マクドナルドの隅で自慰をして
 汚い安食堂のうどんで身体を温める
 指の指紋が剥がれるくらい
 心が痩せて
 今日も化粧のノリが悪過ぎるわ

 明日が春で
 あさっては春
 ....
クラッカーが鳴らされた
遠い船旅への出航にも似て
さまざまな色の
無数のリボンが流れては
黒い羅紗の床を汚してゆく
ひとつの別れなのか
祝うべきことなのか
知らない
どこへ ....
 
ものごころついたときから
あるもよおしものが
そこでおこなわれていて

開催期間:ひとのきかん

とかかれてあるので
ふしぎにおもい
うけつけのおねえさんに
ひとのきかんとは
 ....
同じ図書館は二つとないね
どの図書館も違う

引っ越したあとも使っていた
利用者カードの期限が来て
今度は更新できない

一度別れてしまった恋人の手や髪や唇には
二度と触れられないよう ....
今日一つ嘘を吐いたら

明日も嘘吐かなきゃなんなくなって

その次もその次もいっぱい嘘を化粧したら

私の顔がみるみる別人に変わり

いつしかオオカミになっていた
彼女は
どうして
あんな風に厳しい言葉しか吐けないのだろう

どうして
幸せな結果だけをストンと胸に落とさずに
すぐに解説者になろうとするのだろう

 あなたに解説してもらいたいと
 ....
荷を負う人々の足
裸足の足裏に小石のむごく食い込む
しかし頓着はない
人々が見上げているのは一羽の鷹

苦役に口を開き
前後の者を探す目は黄色い
荷の重さは一刻一刻と肩を歪め
頭上に日 ....
ぼくの ては
なかへ なかへと
てを のばし
すべてを だいなしに
してしまった

あの はかなさを
いきること、というのだろう
あの こどうは
もとめる、ということなのだろう
 ....
一週間ぶりに
病院に行くと、
よっ、と
笑顔をつくっていくと、
きみは
雨の中でかがやく
太陽のような笑顔をわらう。
そうして
よっ、と
握り拳に近い
Vサインをする。
ああ夢みたいだ
のみこんだ群青
ぼくを加速させる
きみは幾度も
刹那を待ってる





ながめる宇宙は
果てしないが
ぼくがいる世界は
ここにある
きみの瞳には ....
四十路をすぎたわたしに
「きれいね」
と言われることが
たびたびあって
とくに意識していないけれど
そう見えるのであれば
思い当たる節は
かすかな恋心を隠していることか

想うに成ら ....
開いて閉じてパカパカパカ


光った気がしてパカパカパカ


震えた気がしてパカパカパカ


手持ちぶたさでパカパカパカ


一人じゃないよのパカパカパカ


友達たくさ ....
ビタミンが欠乏しているから
女にもてないと主張するFさん34歳
彼の朝は一杯のカフェオレから始まる
お気に入りのBGMを聞きながら
優雅に紫煙をくゆらせて
カフェオレを口にするたびに
苦み ....
壊れたひとつの器の代わりに
金と緑の流れのなかを
ひとつの仮面が鳴りつづけている


はざまの窓をしたたる空
鳥がゆうるりと
首を踏切へ向ける


夕の稲荷
 ....
耳を焼け
耳を焼け
体内を聴け
正しくはない
美しくない


体内はもういい
正しさも
美しさも
もうどうでもいい
おまえでさえあればいい


また ....
ひかり/ぶれている、腕
扉の向こうでは
誰も彼もが微笑んで
私を見つめている


頬の肉が
引きつって千切れるほどの衝動

愛想笑いも
程々にしなくては、という ....
あたたくて大きな腕、海みたいにたゆたう夜
肋骨ごと壊されそうなくらいにきつく抱きしめられて
まるで小鳥みたいに震えていた、僕の
この赤い心臓を、たとえば掌でぎゅと掴んでみて
潮騒のように押し寄 ....
ねんごうのとなりに
わたしが
そのとき
どこにいたか、を
しょうさいに
きにゅうする

