引力が、
ある
きみと、ぼく
地球と 月
引力がある
ひきあう
すべては ひきあう
きみに ぼくはひかれる
きみも ぼくに 月に
....
うず巻く ふるえる
心だって
重力には逆らえないんだ
ね ねぇ ぇ
儚さが
すべてじゃあ、ないよね
おいてゆかないで
ゆらり ユラリ ....
今年
いちばんの正直者が
各地で猛威を振るっています
不満なことには覆いをせずに
可笑しいことなら囲いをはずし
感じたことを
感じたままに
まもなく
無上のわか ....
きみはまるで
アメリカの
アニメーションのように
すっとんきょうで
パワフルだね
昨日うっかり
踏んづけてしまった
小汚い雑草のように
たくましい
ああでも
と ....
いつもの背景
崩れる関係
いつかの嘘が
息を潜める
巻き戻しした
フィルムの中まで
過去のふたりは
他人の顔
シナリオ通りに
期待はないさ
だけど台詞が
空白ばかりだ
....
北の最果て
もう君の笑顔はみれないんだね
君から離れる決心をしたのさ
もう恋は終わりさ
君とさよならさ
新しい気分なおしに
北の最果てまで出かけよう
淋しい気持ちを連れて ....
夢を追いかけろ
井上 尚人
いつか君が話してくれたよね
遠い未来のことを
今も希望を捨てずに想っているのかい
努力しだいだと
僕も君に協力するよ
僕にとってできるだけのこ ....
話をしたいんだ
都会の人ごみの中にいる
でも だれとでも
話しができないんだ
見知らぬ人ばっかりだ
夏の都会の出来事だ
誰か話しかけてくれ
話をしたいんだ ....
宵の口と無機質な朝の狭間で思うことがある。
欲しいのは明日だ。
無限に続く未来ではない。
ただ明日が欲しいだけだ。
移ろいがちな季節の合間に見え隠れするそのしぐさは戸惑いを誘うだけだよ ....
きみとの出逢いは
「運命」なんて
そんなコトバで
くくるより
どっちかっていうと、
きみとのこれからのほうが
ボクには
とてもドラマチックなんだ。
あともうちょっと
という人の目は
いつも遠くを見ていて
その眼をぼんやりと見つめている私の目も
きっと遠くを見ている
こんなにもだだっ広い「ちょっと」を持っていながら
私はここに
ミ ....
余計なこと
余計なこと
お祝いメールを
ぽつん
と打って
返事もこない
ただの午後
好きだからこそ
間違える
今の私が
一番きれい
波打ち際の流木に
白いワンピースの後姿
沖に向かって風が吹いたとき
彼女の瞳は
黒曜石のように輝き始める
白のスカートを翻して海を渡り
愛した故郷の港や島影が遠くなると
こ ....
少しずつ壊れてゆきますワタクシを
仕方が無いので
少し苔むした押入れへ隠してゆきます
ただただ願うのは
あの方に見つかりませぬよう
毎日
毎日
祈ります
お母様にだって見つかっ ....
10歳も年下の詩人の言葉。
訳知り顔で愛をかたり
人の眼を凝視する。
僕は見透かされている。
ただただ
負けまいという10年のキャリアという薄っぺらな矜持を持って
対峙する。
....
あの家は
どこに住んでるんだろうね
ほら
ぼくらが
住もうとしていた
あの家は
きみの笑顔のなかかしら
それとも
きょうの
風のなか?
あの家は
どこに
行ったんだろう ....
顕微鏡をのぞくと
あんなに青かった星が
茶色く濁りはじめていた
助教授に
どうしましょうと
尋ねると
捨ててしまいなさい
安全な場所に
と言う
いつもそう言う
わたしは ....
しょうがない
もともと空間は歪んでいるんだから
認識しようとしても果てがない
今日は自転車で
Book offに行ったら
つぶれていた
しょうがない
と思ったら
妻に聞くと
....
貴方の
意味なんてない
と挑発する詩を読んで
心が
ざわっと動いて
コメントを書いていたはずだった
のに
手元が狂って
書いている途中で消してしまった
あぁ、なんだよ
....
陽子の命令するままに動いていたら
わたしは14歳のときに死んでいただろう
光子は文句だけは言うけれど助けてくれないし
ほかの子は側で黙って見ているだけだった
あの時わたしはなぜ死ななかった ....
陽光に余寒あり
沃野の黒土 遠望の白嶺
寒風に身を引き締めながらも
梅花の報に心おどりぬ
時流曲折し
大望得がたくは世の常なれど
黙して時代(とき)に耐えるも
豈(あに)長からじ ....
丘と木々に円く囲まれた円い湖に
憧れていた、いつか行ってみたいと思っていたから。
社会科の時間は、いつも地図帖を探していた;
北海道に1個、鹿児島県に1個、お誂え向きの湖を見つけると、
....
わたしは
救急車を運転してみたい
それはかならず
東京で
あかい
サイレンを鳴らして
夜の街を
走り抜ける
それはかならず
東京で
くるしんでる人を
救 ....
乾湖の鳥
羽ばたかないで
コリオリの魚
身震いしないで
スノウフレークス鈴らん水仙
星くずの瞳こいぬのふぐり
エアリードのフェアリィ
笛を置いて
ハクモクレンに宿るモク ....
{引用=死ぬ気になれば何でもできる…
それは瀬戸際に立たされたことの無い人間の言葉}
新地に棲んでいた頃の母を良く知っているといって
狐目の男が自宅を訪れることがあった
その度 ....
私は醤油派なんだけど
今日は甘くつくる
お弁当は二人分
君は甘い玉子焼きが好き
霜が降りた
歩道の黒い縁石に
雲まで忍び寄る電柱の背中に
今朝のしるしが重なる
雲ひとつない冬空の下を
花嫁が歩いていく
黒地に赤い花を揺らして
うなじに笑顔の雫を落として
半月前 ....
君の声さえ覚えていない僕だとしても
“ことばはまだここにありますか?”
そう呟くけれど
誰の返事も無いまま
僕の声だけが虚空に浮かぶ
文字は喜びを与え
文字は怒りを与え
文字は哀しみを与え
文字は楽しさを与う
文字を発音記号としてでなく
文字が意味を伝うる記号だと捉えられる僕らは
文字を見た時にある像が頭に浮かび
....
ミスキプロスをながめ
デフテックをきき
クーラーのした
くつろぐ
書類の整理
なんもない一日
手紙の返事を書き
ポストに入れる。
読まなくてはならない
本がある。
レポート ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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