うなだれた首を振って
どこにむかう、幾億の足音で
東京サボタージュが蔓延し
路上には、名残り
 
渇いたって無駄な服を着て
女と男は露になる
朝焼けから
どうしようもない夜までの ....
君を想うと胸が苦しくて

もう振り返らないと何度も呟いた

でも、さよならも告げずに去り行く後ろ姿が

今も忘れられなくて…



あの頃の僕はいつでも

人の心弄んで

 ....
甲子園に行くためには名投手が必要である
バッテリーの才能がずば抜けていれば
守備や打撃にさして強みが無くても勝ち残っていける
二人の青年が呉琉紺駄高校に入学し、万年予選敗退だった野球部で
その ....
[猫の死]

信号機の、黄色い明かりが目を瞑ると
道路に赤い血液が広がっていた
瀕死の猫の目は、虚空をさまよいながら
何かを探しているようだった
わたしと目が合うと
何かを訴えるように瞳 ....
 
 
 
澄み切った青は不気味だ
今にも飲み込まれそうだ
鏡越しでは
やけに小さく感じた
 
寡黙なヒロインを演じた
全て作り物の心だ
濁っているのか
端の方は鈍い色で
 
 ....
工事現場に木漏れ日が舞って
例えば、私なら
指差したりするような時間
風上から流れるのは
どこかの夕飯の匂い

昨日より長い夕焼けが
何より、確かな時間を告げている
 ....
               090202



正直者の人間宣言
錯覚から生じた擬態
みたらし団子に群がる
蟻を見つめながら
不覚の覚悟を自覚する家の崩壊に伴う不確実な意識
覚醒 ....
 
心臓にも
記憶があるらしいんです、と
その透明な
心臓をもつ少女は言った

にくたいが
ほろびてもまだ
記憶というたしかなものが
あったとは

わたしは思って
しかし
何 ....
海図を広げ ありえぬ海域をめざす
日没には出発せねばなるまい
もはやこの港も甘い母乳色の波が立っている

錨を上げ 滑らかな鉄にしがみつく牡蠣をとる
晩餐に間に合うように
夜が甲板にも帆に ....
空に浮かぶ星に自分の名前をつけても
決してその星を手にすることはできないように

ただ遠くから眺めることしかできなくて
諦めることしかできないこともある

               ....
焼けた石の上を滑らかにすべる水銀。
光ったかと見えてそこにはない。
それは一匹のトカゲ。
生き物である事を頑なに拒否する。

草むらに放られたまま忘れられたナイフ。
発見からまぬがれる殺人 ....
思っていたよりも大変で

追われて仕方がない
と、いうよりは
走り方が分からない

何をしていいかも分からない

すくんでもがいているだけの
今日を

逃げ出したい
逃げ出した ....
聞きたいのは
君の声なのに

僕の耳には
届かなくて

聞きたいのは
君の声なのに

風の唸りが
響くだけ

木枯らしのふく頃に僕らは出逢い

何度めかの春
永久の別れが ....
枯井戸が
カレイドスコープだったのでした
脳天海馬落とし

深きものどもの故郷では
ダゴンが団子茶屋をしていました
ウィル・オ・ウィスプ
明かりを下さい

授業中の少女たちよ
全て ....
黒と白の濃淡の世界で

時間が止まっても
風は流れる

想幻の草花を
鱗のように
たなびかせるのです
ベッドタウンを目指した住宅地の一角が消えた。
僕らがまだ建設途中だったそこに 忍び込んだとき、
辺り一帯、今となっては恋人の到来を予測させるのに充分な
二階の窓は、透明なビニールシートが張られて ....
真夜中に
目が醒めて
また哀しい夢を観た

