味も判らない 色の思い出したくない
僕の身体が昔より 元気になったからなのか
枕元にあった 初めて見た黄色いBanana 
正月の喜びと 帰ってきた親父の笑顔

出稼ぎに父さんたち  ....
 
 
 
 
・あいじん
 
雨の色に濡れる
言わば、瞳にも似たひと
 
歌うように憂うものだから
永久という箱に
追いやられてしまった
 
 隠れる、ようにして
 
 ....
焦がれて眠る遠き山越え 虹の癒しを遥か夢見つ 草原の海
風さえ香るか花をほんのり 染める光に そよ風駈けて早春の草
続く旅路に梢縫う風 清き恵みを 煌めく川辺でさやかに想う 
峰の山並果てなくそ ....
ひとりになるということは 
土手の芝生に埋もれながら 
日に照らされて喜んでいる 
ひとつの石になることです 
江戸川の上に陽が昇る 
よく晴れた正午すぎ 
「矢切の渡し」の舟に乗り 

縁に腰かけた僕の向かいで 
初老の男と孫の少年は向き合い 
記念撮影をする 

カメラを構える男と 
Vサ ....
川の向こう岸に 
「矢切の渡し」と赤字で書かれた 
白旗が 
緩やかになびいている 

広々とした土手に座った僕は 
右半身を暖かい日にそそがれながら 
左半身を冷たい北風に吹かれながら ....
 来なくてもいいのに勝手に来たあいつ
 まるで私をあざ笑うかのように


あの日あの時あの場所に
あいつらのもとに
現れなきゃ
見なくて済んだ
知らずに済んだ
どこか別のと ....
昼下がり
太陽が暖かい
散歩に行こう
ウトウトこくこく

6拍子の曲
気持ちがいい
髪を洗って
ドライアーかけて

買い物行って
料理を作って
そよ風になって
貴方の元に届け ....
おじいちゃん
ゆうべもあかんことしはったんやてね
ビニール管抜いたら帰ってこれへんようになんのに
看護師さん かんかん
わたし とぼとぼ
  キリン…とおじいちゃん
はいはい、わかりました ....
                    081229
かいかいと
かいかい
かろり
かるり
かまんだるの部屋
かるがる石の布団部屋
みだたないよかんのふすまに
みらじらせを描く
 ....
祭壇に引っ張り出された若き姦婦は
蔑みと好色の視線に晒された
人々の前で命ぜられることを演ずるだけで
高額の報酬を手に入れることができた
彼女は選ばれた者が感じる高揚感に陶酔したが
 ....
 
なぐさめ方が
せつなすぎるから
苦笑してばかりいたけれど
ちゃんと泣いてくれる君の横顔を
ろくに見ることもできないで
最後にはいつも涙が零れていた

北風が目にしみるね
ふたりの ....
存在の下痢のかなたで光化する睡眠の数々。赤い睡眠はいずれ被殺者の流す血として大地を吸収する。宇宙の移住のはしくれのタンポポが、葉の代わりにナイフで飾られる。ビルの鉄筋は爆薬であり、圧力の襞に生命を逃が .... 水水しい空が強すぎて
太陽は白い影
図に乗った青空は
本を落としてゆく
知らぬ間に空は本棚

透き通った色をしていたのに
地面に落ちると褐色か
黒色の本ばかりになる
着地に失敗した本 ....
現場に現れた刑事さんが言いました
ラーメンだ
みそラーメンだ
至急持って来てくれ
近くにいた制服姿のお巡りさんはそれを聞いて
自転車に乗りどこかに行きました
刑事さんはコートの右ポケットか ....
「あいつらあたまにくるんで空爆したよ、よろしく。」みたいな外相の外交発言。アホか!

ようするに緑化して農地拡大する以外、抜本的打開策は無いはず。日本は余剰有機物を輸出すべき。あのへんに。

 ....
「あいつら頭にくるんで爆撃したよ、よろしく」

ってふざけるな!



 
ねむたくて ねむたくて
ほんのちょっとだけって
目をとじたら

夜のくぼみに
ポチャンと落ちてしまった

うす目をあけて まわりを見たら
そこはとろんとした 夜がみちていて
ぼくは ....
もうそろそろ 今年が終わるね

なんて言って

何事もなく

今年を終えられるということが

とんでもない奇跡なんだって

知らなくちゃいけない


誰が?

