こどものころ

公園は島だった

オレにとって

公園は島そのものだった

いくつもの島を

オレは巡るのだった

そのなかでも

雨の無人島がいちばん好きだった

遊 ....
カッ、カッ、カッ、カッ

無心に響く物書きの音

カッ、カッ、カッ、パラッ

あっ、もう誰かが裏をめくった

カッ、カッ、カッ、カッ

――――ハクション!


一斉に持 ....
どうしてもダイヤモンドを買えと言うから、
女って、そういうもんなのか、
しぶしぶディスカウントショップに付いて行って、
俺たちには分不相応なんだよ、そんなものは、
きみが選んだのは、光らないダ ....
あーーーーーーいたい・・・の?
だって無理なのに
あっちには付き合ってる人も
いるんだから

それなのに、あーーーあいたい
あっちゃ、だめなのに
あいたくてしかたがない
人の好奇心に私 ....
冬風浴びて、錆付いた公園のすべりだい
てっぺん見上げたら
薄っぺらい陽の光がやさしくて
その冷たさは一体何度だっただろう

思い出そうとしている
ブランコの軋むリズム
思い出 ....
助手の綾瀬クンの横を通り過ぎると
イチゴの匂いがする、するよ と言ってやると
今朝沢山食べてきましたからと素気なく答える
へえと言う間に うっ嘘ですよ―っと元気に
イチ ....
言葉を知りたければ本を読めといわれた

だからマンガを読んだ

べつにどこぞの偉い人の話ではない

寸分たがわず私の話だ

Toeicで海外出張にいけるくらいのスコアをとった

わ ....
「手紙」

見渡す限りの誰もがのどが渇いていて
水!水!と叫びながら歩いているのに
誰にも耳が付いていないので
互いにそれに気づいていない

伝わることの無い声は
束になって風を起こし ....
郊外の市の人だかり
色めく羽根飾りの裳をひるがえし
震揺する血液の鮮やかに青い光のなかで
賑う民族舞踊の列
褐色にかすむ歳月の画像などあろうか
薫る羽毛を掬う水脈に追われて
朝陽をあびるは ....
涙が止まんなくて

カラカラの私

願いはサラサラ手のひらヒラヒラ

やだ、しょっぱい。

涙が止まんない

ねえ、こんなにしょっぱかったっけ?

そしてまた願った

いつ ....
湯船のふちまでお湯を張る
そっと揺らさぬように
しずかに身を沈めると
溢れ出たお湯が
洗面器をさらった


体の芯がやわらかくなるまで
ゆっくりと数をかぞえる


  幼い頃
 ....
太陽が楕円形に回転するカッターの
切れ味になった日、棒アイスに舌を
カミソリのように当てオアシスを快
感する少年と煮えきったアスファル
トでぐらぐらに煮えきった仔猫の死
骸が蜃気楼の波間に飲 ....
ハンドルを回して
開けたり閉めたりを繰り返す、水門の鉄扉の前で、
僕らは迫りくる波に何度も呑み込まれ、鼻につく臭いはともかく
時間は麻痺していた。真夏の昼間、水辺で遊ぶ僕らを
釣り人たちは河童 ....
「あきらめるな」っていうのは君の口癖
「もう、やめた」は僕の口癖

正反対の方向にいる君を僕は
とっても大きな壁だと思うんだ

いつも目の前には君の大きな背中
それを僕はただ見ているだけ ....
言葉が消えた。
心の凪。
思想の真空。

言葉が失せた。

耳を塞いでシャワーをあびる。
耳じゃなくて皮膚が水のつぶての音を拾う。
あの感じがいとおしい。

僕は愛しているというS ....
美しい雪は 燦々と降る
野にも山にも私の肩にも
佳き人の屋根にも
悪しき人の庭にも
慈しむように輝いて降る

美しい雪は 温かく積もる
芽吹く命を見守るように
枯れ枝の先にも
苔生す ....
古く哀しい裏通りを急ぎ足で歩き過ぎたら
今にもお前の呼ぶ声が聞こえてくるような気がして
すり切れた俺は気が気ではなかった、あの、あの曲がり角から
軸をなくした ....
特製苗床を用意
鉢底石と赤玉と鹿沼と
なんだっけ?パーライト?。
熱湯で害虫(の卵)駆除
ないと思うけど念のため
さらに竹酢でカビ予防。
ソープストーンの種の包み紙を開いたら
薬包紙弾い ....
 雄大なる大自然の彼方の果てを
 奇蹟と名づけよう
 あなたとの刻
 寄せては返す波の如く
 迫りくる愛に
 遥かなる未来を託して
 明日には終わりはない
 続いていく
 彼方まで
 ....
とうとうからっぽになってしまったのに、それを充たすための夕暮れはまだ十分に短いとはいえないから、もうかなしさだけしか残っていない砂時計のなかで渦を巻きながら赤くなってゆく針が、たとえば海のうえにあるも .... 所記と能記をはさみでしょきしょき
もしも切り分けられたなら