いつも 
同じだ

寝室には鏡を置かない
目が合うと
わかってしまうから

昼間の私が
全部嘘で
もう
誰も信じてなくて

 ....
お風呂にゆっくりつかって、体の隅々まで丁寧に洗ったら、

ああ、自分は女の子なんだな、という気持ちが溢れてきた。


なんでそう思ったのかは自分でもわからない。


あの人に比べれば華 ....
未成年が
足を引っぱるには幼くて
夏の真ん中は撹拌された

期待通りの{ルビ化学反応=ハロー・グッバイ}
急回転からの{ルビ摩擦熱=ロマンティック}

  ばっかみたいだ
  ばっかな ....
誰かを無性に愛して

愛撫したくなる
どうしようもない衝動


だけど今は

風が吹くだけ


誰もがただ

通り過ぎていく


叫びにも気付かずに
ブルーブラックのインク
 
闇の色に一番近く
夜空の星の にじむ輪郭を描く 
深宇宙の色彩

ブルーブラックのインクが着いた指先の染みに
不器用な恋と発熱の記憶がうずく

大学ノ ....
お茶を挽く

この歳になってそんなことばの意味を知る

四畳半にも満たない小さな部屋
気まぐれなエアコンの吐き出す乾いた暖気が
枕元に畳んだ洗いざらしのタオルへ靡く

恋人にしてあげて ....
きみの歌は
四散して、きみたちも
四散して、
四散していったものたち、言葉

何ひとつとして
きみと
ともには行かなかった、かつて
わたしはきいた、
はずの
きみの
四 ....
近所の七歳のはっちゃん
「僕は100メートル泳げるんだ」
はっちゃんは嘘つきだ

ある日はっちゃんは言いました
「明日地球が滅亡するんだ」
はっちゃんは本当に嘘つきだ
当たり前だが明日は ....
風に逆らって
発射してみた
ションベンは
バラバラになって
ホップアップして
きちんと口から体内に戻ってきた
多分
しょっぱかったと
記憶していると思うが
詳細について
きちんと記 ....
話を聞いてくれて
食べる勇気をくれ
優しい、嬉しい、
千羽鶴を折ってくれた

ゴミを捨ててくれて
体温測って
脈とって
呼吸数計る。

古内東子の曲を
テープに入れてくれた
別 ....
24時間をベッドの中で過ごそう
ジョンとヨーコの名前なんか出しちゃ駄目だぜ
24時間をベッドの中で過ごそう
羽毛布団に包まれながら
あぁ

最近夢見が悪いのですよ
やたら精神力を削るよう ....
体がぞくっとして、自分のものじゃないような感覚になった。


どうやら私の体にあいつが侵入してきたらしい。



冗談じゃない!あっちへいけ!



抵抗も虚しく体をあいつに明け ....
■黄色と白の中間色に近い色の岬のさびしい聴覚の水道 - 上水道 - 中水道 - 下水道垂直に

■金色に音楽的芸術は淡黄色または淡褐色のテロにより引き起こされる災害を逃げてゆく

■熱情の試み ....


恋にはあなたが必要だ
あなたは僕を和ませる
愛にはあなたがかかせない
あなたのために僕は苦しむ




あなたがいくつ歳を重ねようと
ぼくはあなたの若い歳しか覚えてい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雨があがると黒子 恭209/2/2 2:05
歌詞風将たんwor...109/2/2 1:57
透明宣言木屋 亞万3*09/2/2 1:55
猫の死結城 森士109/2/2 1:47
レフ蟹太郎209/2/2 1:14
空、ひと山中 烏流8*09/2/2 0:47
透明宣言あおば7*09/2/2 0:16
小川 葉5+*09/2/2 0:09
黄昏丸日誌音阿弥花三郎009/2/1 23:29
澄みわたる夜空kauzak6*09/2/1 23:24
トカゲ音阿弥花三郎009/2/1 23:06
走るkiyuu009/2/1 22:57
?彌月109/2/1 22:49
88鍵のためのエチュード/地下湖の春海里109/2/1 22:45
草原夜恋309/2/1 22:32
ベッドタウンの見えざる窓プテラノドン209/2/1 22:30
うつしみuminek...10*09/2/1 22:13
芽生えつゆ2*09/2/1 22:10
邂逅〜from the summer upward〜伊月りさ4*09/2/1 21:51
衝動ヒロシ009/2/1 21:27
ブルーブラックいねむり猫109/2/1 21:22
飾り窓のひと恋月 ぴの16*09/2/1 21:17
きみの歌は四散してこもん1109/2/1 20:33
近所のはっちゃんこうこ109/2/1 19:41
強風下の強行突破北村 守通209/2/1 19:41
白衣の天使様ペポパンプ5*09/2/1 19:35
デートをしよう虹村 凌3*09/2/1 19:23
あいつ[group]つゆ3*09/2/1 18:22
帽子の女《81》柴田...11*09/2/1 17:37
あなた乱太郎20*09/2/1 16:57

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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