誰もが
木の葉の奥の
窓の灯
到かない地を告げる


ひとり と
つぶやくもののなかの
ひとり


響き
光の洞
青 散り積もる


水を這い
背を ....
今より美しい環境は 1秒後にはもう取り戻せないのに

あくせくあくせく

機械のように働くヒト

わずかに残された地球の資産を

我が物顔で貪りながら
あなたはいま
 
誰を想っているの。

 
逢えない夜の窓に
 
今日だけは

星を忘れていたい。

 

あなたの隣にいたくて
 
自分を欺くほどに
 
もろくなっ ....
オニゴッコより

カクレンボを
してたような気がします

体を隠して
気配をうかがう

覚られないよう
息を殺してドキドキしながら

カクレンボの記憶

探している場面は
 ....
スニーカーのひもを結びなおして顔をあげる
あたたかい冬の日に遠い風が吹き
何度でもほどけていくこと
立ち止まって教えてくれる、ひと
あれから、
の起点が見つからない
迷子の羊が横断歩道を渡 ....
君をどうやって救おうか

君をどうやって笑わせようか

 一体どうしたら
 君は喜んでくれるんだい?
 涙を見せてくれるんだい?

もし君が許してくれるなら
僕に許しをくれるなら
 ....
母親の帰りがおそい夜、
少女は窓辺により、布団のなかから星をながめる
星を見ていると、自分の気持ちと向き合えた
なぜだか、星が
悲しそうに泣いているように思えるときがある

彼女は星座の名 ....
星降る夜にちいさな灯りがぽつん
ちいさなお家で
窓の外にも聞こえてくる
若夫婦が楽しそうにおしゃべりしているよ

プチプチリルレ
プチリルレ

ここは とってもおいしい と
評判のち ....
磯野家の関係者は歳をとらない
であるならば私はタイ子の元彼という役どころを希望したい
タイ子からは別れたあとも年賀状が届く
しかし届いても届いても時代は変わらず
私は先へ進めない



 ....
また夢を見たんだ、と。
涙で濡れた瞼を押さえて気づいた。

零れおちる夢に薔薇を投げかけて
もう二度と訪れないように、
君に酷いキスをした。


おしまいがあるから、始まりはいつも眩し ....
時よ
止めないで

振り返らないで

一瞬の今を
焼き付けて

消えないように
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
腐りかけのBanana[group]板谷みきょう1*08/12/29 21:31
ほしくずたち山中 烏流6*08/12/29 21:17
山を讃える歌[group]板谷みきょう0*08/12/29 21:10
石のこころ 服部 剛408/12/29 18:49
「 矢切の渡し 」にて 008/12/29 18:35
風の寅次郎・2 408/12/29 17:36
ひなたへ[group]長谷川智子6*08/12/29 13:51
午後のひと時ペポパンプ7*08/12/29 13:13
関のキリンyo-yo4*08/12/29 12:36
緋縮緬あおば3*08/12/29 11:21
名前ろくましん1*08/12/29 10:41
友達小川 葉708/12/29 9:42
積乱葉leaf2*08/12/29 9:23
空本[group]木屋 亞万0*08/12/29 1:55
刑事の勘サトタロ2*08/12/29 1:39
空爆バカA-29008/12/29 0:14
空爆1*08/12/28 23:51
夜のくぼみ松本 涼608/12/28 23:49
としのせ真琴008/12/28 23:47
ノート(45Y,12・28)[group]木立 悟108/12/28 23:15
地球真琴0*08/12/28 23:08
口にしないで朔 水108/12/28 22:50
記憶よーかん208/12/28 22:47
(無題)[group]キキ608/12/28 22:17
ハウ トゥ セイブ ア ライフアヴィ0*08/12/28 21:47
星と少女寅午108/12/28 20:34
小さなパン屋乱太郎24*08/12/28 20:24
時間A-291*08/12/28 19:48
星に願わない水島芳野108/12/28 18:52
ヒロシ008/12/28 18:19

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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