{引用=因みに、
今日の夜は丈夫ですよ}
消灯時間は過ぎたのに
カーテンのゆらめきを数えている
冷蔵庫の唸りは
パレードの始まり
睡眠麻痺は中枢をゆっくりと壊していく
本当は何がしたいの ....
見える物を踏めば
黒い声を着れば
舌は隠さず
縞馬は隠さず
頭の天辺に居る意味を
臭い息を吐く音を
たまったものは
こめかみで考えている
体の震えを
拭いてまもれら ....
裏返しのミラーボールが
わたしを残して膨張し続け
鋭利はない、
鈍器もない、
じゃうじゃうの手足しかない、
わたしはわたしを壊そうとする
怖そうなわたしを壊そうと
するのにわたしを壊せな ....
{引用=きみの目にうつる
太陽のひかり
ばかばかしくなっちゃうほど
青いばかりの空
きいたことのない声で
うたったことのない、
ことばを伝えたい
空にとびこむ ....
洗えるお母さん
あたためますかお母さん
出会い頭にお母さん
やわらかめお母さん
おふざけが過ぎますなお母さん
スナイパーお母さん
ちょい悪お母さん
改革お母さん
ねっとりもっちりお母さ ....
素数って
なんだろう
素麺みたいなものだろうか
こどもの頃
母は休日になると
素麺をつくってくれた
ぼくは
いつもわりきれない気持ちで
それを食べていた
世の中 ....
7番ホームから帰りましょう
お家へと
始まる場所へと
帰りましょう
回れ右と左を指す矢印にも
何もかもを消し去る赤い四角にも
目もくれずに一息に
7番ホームから帰りましょう
....
愛を刻め
それは落ちぶれた残像
永久にとけぬ太陽
見えない幻までもが
戦慄の力を恐れている
ほころんだ未来が
偽りだと気づいても
もどかしい前進
がむしゃらな呼吸は
沈黙の勝 ....
太陽を解体した
肉と光沢だった
肉は森になり
海と川は光沢から作られた
太陽のあった場所は
瞳に焼き付き
ずっと円く光って照らした
そういうものだっ ....
今も録音してくれているのかい?
洗脳都市はサイバー・ショットのシャッター音で再生して形成してゆく。 ....
右から左へ弧を描き
水は何も言わずに消える
虹が残る間だけ
沈みかけた道が見える
炎の点が音に揺らぐ
仰ぎ見るたび止まる雪
歩く影にしがみつく雪
土の上の ....
一呼吸置く、世界だったり
待ち人は来なくとも
息は吐けます
卵の丸みを写してみた紙には
吸い込まれそうな白さはどこにもないのです
変容のない毎日です
僕らは生まれていますでしょ ....
信号が立っています
青い光を放っています
不自然なほど続く直線に、等間隔に立っています
そこを一台の車が走ります
おもちゃみたいな赤い車です
後ろに引いてネジを巻かなくても走ります
辺りは ....
唐突に愛してる?とか聞いてくるキミ
そういう難しいことはカントに聞け
やぶから棒にあたしと詩とどっちが大事なのなんて聞くキミ
そういうややこやしいことはニーチェに聞け
僕はそういったこ ....
やさしく泣ける理由を
さがしている
冬は、つめたく
懐かしむものなどないけれど
遠く、とおくを見る
いつまでもみていられない
ゆめを見ている
眠れない夜はつきが恋しい
溶けるお ....
夜の夢
至極甘い響きに酔う
残された赤い花に似合うかすみ草のよう
寄り添う誰でもないあなたが
はらり と触れた
どこにもない指
何も告げずに散ってしまった
む ....
?
加速を付けようとする度にガタガタと揺れる高崎線
高速で惰行運転に入っても細かい振動は収まらず
それは日常にはありえない乗り心地で不安で
あまりに快適な運転に馴らされて居たことを知る
....
思いのほか力強く、打ち消され。
思いのほか脆く、強いのです。
そんな中で生かされています。
なぜに意志をもってしても逆らえない闇。
だから
見上 ....
ルシファーよ
驕り高ぶる地獄の王よ
貴様が何だと言うのだ
貴様が何だと言うのだ
私は何も怖くなど無い
ルシフェルよ
かつての同胞よ
自らの翼をもがれた愚か ....
わたしは女になりたかった
歪んでゆく愛の中で
愛されながら絶望していったのです
歪みはあなたかもしれず
わたしだったのかもしれない
もう原型さえもわからないものを
あなたは愛と呼び ....
いつも君の事想っているんだ
短い時間だけれど会話して
僕の瞳を見つめないでくれ
とてもガラにもなくて恥ずかしいから
僕の話しはおもしろいかい
君と会ってる時以外は何時もブルーなんだ
君 ....
回転する車輪。
スピード。
スポークは隣のスポークに溶けスピードを醸成する。
ちびくろさんぼのタイガーがバターを醸成するように。
スピードを有している僕は
その構造を知る ....
何処かが
とても歪な僕は
何処に居ても
居心地が悪い
何処かに
嵌め込まれると
何処かが痛くなる
出来損ないのピースだ
中途半端に
途中下車を
繰り返してきた
半端者 ....
僕を離してくれなかった。
僕を笑ってくれなかった。
楽しく行こう
笑って行こう
くっ付いて来る人
断る人
追っている人
年賀状の来ない人
生きているもの同士が
くっ付いたり離 ....
涙はしょっぱい
だけど、海のしょっぱさと
同じだったか
ここ最近
ずっと
海に行っていないから
海の味を忘れてしまっていて
確かめようがない
海はしょっぱい
だけど、涙の ....
傷ついた心を癒す詩は 自らが傷ついている時にしか書けない
心を弾ませるような詩は 自らの心が弾んでいる時にしか書けない
自分の感情に嘘をついて 本心じゃないような詩を書いても ただ空虚 ....
デンバスの丘を駆け上がれ
そこには 真がある
早く早く駆け上がれ
そこには 愛がある
デンバスの丘の真ん中には
底がある
深い深い底がある
そこには 醜がある
悪の掃きだ ....
世界に追いつけないでいるわたしに、椅子が用意され
明日という不在について語れと言う
目を閉じたときにだけ、
かつて捨ててきた言葉たちが 戻ってくる
根を、そこここに生やしては 日々 ....
暗い鉄の扉の鉄格子の中で
はりつけに された
叫んでも わめいても
誰も来ない
来るのは食事と薬の時だけだ
あ〜ぁ 狂ってしまいそう
自分を守るため。
そう言い聞かせて、自分の周りに壁を作っていた。
出来るだけ高く、高く、俗世間の風景が目に入らないように。
だけど、私を守っていたはずの壁は、私からあらゆ ....
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