕を十本の指を自由を得た 勝利

我ら工作人 羽根さ ....
ほっと一息くつろぐ
ちょっと荷を下ろして
人に寄りかかる
支えてくれる。

にこにこ笑って
答えてくれる。
なんで貴方は
そんなに優しいの

皆大変なんだよね
分かっている
で ....
何が正しいのか判らなくなってきました

優しい夫――
柔らかな笑顔で陰りもなく
底なしに優しい彼
手を繋いで買い物するのが楽しくて。

ギャンブルに興じる夫――
パチンコが大好きで
 ....
古い夢を見た
ドアの向こう側は赤く塗られていて
こちら側でノブに触れている
覗き穴からは配達夫のノックが肘から先だけ宙に浮いていて
振りかぶったところで細かく震えている
メトロノームを拡 ....
 
不協和音の響く街
 
叫ぶ声はノイズに掻き消され
 
冷たく 雨と共に落ちた
 
真っ暗な空に微かに見えた月
 
あなたも叫んでいるのですね
 
 
過ぎゆく季節に霞んで ....
悲しんでいるの?笑っているの?
遠い目をした夢追い人よ
あなたは時計を止めたまま
何を思っているのかしら

愛に疲れ果てて心凍らせて
もう誰もその瞳には映らない

私の冷たい腕に抱かれ ....
ともだちのくれた地図

デパートならベースメント

真っ直ぐな甘味のとなりでふふと笑えば

昨日が追いかけてくる


サツキとメイとリンとギョク

となりあわせのみらい

い ....
だいたいいつも一言余計なクセに、大事な時に一言足りない。

でもまぁコトバなんて、一番伝えたい時に限って役立たずだったりするしな。

止めちゃおうかな。考えるの。

やーめた。
冷蔵庫のなか
ひときわ目を引くふたつの色
重なり合う
あなたのバッカス
あたしのレミー

縦横無尽
その巧みさを知っているがゆえ
余計に腹が立つ
今までに
少しでも考えてみたことは ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
幻ノ花 服部 剛509/1/14 2:24
メランコリックの灰智鶴109/1/14 1:56
そういう事高橋魚109/1/14 1:43
釣りをしながら考えた北村 守通5+09/1/14 1:40
花の気持ち光井 新7*09/1/14 0:58
冬眠かいぶつ209/1/14 0:41
雪々木屋 亞万1*09/1/14 0:41
 Aつぐこ209/1/13 23:56
雪々小川 葉3*09/1/13 23:14
皆無yoyo1*09/1/13 23:03
ケータイの穴新守山ダダマ509/1/13 22:31
六角の箱庭RT1509/1/13 22:21
夢物語〜誘われる恋〜もこもこわた...3*09/1/13 22:12
ガザモリマサ公609/1/13 21:57
月の音アハウ5*09/1/13 21:56
水色の兎吉岡ペペロ209/1/13 21:55
日々の想いkauzak9*09/1/13 20:31
あの頃の子供まどろむ海月4*09/1/13 19:57
「知る」ということさとう 星子3*09/1/13 18:41
くぼた109/1/13 18:29
駅売店〜東京、天気予報は雪〜うめバア409/1/13 17:34
裸体のLUNAアハウ109/1/13 17:11
You are my sunshineペポパンプ5*09/1/13 17:07
共依存(症例:H.M)AKiHiC...109/1/13 13:44
しかんたざれつら109/1/13 13:09
月灯りによせてれるむ109/1/13 12:37
雪の女王[group]未有花8*09/1/13 12:34
みらいヤオハチ009/1/13 12:09
雨止まねーかなあBOOKEN...009/1/13 10:58
生平FUBAR4*09/1/13 7:20

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