所記は正体なくすだろうか
能記はのうのうのさばるか

ことばたちの色つやは 
鈍器の鈍色に似ていて
混色の四則とは違う
 ....
砂まみれの虹をわたりながら
つや消しの空間に夢をトレースする
幸せそうな光たちをそういう気分で俯瞰する
本当の意味で読み取る歴史の上の明日の流れ星を数えて
血まみれのキーボードに移植す ....
信じたい部分があって。

たぶん覚悟も決めてみたりして
悩んだりして
夢をみたい部分が

いつか

信じてみないと

いきたくない


自分が得られないものが欲しくて
得て ....
人の輪ができる。
冗談言って
気づかって
けなされて

君はダイヤモンドのようだ
そんなに大切か?と喜んだら
いくら傷つけても傷つかない。
その位、図太い奴だ、と言う。

ボーリン ....
許される蛹に樹は満ちて
もう何年も蝶を見ていない
枝を流れる蛾の骸
葉には卵も幼虫もない


ただ在るだけの糊しろの日々
いつも声と指ばかり見て
そのほかのあなたを ....
自分を壊したい衝動(自傷 自殺)

自分以外を壊したい衝動(破壊 加害 セックス)

それらをずるずる吊り下げて歩いていた。

自動販売機に光るコーラを買うお金をもっていなかった

僕 ....
あのねえ、俺だってね、一応男の子なんだぜ?

オオカミにだってなっちゃうよ?ほんとにさあ。

ケンカになったら負けそうだけど。

いや、お前にゃいつでも勝ち目はねえか。
 誰も何も
 映さない鏡
 昨日も明日も
 今この瞬間も
 映さない鏡が欲しい
 何もかもが
 映り込みすぎて
 息が苦しい
 誰も何も感じずに
 通り過ぎていくだけなら
 不透明 ....
灰色の廃墟の中で結局僕らは

怖じ気づいてしまった

昔見た夕日今見ている夕日

何も変わらないけど変わってる物は

僕の感情移入だけだった

連続で変わる全てのチャンネ ....
基本的に
ものすごい
マイペースで
温厚な上に
平和主義者

(というか単なる面倒臭がり屋ともいう)

な俺でも、
どうしようもなく
理不尽な現実に
叩きのめされて、
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雨の島吉岡ペペロ409/2/13 10:07
テストきりはらいを...309/2/13 9:09
とおりがかりのフーガ Giton2*09/2/13 5:39
あいたい夜恋009/2/13 3:46
タイトルかのこ109/2/13 2:57
呆日ヨルノテガム5*09/2/13 1:23
心が向き合って短角牛009/2/13 0:39
思いについての断片3*09/2/13 0:17
朝の壺アングラ少女209/2/12 23:42
創書日和「塩」 彼方海[group]そらの とこ5*09/2/12 23:33
浴室ことこ11*09/2/12 23:09
ブリーチとかジエンドオブ・・・とか飯沼ふるい009/2/12 22:57
水門プテラノドン209/2/12 22:48
_とわ109/2/12 22:41
失せた言葉/愛の代入Anonym...009/2/12 22:21
美しい雪は黒田康之109/2/12 22:18
いつかどこにも行けなかった旅人のはなしホロウ・シカ...3*09/2/12 22:18
今日のご不幸くろねこ109/2/12 21:48
『波間』あおい満月2*09/2/12 21:41
(とうとう…)ケーチェ109/2/12 21:35
88鍵のためのエチュード/時の枝海里109/2/12 21:28
砂まみれの虹モリマサ公1509/2/12 21:20
運命みたいなまきちぇり009/2/12 20:08
ダイヤモンドの心ペポパンプ5*09/2/12 19:04
夜盗夜木立 悟509/2/12 17:14
自分についてsatyri009/2/12 17:04
ったくお前はかわいいよBOOKEN...2*09/2/12 16:40
『鏡』あおい満月2*09/2/12 15:49
人間殺戮兵器こめ409/2/12 15:46
今日もお世話になりました。(悪)009/2/12 12:34

Home 戻る 最新へ 次へ
3888 3889 3890 3891 3892 3893 3894 3895 3896 3897 3898 3899 3900 3901 3902 3903 3904 3905 3906 3907 3908 3909 3910 3911 3912 3913 3914 3915 3916 3917 3918 3919 3920 3921 3922 3923 3924 3925 3926 3927 3928 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
9.05sec.