戦いに勝っていく。
戦いをしていく。
戦いに備えて寝る。
明日は早い。
勝っていく。
勝つことを考える。
いろいろな場所へ行き写真を撮る。
勝って新しいことをする。
いろいろなことをし ....
坊主が屏風に上手に坊主の絵
を描いているところに
東京都特許許可局
の役人が訪ねて来て
裏庭には二羽庭には二羽ニワトリがいる
と教えてくれたので
青巻紙赤巻紙黄巻紙
を携えて駆けつけ ....
短針が少しずつ
牛のしっぽに圧力をかけて
時計がまんなかで 手を合わせるよ
まるで「いただきます」
みたいな「おめでとう」だね
それは温もりある言葉だね
新しくなった人々 ....
翼を張ってゆくものよ
あたたかな地に
まひるの陽に
なびく
しなやかな草たちに
昼から夜、夜明けから夕べへと
金色の弦が鳴る
翼は 風を抱く
....
さあさあかかって来い
挑みたいならかかって来い
おれが胸を貸してやる
やりたいんならかかって来い
おれにはどこも欠点がない
完全無欠の風雲児
不満も不足もありはしない
真円のように満 ....
気付けばここまで来てしまった、が安っぽくていい
ネットカフェで飲むアイスココアの氷が少しだけ
ぴったりよりも、多いので
右こめかみがざわざわと血を滞らせている
それは偽りで本当は寒さか睡眠不足 ....
数十年もの間、腐れ縁の切れない幼なじみがいる
だから数十年間、年賀状を出し合っていることになる
干からびたミミズのような字で
「さかたあけおくんへ」と書いた記憶がある
親同士の付き合いも古くか ....
躰中のやりきれなさを振り起こして
もう 誰も私を止められない
誰も私を縛りつけない
私は あなたじゃない
私自身に変わっていく
理性で抑し殺して生きるのはとっても窮屈だわ
頭でっか ....
ビャーっと貫く夜の 闇の中へ懐中電灯
透明にすかしたラインを スイベルに通し
リールをガチリと巻き取ると ふっと一息
でも足を立て 振ったロッドで もう一投
光が差し
床を やがて1 ....
「あけおめ」って君からのメールが入る
その軽いノリに時々イラつくこともある
けれど
波瀾に満ちた一年を見送ったいまは
それは灯りにしか見えなくなる
なぁ月並みだけど
いまから初日の出を見に ....
敵対する国同士が紛争を解決するには
まず「言葉による対話」が行われ
想定以上の進展がなくなると
「時間切れ」と宣言し
対話は次の段階に進む
いわゆる
「爆弾を使った対話」 ....
ミラーボール
フットライト
スポットライト
シルエット
私達の青春だった
屋上で手作りの
フットライト
秘密で作った。
先輩の家で
打ち上げのパーティー
女の子は皆早く帰っ ....
たくさんの空白の間にある
酸素の泡みたいな
点々が廃れていく
そのよこで
使いすてられる女の子が
水星のような瞳を震わせて
しん、と涙をながす
宇宙のまんなかで
あの娘の好きな ....
081231
攻めるも攻めるも黒金の
攻めるも攻めるも黒金の
攻めるも攻めるも黒金の
攻めるも攻めるも黒金の
攻めるも攻めるも黒金の ....
2009年1月1日
8時59分60秒
僕は一体何をしているだろう?
ある人は笑っているだろう
ある人は喜んでいるだろう
ある人はお酒でも飲んでいるんだろう
ある人は ....
かず子の外側から
年賀状が届く
地平線から地平線へ
わたしの内側へ
できるだけ
かんたんな言葉で
内側から溢れてしまうものが
零れてしまわないように
壊すことだってできたの ....
魚たちよ
今年も申し訳なかった
ボクは
お前たちを傷つけ
時には
お前たちを奪うことによって
歓喜の声をあげてきた
来年も
きっと
お前たちを傷つけることによって
ボクは血の沸騰を ....
休日という空間に。
僕と言う固体が。
特に動くこともなくかといって空虚でもなく
ただなんとなしに呼吸を繰り返しては
ただなんとなしに歩を進める
繰り返される幸と不幸を謳うテレビ番組
す ....
雨の日
ぼくは変化する
感覚の順位が大きく入れ替わる
臭覚が敏感になり、視覚は大きく順位を下げる
いつもは感じなかった匂いを感じることができる
アスファルトが雨を吸い込む時の危 ....
お前の奥底で悲鳴を上げたおぞましい感覚の吹きだまり、沸き立つマイナスの腐臭を浴びながら幾時間が過ぎただろう…お前は歯の裏にこびりついた、些細な食物のかすのことばかり気にしてすべての ....
クリームソーダを注文すると
ウェイトレスは 少し
嬉しそうな顔した
昔の僕は デパートメントストアの屋上に行く
そこで 必ず クリームソーダ
注文して
その透明な緑の泡 ....
Thinking time.
悩んで、迷って
成長する
でもね
YESやNOで
分けられない事がある
証拠や根拠が
なくても、
それだけが
全てではないのです。
物より
....
テストに明けて
仕事に終わる
早い1年だった
短い1年だった。
楽な1年だった
楽しい1年だった
皆に感謝
守られて、癒されて
言葉に生き
言葉に助けられ
言葉を感じ
言 ....
花が咲く頃
にわかに、雨の降る頃
私達
また会いましょう
気がつけば
優しい命に守られていた
夢は近く
本当に、ここにいた
....
ゆるくカーブする 地下道
湾曲する照明に 視線は導かれていく
低い天井の通路は ときどき分岐する薄闇から黒い人影を吐き出している
揺れながら近づいてくる人の視線は
私の背後
どこま ....
その光、希望
この体を照らすことがなくても
輝きをやめず
そこに落ちていてくれるのなら
あたしはそっとすくいあげよう
そして砕いてしまおう
粉々に砕いたその光
粒子状になったその光
....
王子様が手にした
世界の終わりの記憶は
国中を巻きこみました。
王子様が出した命令に従って
暴徒化した住民達は
隣の国を滅ぼし
やがて大陸へ
そして世界中 ....
重い身体を引きずって
けだるい空気を身に纏う
手の届かないものを愛して
非現実的な歌を歌う
僕の太陽
僕の慈しみ
何処を探しても見当たらないから
雨上がりの重苦しい雲が垂れ込めて
....
パンの人がいた
とてもやさしい人だった
パンの人は毎朝耳を焼かれ
いい匂いをさせて目を覚ます
家族をやわらかく包みこみ
ひとときの幸福をもたらしてきた
パンの人はどこか淋しい ....
幾分か前に
脂ぎった雨が降りまして
それからはにょきにょきと
灰色の筍が伸びるようになりました。
ニョキリニョキリニョキ
ニョキリニョキリニョキ
筍どもは馬鹿なので
見境もなく密 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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