いちばん近いのに
いちばん遠い人と
言うあなた
まさか
私のことだと思いたくはなかったけれど
そのようだ
そっくり
その言葉
お返しします
あなた
私のなにを分かっているの ....
重苦しいんだけどね。非常に。
けど、うん。辛いやろ。お前も、それに俺もだ。
惰性のみで続く関係っつうのは、それこそ結婚うん十年経つけれどいつの日か冷え切っちまった熟年夫婦みたくドロ ....
突然やってくる悪魔ちゃん
おうーーー
自分の力ではどうすることもできないし
場所によっては最悪だ
あいつは何なんだ
本当に空気読めない
たまに私をからかうくらいの振りをして
突然 ....
アニマ
かわいらしいお嬢さん
井戸の底は
カレーズ
遠くヒマラヤの嶺へと
雪解け水を遡ることも出来るし
海には
怪物もすんでいる
誰の心の中にもいるアニマ
イドは
実はバー ....
自由なんて
そう、
限られていて
ぼくはばかみたいに
浮かれていて
そう、
・
きみ、
いまここは
なんだとおもってる
ぼく、
いまここは ....
自分のサイズで歌って行こう。
流行りも廃りも着こなせないし、チョイスするのはボクじゃないみたいだし。
アンタ好みになりたいワケじゃないけどさ、そこら辺のヒミツはチョットだけ知りたい気分なのです ....
ねぇ
親からしたら子供はいつまでも子供なんだよ
お母さんはいつもそう言って笑った
私からすればお母さんはずっとお母さんだけど
もういないお父さんはずっと私にとってお父さんなのか ....
ふゆふあ
あったかいふとん
ふゆふあ
つめたいあしが
ふゆふあ
こぽこぽおふろ
ふゆふあ
じーん、かたまで
ゆげのけつろ
つかのまのひざし
ふゆふあ
めれんげにく ....
「夢見てた恋とは違う・・」完璧主義のあたしです
雪降る街に並んだ ブーツとスニーカー
別れを切り出せないまま やってきた聖なる夜
会話が途切れるたび あなたから話し出す
恋愛だ ....
090120
雪の中に埋めたのは
t.t@edssとICチップ
1939年に生まれた人が
初めて聞いた音楽は
電電太鼓に笙の笛
それとも
並四ラ ....
鼻水をたらした子供が にこにこ笑いながら駆けて来る
すれ違うとき 私の胸に飛び込んで 溶け込んでしまった
子供は まだ 私の胸の中で 笑いながら駆けている
むくむくする 暖かさと
....
知を持って牢ぜよ
豊かに生きて
ただ死んでいくは
櫻のごとく
抱いて抱いて
穢すは
宵名にあらじ
一睡に大輪咲かす
それは夢のごとし
破れども破れども
閉ざされぬ道
あかずの朝
....
あしたから
わたくしは祈るのです
今夜から
わたくしは祈るのです
帰宅してすぐ
わたくしは祈るのです
帰宅してすぐ
今夜から
あしたから
わたくし ....
よだれでガビガビになった枕を
セクシーなはまぐりが
夜な夜な掃除しにきてくれる
俺の目の前にいる奴は全員俺の恋人だ
そんな気持ちで言葉をぶっ放すから宜しく頼むぜ
迷惑に思う奴もいるだろうって言うかほぼ全員が迷惑だろうが
誰彼かまわず愛する気持ちで言葉を話せるって素敵じ ....
やわらかいものになりたかったです
でもぼくはおとなのおとこなので
しゃかいにでていくためには
かたくならなくてはなりません
ぼくはこどもでいたかった
それもおんなのこがよかった
マノン ....
薄く
霜が降りる早朝は
透き通る柔肌に
衣服の滑り落ちる音
快く耳を澄ませる
街はようやくのこと
呼吸をし始めるそうだ
ふくよかに
乳房が笑いながら
云う
喧騒のない街には
....
私という事実は賞与や
垣根になる花から
なっていることに気づきました
だらだらと臭い息を吐きながら
日の目を見ることを夢見ています
哀れみの目で見られることや
好奇の目で見られるこ ....
世界を閉じて栞を挿れた
綺麗すぎる夜だから
目を閉じて君を隠した
消えるの見たくないから
空という言葉よりも
空の青が好きだ
君という言葉よりも
君の声が好きだ
言葉の入りこめ ....
憂鬱なビーフシチューの
だらけた牛肉を飲み込みながら
死にかけのパンを頬張る
乾いた生地がネチネチと
転げまわる口の中
手の指の皮はすべて冷え
もう二度と温まることはない
全身の筋肉 ....
アルミニウムの針を薄暗い雨の中に投げる
眠りから覚めようとせず朝のぬくもりを忘れる
無機質な生命線の上を滑り落ちて重なる偶然のパズル
淡々と過ごす日々自分の影にウィンク
すんだ空気を切り裂くよ ....
貴方なんて嫌い
嫌い
嫌い
嫌い
何度言っても 言い足りない
そう
こんな風に
本当に『嫌い』になれれば
こんな独りよがりな苦しみ
知らなくて済んだの ....
ロマンとリアルの二項対立
希望と絶望の二項対立
理想と現実の二項対立
幸せと不幸の二項対立
信頼と裏切りの二項対立
生と死の二項対立
いつも喜びは悲しみを連れてくる
空にかかる虹は
な ....
悲しみはゆれる
ゆれた後
虚無がやってくる
虚無がやってきたあと
大地に希望が生える
その上に虹がかかる
その上に太陽が輝く
どうして希望は存在するのか
わたしの、からだが
このくうきのなかで
そだって ゆく
うごめくその べつじげんのせいめいたいに
なにか ふるえ、
・
彼女は夏に生まれた
しず ....
淡灰色の木綿
胸元に縫われた
鉤針編みの
ほんの些細な花を
両肘の下で袖をとめる
小さなボタンを
白いタイツを履いた
二つのひざに触る
生成色のピコレースを
顎の下か ....
溺れていく架空の感情と
傷付いていく僕の呼吸
限りなく嘘に近い紛れもない真実
また喧騒の中に
沈む、沈む
嘘と水と夜と
僕は花みたいに死んでいて
君が夢みたいに歌っていた
本当に楽 ....
雪のひとたちが
亡くなってしまった
雪のひとの魂を
雪の中に埋めました
雪のこどもは
なぜそうするのか
雪のお母さんに聞きました
雪の中に埋めたのは
またいつか
雪に魂 ....
この家に時計は六つある
それぞれがすこしずつずれた7:18 AMを報せ
わたしは一番遅いもので目を覚ます
それからカーテンを開けて窓を開けて
酸素をよく含んだ朝の空気を肺に取り込むのだ
曇り ....
風を辿ってみれば
春はいまだ遠い
待っているのかもしれない
病室にいる母に
思いを巡らす
どんな風景を、この雪
窓から静かに
眺めているのだろう
病を患って永い
爪の先からこぼれ ....
3915 3916 3917 3918 3919 3920 3921 3922 3923 3924 3925 3926 3927 3928 3929 3930 3931 3932 3933 3934 3935 3936 3937 3938 3939 3940 3941 3942 3943 3944 3945 3946 3947 3948 3949 3950 3951 3952 3953 3954 3955
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6.1sec.