そこには
ぼーるぺんの
きずだけしか
のこらない
しろとくろのせかい
数字の1はいつだって矢印
高みへと誘う

だけど航空技術の基礎としては
銀ヤンマ
水の匂いには弱い

睡蓮とセイレーンに呼ばれ
オーニソプター
鬼さんこちら

里芋の葉の水滴のよ ....
溢れてしまった
だから君はもうここに居ない
溢れてしまった
だから君は飼い猫じゃなくなった

神様アレルギーな僕は
祈ったりなんて出来やしないし
どこにも救いなんてなかった

螺子が ....
まだ名づけられていない、
連続する瞬間で構成された時間を
拾い集めつづけても 
綴じるためのすべを、忘れてしまった



わたしたちは、かわるがわるに
世界を四角く切り取ったり
はが ....
市が私の自転車を撤去したので、意味不明な遠さのヘンピな保管場所まで取りに行くか、新しいのを買うかしなくてはならない。
ほんたうにめんだうくさい。

外人が引っ越すからそして本棚をもらう約束をして ....
夕暮れの水位は
さざなみ
浅い胸に、さざなみ
空白で埋めたはずの
小さな画布が
素朴に満ちてゆく

海面に浮かぶ
危うい杭に
うずくまる鳥の
膨らませた羽から
零れる文字のやさし ....
もうどれくらい死んで生まれたかなんてことはもはやどうでもよかった
つめの表面がするするしていて私はそれをむさぼるようにさわっていた

たぶん朝、昇りきった陽の光の中で目を覚ませば
つめの間にぎ ....
萌え女と秋葉系男
「俺学生の時はバスケしててさ」
「えーかっこいい。もてたでしょう?」
「そんなことねえよ 彼女いたしさ」
「そうなんだ何人くらいと付き合ったの?」
「えー覚えてねえ」 
 ....
今日はあの人に会う。1週間振りに会う。

どんな顔してたっけ?思い出そうとするけど上手くいかない。

でも、あの人のことを考えると心臓がいつもと違うリズムで動き出す。
あの人のことを考えると ....
インドマグロの顔面
それは でかい
目玉のひとつひとつが
でかい 黒い
かぶと煮を拵えて
町のおばあちゃんに
振る舞いたいけれど
高いから止した
なんで人は肉のままではいられないのだろう。
朝の塵の部屋で思う。

自身の真空を真空のままにしておくこと
奪われたままのすがたで立っていること

うめようとしないこと、真空を、安易な他者へ ....
とりあえず嵐は去った。
通り過ぎてしまえば、すでに遥か彼方の光ファイバー。

それでもあともう少し、アト少しだけ、きっかけが必要かもね。
この不快感はキライじゃない。

自分を削ぎ落と ....
出口が見えないのかい。

なら作ろうか。


自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
若い女ヨルノテガム14*09/1/30 0:33
錦繍水町綜助8+*09/1/30 0:30
ひとのきかん小川 葉8*09/1/29 23:43
さようなら図書館小池房枝1009/1/29 23:33
創書日和「嘘」 嘘吐き化粧[group]そらの とこ4*09/1/29 23:08
彼女は僕の鏡像だからkauzak1*09/1/29 23:04
音阿弥花三郎109/1/29 23:01
ぼうきゃくの やみ玉兎109/1/29 22:59
雨の中の笑顔草野大悟4*09/1/29 22:52
のみこんだ群青ゆうと5*09/1/29 22:47
もうすぐ春が来る蒼木りん209/1/29 22:24
開いて閉じてつゆ2*09/1/29 22:07
抗議セガール、ご...809/1/29 21:48
夜とかけら木立 悟109/1/29 21:27
ノート(45Y.1・29)[group]209/1/29 21:25
睡中魔山中 烏流4*09/1/29 20:52
幸せクジラの旅かのこ209/1/29 20:11
りれきしょ玉兎109/1/29 19:43
88鍵のためのエチュード/俯瞰海里209/1/29 19:23
神様アレルギー浅井実花109/1/29 19:09
未完の、ソネット 「遺」望月 ゆき17*09/1/29 17:14
ペ・ヤングムudegeu...009/1/29 16:41
素描佐野権太19+*09/1/29 13:59
するする因子109/1/29 13:54
隣のカップルこうこ309/1/29 13:49
ほわほわつゆ5*09/1/29 11:32
セガール、ご...109/1/29 11:27
ちりのなかで世古 和希1+*09/1/29 9:23
台風一過BOOKEN...4*09/1/29 9:05
……、(悪)109/1/29 8:47

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